会津高原尾瀬口駅
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(会津高原駅から転送)
会津高原尾瀬口駅 | |
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駅舎(2006年8月) | |
あいづこうげんおぜぐち Aizukōgen-Ozeguchi | |
福島県南会津郡南会津町滝原字羽根子1056-1 | |
所属事業者 |
会津鉄道 野岩鉄道 |
電報略号 | コケ(会津鉄道)・アコ(野岩鉄道) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
(会津鉄道)-2015年- 36人/日(降車客含まず) (野岩鉄道)-2015年- 224人/日(降車客含まず) |
開業年月日 | 1953年(昭和28年)11月8日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■会津鉄道会津線 |
キロ程 | 57.4 km(西若松起点) |
◄七ヶ岳登山口 (4.3 km) | |
所属路線 | ■野岩鉄道会津鬼怒川線 |
キロ程 | 30.7 km(新藤原起点) |
◄男鹿高原 (5.7 km) | |
備考 | 共同使用駅(会津鉄道の管轄駅) |
会津高原尾瀬口駅(あいづこうげんおぜぐちえき)は、福島県南会津郡南会津町滝原(たきのはら)字羽根子にある会津鉄道・野岩鉄道の駅。
会津鉄道会津線と野岩鉄道会津鬼怒川線の分界駅。会津鉄道会津田島駅までが電化区間のため、特急「リバティ会津」は直通運転される。
歴史
[編集]- 1953年(昭和28年)11月8日 - 日本国有鉄道会津線の会津滝ノ原駅(あいづたきのはらえき)として開業[1]。
- 1966年(昭和41年)5月1日 - 野岩線起工式を当駅で挙行する。
- 1971年(昭和46年)8月29日 - 荷物および車扱貨物の扱い廃止[2]。営業要員の廃止にともない、旅客の取り扱いについては駅員無配置駅となる[3]。運転要員のみの配置とする。
- 1972年(昭和47年)11月1日 - 小口扱い貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)11月 - 棒線化。当駅での運転取扱廃止。
- 1986年(昭和61年)10月9日 - 野岩鉄道会津鬼怒川線が当駅まで開業し、会津高原駅(あいづこうげんえき)に改称[4]。野岩鉄道の管轄駅となり出改札業務を再開。この時点では会津線が非電化のため直通運転は行われず、両路線とも当駅で折り返していた。
- 1987年(昭和62年)
- 1990年(平成2年)10月12日 - 会津線の当駅 - 会津田島駅間が電化され、会津鬼怒川線との相互直通運転を開始[5][6]。
- 2003年(平成15年)3月19日 - 当駅の管轄を、野岩鉄道から会津鉄道に移管する。
- 2005年(平成17年)3月1日 - 東武・野岩・会津各社のダイヤ改正で、浅草駅 - 会津田島駅間で運行されていた東武鉄道急行列車「南会津」が廃止(東武線内運行の「ゆのさと」に変更)。代わって会津鉄道から1日2往復の「AIZUマウントエクスプレス」が東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅までの乗り入れを開始[7][8]。
- 2006年(平成18年)3月18日 - 会津高原尾瀬口駅に改称[9]。
- 2022年(令和4年)3月12日 - 会津鉄道線内の普通列車の気動車化に伴い、会津鉄道と野岩鉄道の直通を特急「リバティ会津」と快速「AIZUマウントエクスプレス」のみに縮小[10]。
駅構造
[編集]会津鉄道の管轄駅であるが、前述のように会津鬼怒川線の開通当初は野岩鉄道の管轄であったため、野岩鉄道仕様の案内サインも混在している。駅舎は線路の西側に立地し、ホームとは新藤原方の構内踏切で連絡している。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先 |
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1・2 | ■会津鉄道会津線 | 会津田島・西若松・会津若松方面 |
■野岩鉄道会津鬼怒川線 | 新藤原・鬼怒川温泉・下今市・新栃木・浅草方面 |
行違い時などの一部の例外を除き、会津田島方面からの列車が1番線、新藤原方面からの列車が2番線に入線する。
駅舎窓口では、会津鉄道及び野岩鉄道の乗車券(東武鉄道への連絡乗車券を含む)と東武鉄道の特急券を発売している。
駅構内の新藤原側に、既に本線とは接続されていない転車台の遺構がある。
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改札口(2021年8月)
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ホーム(2011年11月)
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駅に併設されている「会津高原駅プラザ憩の家」(2011年10月)
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転車台の遺構(2010年5月)
利用状況
[編集]乗車人員推移 | ||
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年度 | 会津鉄道 | 野岩鉄道 |
1996 | 540 | |
1997 | 477 | |
1998 | 433 | |
1999 | 422 | |
2000 | 74 | 386 |
2001 | 66 | 375 |
2002 | 55 | 373 |
2003 | 52 | 348 |
2004 | 41 | 323 |
2005 | 41 | 334 |
2006 | 38 | 310 |
2007 | 38 | 314 |
2008 | 30 | 304 |
2009 | 27 | 271 |
2010 | 33 | 263 |
2011 | 33 | 216 |
2012 | 36 | 266 |
2013 | 33 | 263 |
2014 | 49 | 247 |
2015 | 36 | 224 |
駅周辺
[編集]かつては当駅から檜枝岐村・尾瀬(沼山峠)方面へ至る会津乗合自動車(会津バス)の路線が発着していたが、2024年10月1日より路線再編に伴い会津田島駅発着に変更され[12]、当駅への路線バスの乗り入れが無くなった。ただし当駅を終着とする特急「尾瀬夜行」「スノーパル」の運行時には、同列車利用客専用のシャトルバス(尾瀬方面もしくはたかつえ・だいくら方面)が接続する。
隣の駅
[編集]- ■特急「リバティ会津」停車駅
- 会津鉄道
- ■会津線
- □快速(愛称なしの会津若松行き列車)
- 会津田島駅 ← 会津高原尾瀬口駅
- □快速「AIZUマウントエクスプレス」
- 会津田島駅 - (1号は七ヶ岳登山口駅) - 会津高原尾瀬口駅 - (野岩鉄道会津鬼怒川線)
- ■普通
- 七ヶ岳登山口駅 - 会津高原尾瀬口駅
- □快速(愛称なしの会津若松行き列車)
- 野岩鉄道
- ■会津鬼怒川線
脚注
[編集]- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、525頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “日本国有鉄道公示第324号”. 官報. (1971年8月24日)
- ^ 「通報 ●会津滝ノ原駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年8月28日、4面。
- ^ “日本国有鉄道公示第67号”. 官報. (1986年9月4日)
- ^ 会津鉄道からの乗り入れは同社所有の電車のみで、気動車は従来通り当駅で折り返していた。
- ^ “会津田島へ直通運転 東武鉄道浅草駅で出発式”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1990年10月13日)
- ^ “会津鉄道 会社概要”. 会津鉄道. 2008年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月13日閲覧。
- ^ “「首都圏と直結したより快適な列車の旅」3月18日 会津鉄道でダイヤ改正を実施” (PDF). 会津鉄道 (2005年12月22日). 2006年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月23日閲覧。
- ^ 「「ほっとスパ・ライン」 会津鬼怒川線に愛称、沿線の温泉資源PR」『朝日新聞社』朝日新聞社、2006年1月22日、東京地方版/栃木、35面。
- ^ “2022年3月12日(土)ダイヤ改正を実施いたします。” (PDF). 会津鉄道 (2021年12月17日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b 第131回福島県統計年鑑
- ^ “2024年10月1日〜 檜枝岐線・内川線の再編(統合)について”. お知らせ - 会津バス (2024年8月30日). 2024年9月2日閲覧。