住吉雅美
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住吉 雅美(すみよし まさみ、1961年 - )は、日本の法哲学者。青山学院大学法学部教授。北海道出身。
人物情報 | |
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生誕 |
1961年(62 - 63歳) 日本・北海道 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
北海道大学法学部 北海道大学大学院法学研究科 |
学問 | |
研究分野 |
法哲学 法思想史 |
研究機関 | 青山学院大学 |
学位 | 博士(法学) (北海道大学) |
学会 |
日本法哲学会 日本法社会学会 法哲学・社会哲学国際学会連合日本支部 |
経歴
[編集]1979年北海道札幌南高等学校卒業(29期)、1983年北海道大学法学部卒業。北海道大学大学院法学研究科民事法専攻博士前期課程修了。1989年、北海道大学大学院法学研究科公法専攻博士後期課程単位取得退学。博士(法学)。
→「Category:博士(法学)取得者」を参照
その後、北海道大学法学部助手、山形大学人文学部助教授を経て、現在、青山学院大学法学部教授。法哲学や法思想史を専門とする(今井弘道門下)。個人とそれが属する共同体、そしてそこにある秩序との関係についての法哲学的考察をテーマに研究し、差別発生の実在的メカニズムを研究し、法哲学の観点からそれに解釈を加えたり、アナキズムの秩序構想なども研究している。
所属する学会は、日本法哲学会、日本法社会学会。2001年から、東京都職員共済組合青山病院倫理委員会委員を務めた。
人物
[編集]- いわゆるサブカルチャーに精通していることを公言している。特にガンダムシリーズやドラゴンボールの愛好家であり、後者に至っては研究室前にポスターを貼るまでの徹底ぶりである。2020年発売の著書「あぶない法哲学」では、アニメからの引用を積極的に行い議論を進める形式をとっている。
著書
[編集]- 『あぶない法哲学・常識に盾突く思考のレッスン』、2020、講談社現代新書
- 『はじめて学ぶ法哲学・法思想: 古典で読み解く21のトピック』「ジェンダー」(共著)、2010、ミネルヴァ書房
- 『ブリッジブック法哲学』「第11講義「近代法」の地平を超えて―ポストモダン法理論の素描」(共著)、2004、信山社
- 『アクセス政治哲学』「第5章 解体の中の再生―ポストモダンのインパクト」(共著)、2003、日本経済評論社
- 『哄笑するエゴイスト』1997、風行社
- 『法学最前線』「リーガル・マインド」「法と自由・権利」「法思想史から見た自由と権利」(共著)1996、窓社
編書
[編集]- 『法哲学年報2003 ジェンダー, セクシュアリティと法』、2004、有斐閣
脚注
[編集]- ^ “「暑い日に講義をする時、私はタンクトップ姿です」法哲学者が問う“常識を疑う力””. 文春オンライン. 2021年7月20日閲覧。