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佐々木造船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐々木造船株式会社
Sasaki Shipbuilding Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
725-0401
広島県豊田郡大崎上島町木江65-1
設立 1963年7月1日
(創立 1931年4月1日
業種 輸送用機器
法人番号 7240001037440 ウィキデータを編集
事業内容 船舶の建造
代表者 代表取締役社長 佐々木大平
資本金 3000万円
従業員数 62名
(2019年9月末時点)
主要株主 佐々木大平
外部リンク http://www.sasakizosen.com/
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佐々木造船株式会社(ささきぞうせん、: Sasaki Shipbuilding Co., Ltd.)は、日本造船メーカーである。

概要

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独立系の中堅造船メーカー。

一般社団法人日本中小型造船工業会の会員。

瀬戸内海屈指の造船のと呼ばれた大崎上島本社工場を有する。

油タンカーケミカルタンカーのほか、LPG運搬船をはじめとした液化ガス運搬船など、液体貨物船の建造を主力としており、これまでの建造実績は500隻を超える。同社が建造する船舶は国内だけでなく海外の評価も高く、ヨーロッパにも数々の納入実績を有する。

1997年に世界初となる「音声入力式航海支援装置」を搭載した内航LPGタンカー新ぷろぱん丸」を建造、日本造船学会(現日本船舶海洋工学会)のShip of the Year '98準賞を受賞した。

2006年には、ヨーロッパで主流のLPGを常温、低温の双方で輸送できる「完全冷凍半加圧(セミレフ)式」LPGタンカーの建造に乗り出す[1][2](1隻目は2007年2月に引き渡したシンガポール船籍の「FORTUNATO」)。

2021年には、旧来の重油のほかにLPGを燃料として使用することのできるデュアルフューエル(二元燃料)エンジンを搭載したLPG運搬船を受注し、フランス船級協会から基本設計承認を取得しており、本件も小型船においてLPG二元燃料エンジンを搭載する日本初の取り組みとなる[3]など、新技術の導入に積極的である。

沿革

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  • 1931年(昭和6年)- 佐々木造船所として創業、木造内航機帆船の建造、修繕に着手
  • 1958年(昭和33年)- 株式会社に改組、佐々木造船株式会社に。鋼船建造に着手
  • 1987年(昭和62年)- 日本発の内航M0(機関区域無人化)船「昭靖丸」を建造。
  • 1997年平成9年)- 本社工場に3,800 G/T船台新設
  • 2001年(平成13年)- 本社工場第1船台を6,300 G/Tに拡張
  • 2003年(平成15年)- 本社工場第1船台を7,100 G/Tに拡張
  • 2005年(平成17年)- 本社工場第1船台を8,000 G/Tに拡張
  • 2010年(平成22年)- 本社工場第1船台を9,700 G/Tに拡張

事業所及び建造設備

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  • 本社工場 : 広島県豊田郡大崎上島町木江65-1[1]
    • 第1船台 : 9,700 G/T
  • 宇浜工場 : 広島県豊田郡大崎上島町木江5102-2[2]

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 2007年1月18日 日本経済新聞
  2. ^ 2007年2月9日 中国新聞

参考文献

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  • 『2007 海運・造船会社要覧』日刊海事通信社、777-778頁、2006年
  • 『海技研ニュース 船と海のサイエンス』第8号、海上技術安全研究所、62-65頁、2004年