神田ドック
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(神田造船所から転送)
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒737-2607 広島県呉市川尻町東2丁目14-21 |
設立 |
2022年4月 (創業 1937年3月) |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 3240001059538 |
事業内容 |
船舶・艦艇の修繕 海洋構造物および大型鉄鋼製品の修繕 |
代表者 | 代表取締役社長 中井利文 |
資本金 | 1000万円(2022年4月) |
従業員数 | 約130名(2022年4月現在) |
決算期 | 3月31日 |
外部リンク | https://kandadock.com/ |
神田ドック株式会社(かんだドック、英: Kanda Dockyard Co., Ltd.)は日本の船舶修繕専業会社である。一般社団法人日本中小型造船工業会の会員である。
概要
[編集]2021年5月31日、中堅の造船メーカーであった株式会社神田造船所は資材価格の高騰、中国・韓国勢との船価競争の激化により、赤字が続いていた新造事業から2022年1月をもって撤退、新造事業に従事する従業員約200名を解雇し、修繕・検査事業に特化することを発表した[1][2]。
2022年4月1日、常石造船株式会社に全株式を譲渡の上、神田造船所の修繕事業を継承する形で当社が設立された。
同日、旧神田造船所は株式会社クレサービスに商号変更。残務整理ののち2024年4月30日に会社解散。同年8月5日、東京地方裁判所より特別清算開始の決定を受けた[3]。
神田造船所時代も含む沿革
[編集]- 1937年(昭和12年)- 旧海軍指定工場 神田造船鉄工所として操業開始。
- 1948年(昭和23年)- 株式会社神田造船所に改組。
- 1959年(昭和34年)- 修繕工場として若葉工場を開設。
- 1969年(昭和44年)- 本社、新造船部門を現在地に移転。第1船台(2,000 G/T)を新設。
- 1971年(昭和46年)- 川尻工場に第2船台(3,000 G/T)を新設。
- 1973年(昭和48年)- 25,000 G/T浮きドックを新設。
- 1974年(昭和49年)- 川尻工場 第2船台を20,000 G/Tに拡張。
- 1975年(昭和50年)- 川尻工場 第1船台を12,800 G/Tに拡張。
- 1979年(昭和54年)- 特定不況産業安定臨時措置法に基づき川尻工場 第1船台を4,400 G/Tに縮小。
- 1996年(平成8年)- 若葉工場の浮きドックを3,800 G/T、999 G/Tに更新、拡張。
- 2003年(平成15年)- 川尻工場 第2船台を21,000 G/Tに拡張。
- 2004年(平成16年)- 川尻工場 第1船台を8,000 G/Tに拡張、若葉工場 999 G/T浮きドックを3,000G/Tに更新。
- 2017年(平成29年)5月 - 若葉工場のNo.1浮きドック3,800 G/Tを廃止し、4000 G/T浮きドックを新設。
- 2021年(令和3年)11月 - 常石造船と資本提携することで合意。2022年4月1日を目標として新会社を設立の上、全株式を常石造船に譲渡すると発表[4]。
- 2022年(令和4年)
事業所及び建造設備
[編集]- 川尻(本社)工場 : 広島県呉市川尻町東2丁目14-21
- 修繕用浮きドック : 25,000 G/T
- 若葉工場 : 広島県呉市若葉町1-16
- No.1浮きドック(修繕用) : 4,000 G/T
- No.2浮きドック(修繕用) : 3,000 G/T
両工場は、前身の神田造船所当時に、国土交通省による舶用内燃機関サービス・ステーション(SS)の証明を取得している[5]。
テレビ番組
[編集]- 日経スペシャル ガイアの夜明け 俺たちの技を継げ! ~団塊の匠が消える日~(2005年9月13日、テレビ東京)[6]。- ギョウ鉄技術の後継者確保を取材。
関連項目
[編集]- シンフォニークラシカ
- シンフォニーモデルナ
- サブリナ
- ブルーゼファー
- クイーンコーラル8
- クイーンコーラルプラス
- シーパセオ・シーパセオ2
- ときわ丸
- フェリーあかし
- 第十六阪九
- 第十七阪九
- 第二十四阪九
- 第三十二阪九
- ニューやまと
- ニューみやこ
- ニューはりま
- ニューせと
- ニューあかし
- ニューながと
- フェリーすおう
- フェリーせっつ
- 銀河 (レストラン船)
脚注
[編集]- ^ a b “広島・呉の神田造船所、造船から撤退”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2021年5月31日) 2021年6月5日閲覧。
- ^ a b 松田史朗 (2021年6月3日). “神田造船所、造船事業から撤退 雇用悪化の懸念”. 朝日新聞 (朝日新聞社) 2021年6月5日閲覧。
- ^ “(株)クレサービス | TSR速報 | 倒産・注目企業情報 | 東京商工リサーチ”. www.tsr-net.co.jp. 2024年9月21日閲覧。
- ^ “常石造船株式会社との資本提携に関するお知らせ”. 2022年2月7日閲覧。
- ^ 一般社団法人日本舶用機関整備協会『「舶用機関整備士」を利用した検査合理化制度の概要』(2023年2月22日閲覧)掲載「国土交通省地方運輸局公認舶用ディーゼル機関『サービス・ステーション』名簿(令和3年7月1日)」(2023年2月22日閲覧)
- ^ 俺たちの技を継げ! ~団塊の匠が消える日~ - テレビ東京 2005年9月13日