佐賀県立杵島商業高等学校
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佐賀県立杵島商業高等学校 | |
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佐賀県立杵島商業高等学校 | |
北緯33度13分5.261秒 東経130度8分2.389秒 / 北緯33.21812806度 東経130.13399694度座標: 北緯33度13分5.261秒 東経130度8分2.389秒 / 北緯33.21812806度 東経130.13399694度 | |
過去の名称 | 佐賀県立佐賀商業高等学校杵島分校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 佐賀県 |
学区 | 佐賀県全域 |
校訓 | 信・愛・熱 |
設立年月日 |
【分校設置】 1953年(昭和28年)4月1日 【分校統合】 1960年(昭和35年)4月23日 【分離独立】 1961年(昭和36年)4月1日 |
創立者 | 佐賀県 |
閉校年月日 | 2020年(令和2年)3月31日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
商業科 情報処理科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D141290000349 |
高校コード | 41134F |
所在地 | 〒849-2101 |
佐賀県杵島郡大町町大字大町2039 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
佐賀県立杵島商業高等学校(さがけんりつ きしましょうぎょうこうとうがっこう Saga Prefectural Kishima Commercial High School)は、かつて佐賀県杵島郡大町町に所在した公立の商業高等学校。
通称は「杵島商業」(きしましょうぎょう)、「杵商」(きしょう)、「杵島」(きしま)であった。
2018年(平成30年)4月、県立高校再編[1]により、佐賀県立白石高等学校商業科キャンパスとなった。なお、杵島商業高等学校は2017年(平成29年)4月に最後に入学した生徒が卒業するまで存続し、2020年(令和2年)3月末をもって閉校した。
概要
[編集]- 歴史
- 1953年(昭和28年)に設置された「佐賀県立武雄高等学校大町分校」と「佐賀県立白石高等学校江北分校」の2校を前身とする。1959年(昭和34年)移管により、「佐賀県立佐賀商業高等学校杵島分校」となった後、1961年(昭和36年)に「佐賀県立杵島商業高等学校」として独立。2013年(平成25年)には創立60周年を迎えた。
- 県立高等学校の再編により、2018年(平成30年)4月に佐賀県立白石高等学校商業科キャンパスが設置され、杵島商業高等学校は2020年(令和2年)3月末をもって67年の歴史に幕を閉じた。
- 校訓
- 「信・愛・熱」(1991年(平成3年)制定)
- 信 - 信用の信。偽りのない情念を持って、あらゆることに真正面から取り組み、常に相手の立場を尊重し、理性を持って物事を判断し、生涯を通じて、誠実に行動すること
- 愛 - 欲望に左右される事なく、すべてのことに心を配り優しさを持って、自ら考え行動すること
- 熱 - 進取の気性に満ちたよりよき創造者として、知性を磨き教養を豊かにするため、熱い心で物事に打ち込むこと
- 校章
- 「キ」(「きしま」の頭文字)の文字を図案化したものを背景にして、中央に「商高」の文字(縦書き)を置いている。
- 校歌
- 1964年(昭和44年)に制定。作詞は前田清馬、作曲は江口保之による。歌詞は3番まであり、歌詞中に校名は登場しない。
- また、校歌とは別に「聖陵讃歌」がある。1961年(昭和36年)に制定。作詞は野村徹、作曲は小池幸子による。歌詞は3番まであり、歌詞中に校名は登場しない。
沿革
[編集]- 1953年(昭和28年)4月1日 - 以下の分校2校が設置される。
- 「佐賀県立武雄高等学校 大町分校」(定時制、夜間 普通課程50名・夜間 商業課程50名、4年制)
- 「佐賀県立白石高等学校 江北分校」(定時制、昼間 家庭課程50名・夜間 普通課程50名、4年制)
- 1955年(昭和32年)12月6日 - 大町町、江北町議会において、両分校を統合の上、杵島高等学校を設置する旨が決議される。
- 1959年(昭和34年)
- 4月1日 - 江北分校の夜間普通課程を廃止。
- 9月1日 - 上記の分校2校が佐賀県立佐賀商業高等学校に移管される。当面の間、1分校2校舎体制をとる。
- 「佐賀県立佐賀商業高等学校 杵島分校 大町校舎」
- 「佐賀県立佐賀商業高等学校 杵島分校 江北校舎」
- 1960年(昭和35年)
- 1961年(昭和36年)
- 4月1日 - 佐賀県立佐賀商業高等学校から分離の上、定時制「佐賀県立杵島商業高等学校」として独立。
- 家庭課程の募集を停止。この時の入学生の定員は昼間100名(商業のみ)、夜間50名(商業のみ)50名、計150名となる。
- 12月 - 聖陵賛歌を制定。
- 4月1日 - 佐賀県立佐賀商業高等学校から分離の上、定時制「佐賀県立杵島商業高等学校」として独立。
- 1962年(昭和37年)4月1日 - 定時制課程の募集を停止し、全日制課程に転換。1学級55名で募集定員を165名(3学級)とする。
- 1963年(昭和38年)
- 4月1日 - 募集定員を275名(5学級)とする。
- この年 - 全国高等学校定時制通信制軟式野球大会で西九州代表として出場
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 募集定員を330名(6学級)とする。1学年6学級が最大となる。
- 1965年(昭和40年)
- 3月31日 - 定時制課程を廃止。
- この年 - 在籍者数が最大の963名を記録。
- 1969年(昭和44年)2月 - 校歌を制定。
- 1979年(昭和54年)8月10日 - 同窓会館「聖陵(せいりょう)会館」が完成。
- 1980年(昭和55年)4月1日 - 佐賀県内の高校で初めて男子制服をブレザーに改定。募集定員を1学級減じる(5学級となる)。
- 1983年(昭和58年)4月1日 - 佐賀県内の高校で初めて女子制服をブレザーに改定。
- 1989年(平成元年)3月14日 - 校舎全面改築第一期工事(特別教室棟等)が完成。
- 1990年(平成2年) 3月5日 - 校舎全面改築第二期工事(普通教室棟・管理棟)が完成。
- 1991年(平成3年)
- 2月 - 第1回「杵の会」(卒業生を送る会)を実施。
- 4月1日 - 情報処理科を設置(商業科4学級・情報処理科1学級)。
- 10月 - 校訓「信・愛・熱」制定
- 1992年(平成4年) - 佐賀県内の高校で初めて海外への修学旅行を実施(中華人民共和国 上海、無錫、蘇州)。
- 1996年(平成8年)4月1日 - 制服と学生鞄を改定。
- 1997年(平成9年)2月28日 - 体育館の全面改修工事が完了。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 4月1日 - 商業科を1学級減じる(商業科3学級・情報処理科1学級)。
- この年 - 修学旅行の目的地を海外(中国)から国内(北海道のスキー研修)に変更。
- 2005年(平成17年) - 商業科を1学級減じる(商業科2学級・情報処理科1学級)。
- 2010年(平成22年) - 生徒の運営によるオンラインショッピングモール「学美舎」を開設。
- 2018年(平成30年)4月1日 - 県立高校の再編による統合で「佐賀県立白石高等学校商業科キャンパス」が設置される。
- 杵島商業高等学校としての商業科・情報処理科の募集を停止。
- 2017年(平成29年)4月入学生が卒業するまで、杵島商業高等学校は存続される(白石高校商業科と併置の形をとる)。
- 2020年(令和2年)3月31日 - 最後の卒業生(2017年(平成29年)4月入学生)を送り出し、閉校。
学校行事
[編集]- 1学期
- 4月 - 入学式、北山研修合宿(1年生)、新入生歓迎登山
- 7月 - クラスマッチ、インターンシップ(2年生、7月下旬から8月中旬まで)
- 8月 - 体験入学(中学3年生対象)
- 2学期
- 9月 - 体育祭
- 10月 - 生徒会会長選挙・生徒会役員改選
- 11月 - 文化祭
- 12月 - クラスマッチ
- 3学期
- 1月 - 修学旅行(2年生)
- 2月 - 県立高校前期入試(推薦)、卒業生を送る「杵の会」(きねのかい)
- 3月 - 卒業式、県立高校後期入試(一般)
部活動
[編集]- 体育部
- 野球部
- 2003年(平成15年)第76回選抜高等学校野球大会(2004年(平成16年)3月開催)で21世紀枠の推薦を受けた。
- 2008年(平成20年)第81回選抜高等学校野球大会(2009年(平成21年)3月開催)で2回目の21世紀枠の推薦を受けたが、辞退。
- ソフトボール部
- 陸上競技部
- バスケットボール部(男・女)
- バレーボール部(女)- 新人戦などの大会でベスト4など、輝かしい成績を収めていた。
- ソフトテニス部(男・女)
- 柔道部
- 卓球部(男・女)
- ボクシング部 - 2009年(平成21年)に創部。県内3校目となる。
- 文化部
- その他
- JRC(日本青少年赤十字)活動は県内でも活発に活動を行っていた。
著名な出身者
[編集]- スワローズ在籍時には、盗塁王のタイトルを複数回獲得した。
交通
[編集]- 最寄りのバス停留所
- 祐徳バス 「杵商高前」バス停から徒歩5分
- 最寄りの鉄道駅
- 最寄りの幹線道路
- 国道34号 「杵島商高前」交差点
周辺
[編集]- ミニストップ佐賀江北町店(江北町)
- セブンイレブン杵島商業高校前店
- 古賀病院(江北町)
- 大町東郵便局
脚注
[編集]- ^ 2011年(平成23年)に佐賀県立佐賀農業高等学校と統合される予定だったが、中学校卒業見込者数が相当数上回る事となり、延期となった(参照:佐賀農業高校と杵島商業高校の再編計画)。
- ^ “【カープ・新コーチに聞く】福地コーチ〝お家芸〟復活目指す”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2022年11月28日) 2022年12月17日閲覧。