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信濃川日出雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しなのがわ ひでお
信濃川 日出雄
生誕 日本新潟県
職業 漫画家
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信濃川 日出雄(しなのがわ ひでお、生年月日非公表[1])は、日本漫画家新潟県出身、現在は北海道札幌市在住。男性。作品に『山と食欲と私』がある。

来歴

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2001年より『ビッグコミックスピリッツ』増刊及び本誌にて読切作品を多数発表する。

2006年、『ビッグコミックスピリッツ』にて『fine.』で週刊連載デビュー。

2008年から2011年に『ヴィルトゥス』(原作:義凡)を同誌で、その続編『古代ローマ格闘暗獄譚SIN』(原作:義凡)を『月刊!スピリッツ』で連載する。

2011年、『SIN』と並行して『FEEL YOUNG』にて、結婚と登山を題材にしたラブストーリー『茜色のカイト』を不定期連載する。

2011年、東日本大震災復興支援チャリティー漫画本『僕らの漫画』に参加し、中心メンバーとして活動する[2]

2012年12月より、『月刊ヒーローズ』にて『アサシンichiyo』(原作:細野不二彦)を連載する。

2013年3月より、『ジャンプ改』にて『少年よギターを抱け』を連載する。『ジャンプ改』の休刊により単行本4巻までで打ち切りとなる[3]

2015年9月より、『くらげバンチ』にて『山と食欲と私』を連載中。単行本は発売直後より大重版され、2巻は『@バンチ』新創刊史上最高の初速データを記録[4]、現在既刊は16 巻まで、累計200万部を突破するヒット作となっている。『山と食欲と私』のヒット以降、アウトドアグッズの企画や北海道の地方新聞での連載、ローカルのラジオ出演等、活動の幅を広げている。

社団法人日本漫画家協会会員。

人物・作風

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2015年ごろから、札幌で半農半漫画的な生活をしながら漫画を制作している。趣味は登山やアウトドア遊び、サッカー観戦、将棋、音楽とバンド、薪ストーブ生活となっており、本人のブログにその様子が記されている。

『fine.』では『このマンガがすごい!2008』にインタビューが掲載される[1]など、注目の新人として高い評価を受ける。作品ごとに作風を変えるのが特徴で、『ヴィルトゥス』『SIN』では、執拗な描き込みによる激しいアクション、グロテスクな描写やエロティシズム、人物描写で一部のファンから熱狂的な支持を得る。『茜色のカイト』では女性誌に合わせた柔らかい作風、『山と食欲と私』では読みやすい絵柄で女性キャラクターをメインにテンポの良いショートコメディを展開している。

漫画家やアーティストらとの交遊関係も広く、サンボマスターやMAN WITH A MISSIONのメンバーとの親交も厚い。エイプリルズのレコーディングにも参加した経験を持つ。写真家の青山裕企、アーティストのミヤザキケンスケ、漫画家のすえのぶけいことは大学の同期である。青山の写真集(『JK POSE MANIACS』玄光社)にはイラストと解説を寄稿しており、すえのぶとは『月刊!スピリッツ』で対談している。

『山と食欲と私』では、季節ごとに1週間ほど、山域を決めて5〜6座の山の取材を行なっている[5]。そのため、定期的に休載の必要があることが悩み。2016年8月には南アルプスから北アルプス立山から富山に抜け、佐渡島まで及ぶ14泊15日の取材ツアーを行った。好きな食べ物はチャーハン、天丼、カツカレー。元アシスタントに、ワカサ・ショウ、奥西チエ、加茂ユウジ、芋畑サリーらがいる[6]

作品リスト

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書籍

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  • 「山と食欲と私」公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ(山と渓谷社、2018年 ※監修、イラスト)
  • 「山と食欲と私」公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ2(山と渓谷社、2020年 ※監修、イラスト)
  • 「山と食欲と私」公式 鮎美ちゃんとはじめる山登り 気軽に登れる全国名山27選ガイド(著・日々野鮎美、新潮社、2021年 ※漫画、イラスト)
  • 地方新聞でエッセイを連載してみた。(エッセイ集、ブルーリバー出版、『北海道新聞「さっぽろ10区」』、2022年 - 連載中)

脚注

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  1. ^ a b 信濃川日出雄のブログ 最新情報と詳しいプロフィール
  2. ^ 『僕らの漫画』は電子書籍アワード2012特別賞を受賞。
  3. ^ 単行本1巻の帯にはサンボマスター木内泰史、2巻にはMAN WITH A MISSIONジャンケン・ジョニー、3巻にはflumpool阪井一生、4巻にはゲスの極み乙女。川谷絵音が推薦コメントを寄せた。信濃川は「この作品は終わっていいストーリーではない」と単行本4巻のあとがきに書いている。
  4. ^ @バンチ編集長ブログ
  5. ^ 『山と溪谷』2018年9月号インタビュー
  6. ^ 信濃川日出雄のブログ

外部リンク

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