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制コレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
制コレ
受賞対象グラビアアイドル
日本の旗 日本
主催集英社週刊ヤングジャンプ』編集部
初回1992年
最新回2024年
最新受賞者稲光亜依

制コレ(せいコレ)は、1992年から集英社週刊ヤングジャンプ誌面で開催されているオーディションである。開催当初は全国女子高生制服コレクション(ぜんこくじょしこうせいせいふくコレクション)として開催。文字通り制服を主体としたコンテストであったが、2001年にオーディションの正式名称が略称であった「制コレ」へと変更された。

概要

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1992年に、『ヤングジャンプ全国女子高生制服コレクション』として始まった「制コレ」は、次年以降も開催ごとに話題を集め、ノミネート者の写真集が発売されるなど、グランプリ他各賞受賞者を中心に芸能界で活躍する者を多く輩出し、グラビアアイドルや人気タレント・女優の登龍門として親しまれた。前述のように2001年以降の正式名称は『制コレ』および『セイコレ』。

開始当初はノミネート者が着用した制服を採用している学校名が記載されていたが、その後記載されなくなり、制服を着た美少女たちがグラビアを飾る現在のスタイルとなった。なお、モデルが着用した制服と本人の各学校在籍歴とは必ずしも関連は無かった。

寺田有希がグランプリを受賞した2005年度を境に、コンテスト自体に大きな変化が見られるようになった。2006年度は休止。2007年に制コレ15周年記念と題して『制コレGP(グランプリ)』の名称でオーディションを行なった。グランプリの他は全て準グランプリ扱いだが、賞とは別に順位が設けられていた。2008年度は『セイコレ☆ジャパン』として方向転換を図り、ピュアな魅力を競う「セイコレGirls」とセクシーな魅力部門の「セイコレLadies」に分かれて投票が行われた。

この方向転換の末、2009年から週刊プレイボーイと共同で『グラビアJAPAN』オーディションがスタートしたことにより、『全国女子高生制服コレクション』の流れを継ぐコンテストは16年の歴史に幕を下ろした。

2014年4月、『制コレアルティメット2014』として約6年ぶりに復活[1]

2018年6月、『制コレ18(いちはち)』として再度復活[注 1]。30号、31号、32号で制服および水着グラビアを披露し、読者投票により選抜メンバーおよびグランプリ、準グランプリを決定する[2]。2019年1月10日週刊ヤングジャンプ創刊40周年を記念し、「SS ELEVEN」[3]を結成。制コレ18からはグランプリと準グランプリの来栖りん、山田南実が選抜された。

2020年4月、『制コレ’20(ニーゼロ)』として2年ぶりに開催。前回同様3週連続で15名の候補者の制服及び水着グラビアを掲載[4]、グランプリを決定する[4]

2022年4月、『制コレ22(ニーニー)』として2年ぶりに開催。4月7日発売No.19より3号連続で16名のファイナリストが発表される[5]

2023年10月、『制コレ24(ニーヨン)』の開催決定を週刊ヤングジャンプ2023年46号(2023年10月12日発売)誌上および公式ホームページ上で発表。今回は一般からの応募も可能となった。2024年4月4日発売の2024年第18号より3号連続で16名のファイナリストが発表され、グランプリをはじめとする最終メンバーはヤングジャンプ2024年第30号(2024年に6月27日発売)誌面にて発表された[6]。『ヤングジャンプ45周年記念特別番組』(2024年7月7日、ABEMAアニメSPECIAL2)配信の際には歴代制コレ受賞者から稲光亜依(制コレ24グランプリ)、仙北谷ハンナ(制コレ24準グランプリ)、一ノ瀬こひな(制コレ24)、小森香乃(制コレ24)、百田汐里(制コレ24)、蓬莱舞(制コレ22グランプリ)、松島かのん(制コレ22準グランプリ)の7名が出演した[7][8]

『制コレ』における各賞

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〇印の賞は『制コレ18』、☆印の賞は『制コレ22』から制定。

  • グランプリ(1名) 〇 - 受賞者には受賞特典として写真集の制作、発売の権利が与えられる[注 2]
  • 準グランプリ(2名。年によっては1名の場合あり) 〇
  • ヤンジャンTV賞(1名) ☆
  • グラビア賞(1名)☆

受賞者

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グランプリ 準グランプリ その他の賞 ノミネート
1 1992 宇田川綾子 池田奈津美
2 1992 神崎恵
3 1993 北村麻衣(→宝生舞 植井真紀(→植井まき
佐藤めぐみ[注 3]
吉田真紀
4 1993 武田惠子 秋山亜美(→五十嵐絵美
5 1994 川崎愛(→橋本愛[注 4] 内村香織(→麻生かおり[注 5]
6 1995 麻生久美子 川崎愛[注 6]
横尾彩子(→ののはら彩
7 1996 湯原麻利絵 今井まなみ
田島絵里香
浅田好未
8 1997 平岡雅子 酒井美幸(→酒井若菜
篠原直美
田村美和
田中麗奈
中島礼香
9 1998 原史奈 大谷允保(→大谷みつほ
日下佳世子
和田愛美
上田愛美
福井裕佳梨
村田あゆみ
安田芽衣子
10 1999 金田美香 庄司有希
藤崎安可里
安めぐみ
松本充香(→重泉充香
11 2000 宮川美香 高木梓
長谷川恵美
【中学生編GP】柿木理紗(→LISSA
12 2001 宮前るい 村井美月
沢尻エリカ
【7up!】斉藤未知
【7up!】遠藤栄理香
【7up!】虎南有美(→KONAN
【7up!】瀬戸早妃
【入賞】長澤奈央
星野加奈
えだなおみ
13 2002 道休サエコ(→紗栄子 石坂千尋(→石坂ちなみ
福愛美
【7up! baby's】山本彩乃
【7up! baby's】太田千晶
【7up! baby's】大塚ちひろ
【7up! baby's】野崎亜里沙
樫野有香[注 7]
14 2003 近野成美 川村ゆきえ 【5up】戸田恵梨香
【5up】堀切麻紀
【5up】田代友里恵(→田代ユリエ
15 2004 森絵梨佳 【4teens】松原静香
【4teens】平田薫
【4teens】高橋幸子
小澤絵理菜広瀬悠江板垣梓田口恵理
西田奈津美森望美新井みほ小田瑞穂
長尾あや藤田真理子丸山知紗
16 2005 寺田有希 福留佑子
齊藤夢愛
【7テイルズ】木嶋のりこ
【7テイルズ】安藤成子
【7テイルズ】野口ちえこ
【7テイルズ】湯川舞
かの夏帆上堂薗恭子岡田由麻坂田彩
横張紫穂莉大浦育子高崎愛梨
井上瑞奈里中裕奈
制コレGP(17)[注 8] 2007 川原真琴
水沢奈子
鮎川穂乃果
篠崎愛
河合いよ
青谷優衣
小田あさ美
坂本りおん
飛鳥凛渡辺未優江藤樹里近藤ひでこ
瑞澤ほなみ南結衣
セイコレ☆
ジャパン(18)[注 9]
2008 Girls:折山みゆ
Ladies:吉川このみ
Girls:松本夏空美華前田希美米村美咲
Ladies:雨坪春菜橘麗美
Girls:森田涼花石井香織葛迫澪
Ladies:浜田コウ芹那黒田としえ石井琴里神谷美花
制コレ
アルティメット2014(19)
2014 谷口愛理 佐藤ありさ[注 10](→松永有紗 逢沢さやな安保彩世井草里桜菜池田愛
伊沙李石塚汐花井之上史織大熊杏実
太田紅葉大谷由佳岡本夏美岡本真依
小田安珠小田原しほ門前亜里金子理江
菊原結里亜木元みずき小山莉奈斉藤千穂
斎藤るな早乙女晴香坂元葉月澤田夏生
紫葵里志田音々鈴木えりか鈴木優華
髙垣里奈高橋彩花高橋優里花鶴巻星奈
戸田杏香中川梨花西野小春花上愛美
羽宮千皓早見紗英樋口柚子藤野志穂
増田亜理沙松岡雪乃松脇朱里水木杏花
宮本彩村越ひとみモーガン茉愛羅森下真依
山川二千翔山﨑じゅり山﨑萌香山田かな[注 11]
横井美紀横山あみ吉本ほのか渡邊真由
制コレ18 2018 来栖りん[9] 山田南実[10] 【選抜メンバー】古田愛理
【選抜メンバー】杉本愛莉鈴
【選抜メンバー】高岡凜花
【選抜メンバー】木村葉月[10]
星川遥香坂口風詩新谷真由蒼波純八木ひなた
宮城叶好園田あいか太田リズ貝賀琴莉
制コレ’20 2020 光野有菜(→月野有菜[11] 塚田百々花[12]
蓼沼優衣[12]
長尾しおりアンナ[要曖昧さ回避]工藤のか竹越くるみ
実咲愛子瑚々[注 12]れーゆる(現:辻優衣)[注 13]
kirara宮崎あみさ池本しおり玉城ひなこ
制コレ22[5] 2022 蓬莱舞[13] 松島かのん
エイミー[注 14]
【ヤンジャンTV賞】石井優希
【グラビア賞】麻生果恩
雨宮叶和紺谷凪乃櫻庭ゆあギファード璃々愛
成宮しずく晴野なち田中想彩乃梨那
今泉まお三田村杏子朝井りり花[14]
制コレ24[6] [15] 2024 稲光亜依[16] 仙北谷ハンナ 【制コレ24メンバー】 小森香乃
【制コレ24メンバー】百田汐里
【制コレ24メンバー】一ノ瀬こひな[注 15]
山崎彩菜川原ゆう鶴田海月須羽こころ
森川笑里一ノ本菖蒲宇田琴音爽空
苺ひなはつね美衣彩瀬ゆる

脚注

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注釈

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  1. ^ ヤングジャンプ公式サイトでは「10年ぶりの本格開催」と表記。
  2. ^ 2018年は週刊ヤングジャンプ創刊40周年に当たるため、準グランプリにも写真集制作の特典が与えられた。制コレ20グランプリ受賞者の光野有菜(2022年9月に芸名を「月野有菜」に改名し、所属事務所を移籍)は写真集の制作はされていないが、制コレ22グランプリ受賞者の蓬莱舞が2024年3月27日に1st写真集『あいまい』を発売した(この他に準グランプリの松島かのんも2024年4月1日に1st写真集『ボクとかのん。』を発売したが、出版元がイマジカインフォスのため、集英社発行に限ると蓬莱舞のみとなる)。
  3. ^ タレントの「佐藤めぐみ」とは同姓同名の別人。
  4. ^ 第6回準グランプリの「川崎愛」とは別人。
  5. ^ 女優グラビアアイドルにそれぞれ同姓同名の別人が存在。「麻生かおり」参照。
  6. ^ 第5回グランプリの「川崎愛」とは別人。
  7. ^ 2000年結成「ぱふゅーむ」メンバー在籍中。この年(2002年)は広島でのローカルインディーズデビューの年。2003年にPerfumeに表記変更。
  8. ^ 2007年6月の第1回結果発表では川原がグランプリで、活躍状況に応じて順位変動があるルールとされた。2008年2月の最終発表で水沢がグランプリに昇格。
  9. ^ この年はこれまで行ってきた決選投票を行わず、2008年3月13日発売号でエントリー者を公表し、6月5日発売号でグランプリ他各賞を発表した。
  10. ^ 1988年生まれでスターダストプロモーション所属の「佐藤ありさ」とは同姓同名の別人。
  11. ^ 後に芸名を「徳江かな」に改名。グラビアアイドルの「山田かな」とは別人。
  12. ^ のちにミスマガジン2022でグランプリを受賞(咲田ゆなと同時受賞)。
  13. ^ のちにミスマガジン2021で読者特別賞を受賞。
  14. ^ 2023年3月31日に当時の所属事務所・スターダストプロモーションを退所したため、任期途中で降板(その後、ジョブ・ネット系列のUniiiqueに移籍)。
  15. ^ #ババババンビメンバー。

出典

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  1. ^ “レベル高い復活「制コレ2014」、元・現アイドルの“参戦”も話題に。”. Narinari.com. (2014年4月29日). https://www.narinari.com/Nd/20140425700.html 2020年9月3日閲覧。 
  2. ^ “制コレ:「ヤンジャン」名物企画が10年ぶり復活 15人が制服姿披露”. まんたんウェブ (株式会社MANTAN). (2018年6月28日). https://mantan-web.jp/article/20180627dog00m200024000c.html 2020年9月3日閲覧。 
  3. ^ “今年注目の美女11人が水着で集結 豪華美ボディ競演”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2019年1月10日). https://mdpr.jp/news/detail/1814440 2019年1月10日閲覧。 
  4. ^ a b “「制コレ’20」ファイナリスト集結 個性豊かな15人が頂点&写真集かけてバトル”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年4月9日). https://www.oricon.co.jp/news/2159482/full/ 2020年4月9日閲覧。 
  5. ^ a b 集英社『週刊ヤングジャンプ』2022年4月14日号No.18 447頁
  6. ^ a b “スターの登竜門「制コレ」新シリーズ 制コレ24開催決定”. 週刊ヤングジャンプ公式ホームページ (集英社). (2023年10月12日). https://youngjump.jp/seikore/2024/start/ 2023年10月14日閲覧。 
  7. ^ ヤングジャンプ45周年記念特別番組”. ABEMA (2024年7月7日). 2024年7月15日閲覧。
  8. ^ WEBザテレビジョン (2024年6月28日). “「ヤングジャンプ45周年記念特別番組」ABEMAにて独占生放送決定 “制コレ”の歴史をふり返る特別企画も”. WEBザテレビジョン. 2024年7月15日閲覧。
  9. ^ “26時のマスカレイド・来栖りん、10年ぶり復活「制コレ」でグランプリ”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2018年10月18日). https://www.sanspo.com/article/20181018-E6W3GWBG7RIQ5J44J7T5I5R3MY/ 2020年9月3日閲覧。 
  10. ^ a b “制コレ18:グランプリに高3の“正統派美少女の最新型”来栖りん 10年ぶり復活も話題に”. まんたんウェブ (株式会社MANTAN). (2018年10月18日). https://gravure.mantan-web.jp/article/20181017dog00m200032000c.html 2018年10月18日閲覧。 
  11. ^ “「制コレ’20」グランプリ&準グランプリ決定 『ヤンジャン』表紙&ぶち抜きグラビア”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年9月3日). https://www.oricon.co.jp/news/2170888/full/ 2020年9月3日閲覧。 
  12. ^ a b MANTANWEB(まんたんウェブ) (2020年9月3日). “制コレ’20:18歳の光野有菜がグランプリに 準グランプリは塚田百々花、蓼沼優衣 制服、水着に”. mantan-web.jp. 株式会社MANTAN. 2021年5月6日閲覧。
  13. ^ 制コレ22:16歳の蓬莱舞がグランプリに 5人で「ヤンジャン」登場 制服、体操服姿も”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2022年7月21日). 2022年7月21日閲覧。
  14. ^ ヤンジャン「制コレ」2年ぶり開催 総勢16名のファイナリストが制服姿披露 - モデルプレス”. モデルプレス - ライフスタイル・ファッションエンタメニュース (2022年4月7日). 2022年4月6日閲覧。
  15. ^ 制コレ24”. 週刊ヤングジャンプ公式サイト (2024年6月27日). 2024年6月27日閲覧。
  16. ^ MANTANWEB編集部: “制コレ24:15歳の稲光亜依がグランプリ 史上最高クラスの美少女”. MANTANWEB (2024年6月27日). 2024年6月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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