八城夏子
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八城 夏子(やしろ なつこ、1955年1月10日 - )は、日本の元女優。本名:佐藤 君子(さとう きみこ)。
来歴
[編集]神奈川県横浜市出身。はじめ「織部ゆう子」の芸名で東映映画に出演。1976年、『犯す!』において、八城夏子の名で再デビューした[1]。同作品は長谷部安春監督作品で、脚本は『レズビアンの女王・桐かおる』も執筆した松岡清治が担当した。この映画には評論家・樋口尚文も高評価を与えている[2]。にっかつロマンポルノ作品以外の映画・テレビドラマにも出演し、長谷部安春監督作品では、不良・暴走族役も演じる。1980年に結婚、引退した。
フィルモグラフィ
[編集]映画
[編集]- 恐怖女子高校 アニマル同級生(1973年、東映)
- 犯す!(1976年、日活)[1]
- 暴行切り裂きジャック(1976年、日活)
- 東京秘密ホテル けものの戯れ(1976年、日活)
- 好色演技 濡れ濡れ(1976年、日活)
- 色情海女 乱れ壷(1976年、日活)
- 女高生(秘)白書 肉体収容所(1976年、日活)
- 学生情婦 処女の味(1976年、日活)
- レイプ25時 暴姦(1977年、日活)
- (秘)ハネムーン 暴行列車(1977年、日活)
- 性と愛のコリーダ(1977年、日活)
- (秘)温泉 岩風呂の情事(1977年、日活)
- 女子大生 ひと夏の体験(1977年、日活)
- 宇能鴻一郎のあげちゃいたいの(1978年、日活)
- おんな刑務所(1978年)
- 性愛占星術 SEX味くらべ(1978年)
- 出張トルコ また行きます(1978年、日活)
- 淫絶海女 うずく(1978年、日活)
- 皮ジャン反抗族(1978年、東映)
- 暴る!(1978年、日活)
- 希望ヶ丘夫婦戦争(1979年、日活)
- ホールインラブ 草むらの欲情(1979年、日活)
- 昼下りの女 挑発!!(1979年、日活)
- 堕靡泥の星 美少女狩り(1979年、日活)
- 宇能鴻一郎の濡れて開く(1979年、日活)
- 背徳夫人の欲情(1980年、日活)
テレビドラマ
[編集]- 必殺シリーズ
- 必殺からくり人・血風編 第7話「小判が眼をむく紅い闇」(1976年) - おさよ
- 大都会 PARTII 第38話「凶器が走る」(1977年)
- 大追跡 第6話「ワルは眠らせろ」(1978年)
- 大都会 PARTIII 第2話「白昼のパニック」(1978年) - 西岡もよこ
- 大江戸捜査網(東京12チャンネル / 三船プロ)
- 第377話「罪なき必死の逃亡者」(1979年) - おしず
- 探偵物語 第8話「暴走儀式」(1979年) - 中井エミ
- 西部警察PART1第17話「地獄から還った刑事」(1980年)
脚注
[編集]- ^ a b 犯す!:映画作品情報・あらすじ・評価 - MOVIE WALKER PRESS
- ^ 樋口尚文『ロマンポルノと実録やくざ映画―禁じられた70年代日本映画』平凡社〈平凡社新書〉、2009年7月、51頁。ISBN 978-4582854763。