内田芳明
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内田 芳明(うちだ よしあき、1923年 - 2014年7月8日)[1]は、日本の社会思想研究者。大塚久雄と親しく、マックス・ヴェーバー『古代ユダヤ教』の翻訳・研究により1999年にレッシングドイツ連邦政府翻訳賞受賞。元比較法文化学会会長、日本景観学会名誉会員。
来歴
[編集]東京生まれ。1952年東京商科大学(現一橋大学)卒業、1957年同特別研究生修了。
1989年に横浜国立大学経済学部教授を定年退官。その間、ドイツ・マールブルク大学客員教授、テュービンゲン大学客員教授、ベルリン大学客員教授等を歴任。
主な著書
[編集]- 『アウグスティーヌスと古代の終末』(弘文堂、1961年)
- 『ヴェーバー社会科学の基礎研究』(岩波書店、1968年)
- 『マックス・ヴェーバーと古代史研究』(岩波書店、1970年)
- 『ヴェーバーとマルクス』(岩波書店、1972年)
- 『歴史変革と現代』(筑摩書房、1973年)
- 『ヴェーバーの射程』(勁草書房、1977年)
- 『風景の現象学』(中央公論社〈中公新書〉、1985年)
- 『風景と都市の美学』(朝日新聞社〈朝日選書〉、1987年)
- 『思索の散歩道』(思潮社、1989年)
- 『ヴェーバー受容と文化のトポロギー』(リブロポート、1989年)ISBN 4845704927
- 『現代に生きる内村鑑三』(岩波書店、1991年)ISBN 4000006177
- 『風景とは何か: 構想力としての都市』(朝日選書、1992年)ISBN 4022595450
- 『ヴェーバー: 歴史の意味をめぐる闘争』(岩波書店、2000年)ISBN 4000001817
- 『風景の発見』(朝日選書、2001年)ISBN 4022597755
- 『ヴェーバー『古代ユダヤ教』の研究』(岩波書店、2008年)ISBN 4000222074
主な訳書
[編集]- エルンスト・トレルチ 『ルネサンスと宗教改革』 岩波文庫、初版1959、重版多数
- マックス・ウェーバー 『古代ユダヤ教』 みすず書房 全2巻、1962.64→みすず書房 全1巻 1985→岩波文庫 全3巻 1996、いずれも改訳。
- 1999年、第2回レッシング翻訳賞受賞。