内藤一郎
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内藤 一郎(ないとう いちろう、1921年2月24日 - )は、日本の軍事航空評論家、翻訳家。筆名に嵯峨 浩一。
経歴
[編集]滋賀県伊香郡高月町(現長浜市)生まれ。1944年京都帝国大学工学部航空工学科卒。同年海軍技術中尉。
1951年事業用操縦士。1954年航空大学校教授。1959年防衛庁技術研究本部勤務、1981年定年退官。航空医学実験隊技術顧問、東海大学講師など[1]。著述のほか翻訳も行う。
著書
[編集]- 『にっぽん飛行機物語』(雄山閣出版、物語歴史文庫) 1972
- 『軽飛行機の操縦』(酣燈社) 1975 - 1977
- 『新世代の軍用機』(麹町書房、防衛選書) 1982
- 『飛行機の安定と操縦性』(酣灯社) 1984
- 『軍用航空機技術の将来 その過去,現在から来世紀をめざす発達の展望』(酣灯社) 1991
- 『真説日本航空機事故簿』(亜紀書房) 1994
共編著
[編集]翻訳
[編集]- 『より速く、より遠く キティ・ホークから超音速旅客機まで』(ロイド・モリス, ケンダル・スミス、早川書房) 1966
- 『空軍大戦略 英国の戦い』(リチャード・コリヤー、早川書房) 1969、のち文庫
- 『高速戦艦脱出せよ!』(ジョーン・ディーン・ポター、早川書房) 1970、のち文庫
- 『神風』(ベルナール・ミロー、早川書房) 1972
- 『鉄十字の翼 ドイツ空軍(1914 - 1945)』(ジョン・キレン、早川書房) 1973、のち改題文庫化『ドイツ空軍、全機発進せよ!』
- 『U47、スカパ・フローに潜入せよ!』(アレクサンドル・コルガノフ、早川書房) 1974、のち改題文庫化『Uボート、出撃せよ!』
- 『追跡 戦艦ビスマルクの撃沈』(ルードヴィック・ケネディ、早川書房) 1975、のち改題文庫化『戦艦ビスマルクの最期』
- 『ラプラタ沖海戦』(ダドリー・ポープ、ハヤカワ文庫) 1978
- 『戦艦 マレー沖海戦』(マーティン・ミドルブルック, パトリック・マーニー、早川書房) 1979、新版 2023
- 『戦闘機 英独航空決戦』(レン・デイトン、早川書房) 1983、のち文庫
脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』