コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

冬が来る前に

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「冬が来る前に」
紙ふうせんシングル
初出アルバム『再会』
B面 オー・プリーズ
リリース
ジャンル フォーク
時間
レーベル CBSソニー
作詞・作曲 後藤悦治郎(作詞)、浦野直(作曲)
チャート最高順位
紙ふうせん シングル 年表
愛と自由を
1976年
冬が来る前に
1977年
霧にぬれても
1978年
テンプレートを表示

冬が来る前に」(ふゆがくるまえに)は、日本フォークグループである紙ふうせんが、1977年11月にシングルリリースしたフォークソング。作詞は紙ふうせんのメンバーである後藤悦治郎、作曲はそのバックバンドのベーシストだった浦野直。45万枚の売上を記録した[1]、紙ふうせんの最大のヒット曲である。

解説

[編集]

フォークグループの赤い鳥が1974年に解散した後、そのメンバーだった平山泰代と後藤の夫妻は、紙ふうせんを結成して地元である関西を中心に活動していた。紙ふうせんは1976年までにシングル4曲(「いかつり唄」、「ささぶね」、「別れの鐘」、「愛と自由を」)を発表したが、大きなヒットとはならず、グループの知名度も全国に浸透しているとはいえない状態だった[1]

この曲は、1976年11月につくられた[1]。コンサートで演奏し、その反響もよかったことで[1]、1年後の1977年11月にシングルとして発売された[1]

リードボーカルは平山が務め、別れた恋人のことを忘れられない気持ちを歌っている。曲はフォルクローレの雰囲気をもっている[1]

この曲は発売されるとラジオを中心にヒットとなり[1]、翌1978年にはオリコンチャートで4位まで上昇した。TBSザ・ベストテン』にも出演(1978年3月9日)し[1]、この曲によりグループの知名度は全国的となった。

「冬が来る前に」は日本の学校の音楽の教科書に掲載され[2]、合唱曲の定番となっている。

また、タイアップは大阪ガスのCMに起用された。

収録曲

[編集]
  1. 冬が来る前に
    作詞:後藤悦治郎/作曲:浦野直/編曲:梅垣達志[3]
  2. オー・プリーズ
    作詞・作曲:後藤悦治郎/編曲:梅垣達志

カバー

[編集]

関連項目

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h 【1978年1月】冬が来る前に/紙ふうせん ストーブを掃除していたらできたヒット曲”. SPORTS NIPPON NEWSPAPERS (2012年1月19日). 2012年7月3日閲覧。
  2. ^ 紙ふうせん / 冬が来る前に”. CDJournal.com. 2012年7月3日閲覧。
  3. ^ 歌のつづら 第7回 紙ふうせん 西宮・芦屋 地域情報紙 ~な~る Online!
  4. ^ FOLK SONGS 2: オムニバス, 松浦亜弥, メロン記念日, 中澤裕子, 石井リカ”. amazon.co.jp. 2012年7月3日閲覧。
  5. ^ 中森明菜 - フォーク・ソング ~歌姫 抒情歌”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2012年7月3日閲覧。

外部リンク

[編集]