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刈谷市富士松図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
刈谷市富士松図書館
刈谷市富士松図書館
施設情報
建物設計 丹羽英二建築事務所[1]
延床面積 1,560.02 m2
開館 2000年5月5日[2]
所在地 448-0007
刈谷市東境町神田32番地2
位置 北緯35度2分30.5秒 東経137度2分10.09秒 / 北緯35.041806度 東経137.0361361度 / 35.041806; 137.0361361座標: 北緯35度2分30.5秒 東経137度2分10.09秒 / 北緯35.041806度 東経137.0361361度 / 35.041806; 137.0361361
ISIL JP-1001953
統計情報
蔵書数 76,813冊(2015年度末時点)
貸出数 191,338冊(2015年度)
来館者数 60,507人(2021年度)
条例 刈谷市図書館条例
公式サイト https://www.city.kariya.lg.jp/shisetsu/bunka/1005326.html
地図
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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3館目の図書館である刈谷市富士松図書館

刈谷市富士松図書館(かりやしふじまつとしょかん)は、愛知県刈谷市東境町神田32番地2にある公共図書館。刈谷市中央図書館、刈谷市城町図書館、刈谷市富士松図書館の3館からなる刈谷市図書館のひとつである。

歴史

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1984年昭和59年)4月15日には刈谷市役所富士松支所跡に富士松市民センターが開館し、2階には児童書4,700冊・一般書約1,500冊の公民館図書室が設置された[3]1990年平成2年)5月3日には住吉町に刈谷市中央図書館が開館[4]、それまでの刈谷市立刈谷図書館は城町分館に改称した[5]

刈谷市の自治体域は南北に細長い形状をしているが、中央図書館と城町分館はいずれも刈谷市中部にあり[6]、刈谷市北部の住民からは「3番目の図書館を北部に」と図書館建設の強い要望があった[7]。1998年度には東境町の刈谷市立富士松北幼稚園跡地に図書館の新設を決定し、刈谷市市制施行50周年記念事業の一つとして建設された[6][8]

1999年(平成11年)6月には刈谷市富士松図書館の建設工事が着工され、2000年(平成12年)5月5日には北部の東境町に刈谷市富士松図書館が開館した[5][8]。富士松図書館の開館に先立って、2000年(平成12年)4月には城町分館を刈谷市城町図書館に改称している[5]。建設費は図書や什器も含めて約5億2200万円[6][8]

施設

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富士松図書館のフロア案内
1階 853 m2 一般閲覧室、ブラウジングコーナー、対面朗読室
2階 707 m2 児童閲覧室、おはなしの部屋、学習室、会議室

富士松図書館の設計は丹羽英二建築事務所であり、丹羽英二建築事務所は名古屋市守山図書館1971年(昭和46年))、名古屋市鶴舞中央図書館1981年(昭和56年))、長久手市中央図書館1992年(平成4年))などの図書館建築も手掛けている[1]。富士松図書館は鉄筋コンクリート造2階建の建物であり、蔵書収容能力は66,000冊である[9]。延床面積は1,560.02m2である[10][9]。1階には一般閲覧室、新聞雑誌コーナー、CD・AVコーナーなどがあり、2階には児童閲覧室、お話の部屋、学習室などがある[6]。エントランスホールには刈谷市の花であるカキツバタを描いたステンドグラスがある[8]。すぐ北側を伊勢湾岸自動車道が通っているため、窓には二重ガラスを用いるなどして防音に配慮している[8]

利用案内

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刈谷市富士松図書館の位置(愛知県内)
刈谷市富士松図書館
刈谷市富士松図書館
刈谷市富士松図書館
刈谷市富士松図書館
刈谷市富士松図書館
刈谷市富士松図書館
貸出カードの作成可能者
刈谷市
衣浦東部広域行政圏
東浦町
開館時間 中央図書館 : 9時-19時(4月-9月の平日)、9時-18時(10月-3月の平日)、9時-18時(土日・祝日)
分館 : 10時-18時
休館日 月曜日、祝日の翌日、年末年始、毎週第4金曜日、特別整理日
貸出対象者 衣浦東部広域行政圏(刈谷市安城市高浜市知立市碧南市)の在住・在学・在勤者
衣浦定住自立圏(刈谷市・知立市・高浜市・知多郡東浦町)の在住・在学・在勤者
貸出冊数 10点まで、ただし視聴覚資料は1点まで
貸出期間 14日間

1995年(平成7年)度には衣浦東部広域行政圏(刈谷市・安城市高浜市知立市碧南市)の在住・在勤・在学者への貸出を開始した[5]。また、開館時間を延長し、貸出冊数を10冊に拡大した[5]

2011年(平成23年)には刈谷市・知立市・高浜市・知多郡東浦町の3市1町で定住自立圏協定を締結し、東浦町の在住・在学・在勤者にも広域貸出を拡大している[11]

脚注

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  1. ^ a b 文化施設”. 丹羽英二建築事務所. 2017年4月1日閲覧。
  2. ^ 刈谷市年代ごとの沿革 2000年平成12年)~2009年(平成21年)”. 刈谷市. 2017年4月1日閲覧。
  3. ^ 「富士松市民センターが完成」『刈谷新聞』1984年4月24日、第337号、p.3
  4. ^ 刈谷市のあゆみ”. 刈谷市. 2015年2月27日閲覧。
  5. ^ a b c d e 刈谷市中央図書館 2016, p. 3.
  6. ^ a b c d 「刈谷市 富士松図書館が完成 一般閲覧室に3万冊 オープンは来月5日」『中日新聞』、2000年4月12日
  7. ^ 「刈谷市 『富士松図書館』と『生涯学習施設』 新年度から着工へ」『中日新聞』、1999年1月17日
  8. ^ a b c d e 「富士松図書館オープン 5月5日 旧富士松北幼跡地に」『刈谷ホームニュース』2000年4月29日、第715号
  9. ^ a b 刈谷市中央図書館 2016, pp. 6–7.
  10. ^ 「新館紹介」『図書館雑誌』日本図書館協会、2001年3月号
  11. ^ 刈谷市中央図書館 2016, p. 4.

参考文献

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  • 刈谷市中央図書館『平成28年度 図書館要覧』刈谷市中央図書館、2016年。 

関連項目

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外部リンク

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