初笑い浪花の陣
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『初笑い浪花の陣』(はつわらいなにわのじん)は、朝日放送(ABC)製作の新春特別番組。毎年1月2日昼に放送されており、「浪花の陣I」(第1部)・「浪花の陣II」(第2部)の2部構成。現在この「初笑い浪花の陣」との語は、一部のテレビ雑誌でのみ表記しているが、かつては番組タイトルにも付されていた。また2部構成という形をとってはいるが、それぞれ別々の独立した番組として扱われており、例年第1部は吉本興業、第2部は松竹芸能が番組製作に加わっている。
第1部
[編集]概要
[編集]- タイトルは「新春オールよしもと初笑い 〜漫才ヒットパレード&開運!ふんどしコメディ〜」→「新春!オールよしもと初笑いスペシャル」
- 大阪・なんばグランド花月からの生中継で放送される。
- 漫才・落語を中心に、かつてはNGK前での中継(主に過酷なゲーム)を挟む形を取っていたが、多くの見物客が殺到する事や番組予算が厳しい事から、2005年頃以降は前半を漫才・落語、後半を吉本新喜劇風コメディーという2部構成にし、セットの建て替えの間は別会場から簡単なゲームを行なう。2020年から第2部は岡村隆史の花の駐在さんが放送されている。
- 司会はトミーズとハイヒールの2組4人。2組とも番組最初に漫才を行う。
- 2015年は「新春!よしもと初笑い4時間スペシャル〜レジェンド漫才&お正月グルメ&コメディー」と題して、15:55まで時間を拡大。「ナイトinナイト」ともコラボレーションし『今ちゃんの『実は…』』(水曜)『雨上がりのやまとナゼ?しこ』(火曜)」からの特別コーナー(収録)も交えて、よしもと漫才劇場から生放送。コメディーパートは、なんばグランド花月で事前に収録された。
放送時間
[編集]- 12:00 - 14:25
出演者
[編集]2005年
[編集]2006年
[編集]- 中田カウス・ボタン
- オール阪神・巨人
- 今いくよ・くるよ
- 宮川大助・花子
- 大木こだま・ひびき
- トミーズ
- メッセンジャー
- 中川家
- フットボールアワー
- 南海キャンディーズ
- コメディー
2007年
[編集]2008年
[編集]- 桂文珍
- 中田カウス・ボタン
- オール巨人・阪神
- 宮川大助・花子
- 大木こだまひびき
- トミーズ
- メッセンジャー
- 中川家
- ブラックマヨネーズ
- 麒麟(遅刻の為、漫才の出演無し)
- チュートリアル
- コメディー
2009年
[編集]- 桂文珍
- 中田カウス・ボタン
- オール阪神・巨人
- 宮川大助・花子
- 大木こだまひびき
- トミーズ
- 中川家
- チュートリアル
- ブラックマヨネーズ
- 麒麟
- 千鳥
- NON STYLE
- コメディー
- 内場勝則、辻本茂雄、小籔千豊、川畑泰史、たむらけんじ
2010年
[編集]- 中田カウス・ボタン
- オール阪神・巨人
- 宮川大助・花子
- 大木こだまひびき
- トミーズ
- 矢野・兵動(出演予定のメッセンジャー黒田が逮捕されたため代役として出演)
- 中川家
- ブラックマヨネーズ
- フットボールアワー
- ノンスタイル
- 笑い飯
- 千鳥
- コメディー
2011年
[編集]- 中田カウス・ボタン
- オール阪神・巨人
- 今いくよ・くるよ
- 宮川大助・花子
- 大木こだまひびき
- トミーズ
- 矢野・兵動
- メッセンジャー
- 中川家
- シャンプーハット
- 笑い飯
- 銀シャリ
- NMB48ほか
- コメディー
- 内場勝則、小籔千豊、未知やすえ、中川貴志、たむらけんじ
2012年
[編集]- 中田カウス・ボタン
- オール阪神・巨人
- 今いくよ・くるよ
- 宮川大助・花子
- 大木こだまひびき
- トミーズ
- 矢野・兵動
- メッセンジャー
- 中川家
- ザプラン9
- シャンプーハット
- パンクブーブー
- 笑い飯
- 千鳥
- ウーマンラッシュアワー
- 銀シャリ
- コメディー
2013年
[編集]- 中田カウス・ボタン
- オール阪神・巨人
- 宮川大助・花子
- 大木こだまひびき
- トミーズ
- 矢野・兵動
- メッセンジャー
- テンダラー
- パンクブーブー
- 笑い飯
- アジアン
- 千鳥
- コメディー
2014年
[編集]- 中田カウス・ボタン
- 西川のりお・上方よしお
- オール阪神・巨人
- トミーズ
- ハイヒール
- 矢野・兵動
- メッセンジャー
- シャンプーハット
- 千鳥
- スリムクラブ
- ジャルジャル
- 銀シャリ
- モンスターエンジン
- コメディー
スタッフ
[編集]- 2014年1月2日放送分
- 構成:ハスミマサオ
- 技術
- SW:前田昌彦、林謙一郎
- VE:三本菅彰
- CAM:寺岡憲一、柴田康司、新原志保美、平井雅司、森本翔一、三村友昭、堀内俊
- CA:藤井智章
- AUD:梶巻久仁彦、本城宣彰
- 照明:上田和博
- マイクロ:波田純一(ABC)
- SE:田口雅敏
- EED:徳安悠治
- Gサブ
- 技術:細川圭吾・一場健太郎・蓑田将孝(3人共ABC)
- ディレクター:福田篤(ABC)
- TK:前田典子
- 舞台監督:松本一彦
- なんばグランド花月支配人:新田敦生
- CG:三好和也
- 美術:奥井優佑・小林沙奈美・河野秀輝(3人共ABC)
- 番組宣伝:野嵜喜美子(ABC)
- 協力:ウォークオン、ステージプランニング、トラッシュ、アーチェリープロダクション、ちゃるんカンパニー、戯音工房、つむら工芸、すくらんぶる、大槻衣裳、浪原靴店、MORE、百花園、まいど
- FD:徳原由花・小田晶子・松田真奈(3人共ウォークオン)、安本浩太(CREA5)
- ディレクター:矢内達也(ABC)
- 演出:丹田佳秀(ABC)
- AP:山田敬文(ABC)、小林真未子(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
- プロデューサー:柴田聡(ABC)、田尻麻衣(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
- 制作協力:吉本興業
- 制作著作:ABC(朝日放送)
第2部
[編集]概要
[編集]- 幾度か番組タイトルが変わっており、2009年からはよゐこがメイン司会を担当している。(2008年まではますだおかだ)2011年のタイトルは「よゐこの新春ネタフェス2011」。
- 第1部と異なり、収録放送。また字幕放送対応となっている。
- 前述のとおり、第1部が吉本興業所属のタレント・漫才師・落語家のみが出演しているのに対し、第2部は松竹芸能所属のタレント・漫才師・落語家が中心で、近年は松竹芸能以外(ワタナベエンターテインメント・ホリプロコム・太田プロダクション・プロダクション人力舎・マセキ芸能社など)の若手芸人が毎年1組出演していたが、2011年はアンガールズ・ナイツ・Wコロン・東京03など複数のコンビが出演した。
- 2015年は上記第1部の枠拡大のため、第2部の放送が行われなかった。
- 2017年はテレビ放送こそないが、道頓堀角座からの新春興行の公開生中継と、その合間に朝日放送が保有するライブラリーに残る松竹芸能のタレントの口演を放送する「道頓堀角座・夢の新春興行〜時空を超えた松竹名人会〜」をABCラジオで1月2日の14:30-17:25に放送された。(MC・伊藤史隆、ゲスト・正司敏江、笑福亭鶴光、横山たかし・ひろし、酒井くにお・とおる、海原はるか・かなた)
放送時間
[編集]- 14:30 - 15:55
出演者
[編集]2011年
[編集]- 松竹芸能所属
- 東京からのゲスト
- アンガールズ(ワタナベエンターテインメント)
- キングオブコメディ(プロダクション人力舎)
- Wコロン(プロデューサーハウスあ・うん)
- 東京03(プロダクション人力舎)
- ナイツ(マセキ芸能社)
ネット局
[編集]2011年
[編集]- 第1部・2部ともネット
- 第1部のみ同時ネット
- 第2部遅れネット
2008年
[編集]- 第1部・第2部ともにネット
- 第1部のみネット
- 第2部のみネット
2021年
[編集]- 過去の第1部相当(吉本興業担当分)のみ放送
- ABCテレビ(制作局)
- 広島ホームテレビ(同時ネット)
その他
[編集]- テレビ朝日では12:00 - 13:55に再放送枠(2008年は『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!スペシャル』)、14:00 - 15:55の枠に『関根&優香の笑うお正月』が放送されている。
- 一部のテレビ朝日系列でも同時ネットされているが、2部とも通してネットされるのは2009年まで瀬戸内海放送1局のみであった(2010年はテレビ朝日の特番『ネオバラ祭り・第2部』と『笑うお正月』の方を同時ネットするため初めて一部・二部双方とも非ネットとなった。2011年は第1部のみネットが再開されたが、第2部は『関根&優香の笑うお正月』を同時ネットのため非ネット)。
- 1月2日は、テレビ朝日系列局内においても、「初笑い浪花の陣」が放送される局と「関根&優香の笑うお正月」が放送される局、さらにそれ以外の自社製作・遅れネット・他系列番組を組み合わせた完全自主編成の局に分かれている(ますだおかだは、2008年の「笑うお正月」に出演していた)。
- だが、2015年にテレビ朝日など多くの系列局で「路線バスで寄り道の旅」の5時間スペシャルを放送し、視聴率が好評だったため翌2016年以降「初笑い浪花の陣」の同時ネットをとりやめ、遅れネットに降格し継続している系列局が増えている。なお、朝日放送テレビでは「路線バスで寄り道の旅」は基本同時ネットしておらず、遅れネットや特番(ゴールデンタイムで放送される場合)のみ放送されている。この体制は2019年の1月2日まで続き、2022年より再開されている。
- なお、2020年はテレビ朝日など多くの系列局が「警視庁・捜査一課長[1]」の集中再放送5時間スペシャルを放送した[2]。
- この影響によりこの後続に全国ネットで放送していた「朝日放送テレビ制作1月2日夕方特別番組枠」は2013年を最後に中断しているが[3]、2023年は「スーパーJチャンネル」と前述の「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」直前スペシャルを夕方特別番組枠の一環として放送する形となる。