利用者‐会話:あら金/「抗酸化物質」の査読
表示
抗酸化物質の査読
構成
[編集]定義部
[編集]- 論旨 抗酸化物質(こうさんかぶっしつ、antioxidant)とは、他の物質の酸化を抑制する能力を持つ分子のことである。
- コメント 抗酸化物質を生物学的な「抗酸化剤」の範囲と定義するか、工業的な「酸化防止剤」まで範囲と定義するかという問題はある。OED Sec. ed.を引くとantioxidantは酸化防止剤の意味の用例と抗酸化剤の意味の用例とが乗っている。しかし、記事本文においては、工業的な「酸化防止剤」についての言及は論旨K-2しかなく、記述バランスとして非常に偏っている。言い換えるとad hoc的に範囲に含めた工業的な「酸化防止剤」は、本稿では触れないとすることでも良いように考える。じっさい英語版のantioxidantは「酸化防止剤」には言及していない。--あら金 2010年12月6日 (月) 02:28 (UTC)
冒頭部
[編集]- 論旨A1. 「酸化」の化学的定義の説明
- 論旨A2. フリーラジカルと抗酸化物質
- 論旨A3. 酸化ストレスと抗酸化物質
- 論旨A4. 抗酸化物質と疾病・健康
- 論旨A5. 抗酸化物質と工業素材の改良・改質
節「歴史」
[編集]- 論旨B1. 抗酸化物質の化学進化
- 論旨B2. 工業における酸化防止剤の歴史
- 論旨B3. 生化学における抗酸化物質研究の歴史
節「生化学における酸化」
[編集]- 論旨C1. 活性酸素と「酸化ストレス」
- 論旨C2. 活性酸素とDNA障害
- 論旨C3. 活性酸素と電子伝達系
節「代謝」
[編集]- コメント 通常、「代謝」といった場合、その物質(つまり抗酸化物質)の生合成なり、分解、生体内リサイクルなりを期待するが、節の論旨はそうではない。「活性酸素種」の代謝という論旨の節でもない。英語版の直訳だと考えるが、節タイトルは再考すべき。--あら金 2010年12月5日 (日) 19:17 (UTC)
- 論旨 「抗酸化物質」の分布と役割
- コメント 表「抗酸化代謝物」の論旨が不明。つまり、この表で何を説明したいのか? が。本文の論旨中になく、ただ表が存在している。--あら金 2010年12月5日 (日) 19:17 (UTC)
- 論旨D2. 尿酸の各論
- 論旨D3. アスコルビン酸の各論
- 論旨D4. グルタチオンの各論
- 論旨D5. トコフェロール類、トコトリエノール類(ビタミンE)の各論
節「酸化促進剤としての機能」
[編集]- コメント酸化促進剤(Pro-oxidant)の記述は、通常の事典・辞典で言及されるべきことがらを網羅していない。具体的にはen:Pro-oxidantで尿酸が酸化促進剤となる事例の説明されている。--あら金 2010年12月6日 (月) 02:05 (UTC)
- 論旨E1. 酸化促進剤としてのアスコルビン酸
節「酵素系」
[編集]- 論旨F1. 活性酸素に関与する酵素
- 論旨F2. スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼおよびペルオキシレドキシンの各論
- 論旨F3. チオレドキシン系とグルタチオン系の各論
節「酸化ストレス」
[編集]- 論旨G1. 「酸化ストレス」と疾病
- 論旨G2. 低カロリー食と「酸化ストレス」
- コメント低カロリー食と抗酸化物質との関係について論旨の必然性・必要性が不明。蛇足ではないか? --あら金 2010年12月5日 (日) 17:03 (UTC)
- 節「健康への影響」
- 論旨H1. 病気治療法としての「抗酸化物質」
- 論旨H2. 病気の予防法としての「抗酸化物質」
- コメント 「したがって…複合混合物が関わっていると考えられる」の結論の導出が論理的に不適切。つまり、消去法で抗炎症物質候補を消し込んで行っているのに、突然に「その他の物質(例えばフラボノイド類)または複合混合物が関わっていると考えられる」と断定している。言い換えると、「抗酸化物質」は無関係であるという可能性を否定する論証がないので「結論」の論理的妥当性は皆無ということ。--あら金 2010年12月5日 (日) 17:03 (UTC)
- 論旨H3.有酸素運動と「抗酸化物質」
- コメント有酸素運動と筋損傷とのあいだの関係・機序の説明がないので、説明というよりは事実の列挙にとどまり、論旨が分かりにくい。
- コメント 好中球の貪食作用(要するに膿の実体なのだが)は炎症反応一般にみられる生体反応であるが有酸素運動と関連させなければ説明にならない理由が不明。--あら金 2010年12月5日 (日) 17:03 (UTC)
- コメント「インスリンの感受性を低下」の説明は有酸素運動ではなく、次項の「有害性」に関することなので、説明箇所として不適切。 --あら金 2010年12月5日 (日) 17:03 (UTC)
- 論旨H4.有害性
- コメント抗酸化物質の主作用に起因する有害性と、副作用に起因する有害性とが漫然と一体として記述されている。つまり、副作用に起因する有害性であるならば、ほかの抗酸化物質では成立しないので、主作用に起因する有害性と副作用に起因する有害性とは判別できるように記述する必要があるということ。可能であるならば副作用に起因する有害性は抗酸化物質の分類における一つの属性として記述すべき。--あら金 2010年12月5日 (日) 19:44 (UTC)
節「食品中の抗酸化物質」
[編集]- 論旨I-1. 食品成分の「抗酸化活性」の測定
- 論旨I-2.「抗酸化活性」に関する、食品加工と消化吸収との関与
節「科学技術への応用」
[編集]- 論旨K-1. 食品添加物としての抗酸化物質
- 論旨K-2. 工業用酸化防止剤としての抗酸化物質
リファレンス
[編集]- 参考文献・脚注
- 関連項目・外部リンク
全体
[編集]- コメント 抗酸化物質の分類と列挙が不十分。ポリフェノール、レスベラトロール、イソチオシアン酸、クルクミンなどいくつかのなどは機序としての「生化学における酸化」のどれと関連するかも不明確に、突然例示されている。
語句・表現の再検討項目
[編集]- 冒頭部
- 節「歴史」
- 節「生化学における酸化」
- 節「代謝」
- 節「酸化促進剤としての機能」
- 節「酵素系」
- 節「酸化ストレス」
- 節「健康への影響」
- 節「食品中の抗酸化物質」
- 「活性酸素種の違いによって活性も異なるため抗酸化物質の測定はその物質により多様である。」
- コメントこの文は論旨不明。つまり、抗酸化物質の含有量は定量化学分析で決定可能なはず。「抗酸化物質の測定」ではなく、「抗酸化能」の測定、「生物学的力価」の測定ならばつじつまは会う。論旨と表現とを確認いただきたい。--あら金 2010年12月5日 (日) 19:49 (UTC)
- 節「科学技術への応用」
-
- コメント 表「燃料添加剤」の挿入位置が変。
- 1.重合防止剤としての酸化防止剤
- 2.ラジカルスカベンジャーとしての酸化防止剤
- の順に論旨が述べられているが、この表は重合防止剤と論旨が関連するので、1.と2.との間に挿入されるのが適当である。--あら金 2010年12月6日 (月) 02:39 (UTC)
- コメント 表「燃料添加剤」の挿入位置が変。
- 関連項目・外部リンク
- 全体
-
- コメント読点で接続する複文が多用されているため、初心者にはかなり読みにくい文です。言い換えると専門家は内容を理解しているので、接続詞や代名詞を省略した「読点で接続する複文」でも論旨を追うことがてきます。しかし、初見者や専門外の者では文のどの語に接続して複文になっているかというのは読み取りにくいです。なので、もっと代名詞や接続詞、場合によっては代名詞ではなく接続する語を直接繰り返して書き下さないと、わかりやすい文脈にはならないと考えます。--あら金 2010年12月5日 (日) 17:17 (UTC)