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利用者‐会話:DEW

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はじめまして、海獺と申します。Wikipediaへの参加を歓迎いたします。取り急ぎですが、会話ページやノートページに投稿するときは、文末に署名をお願いします。詳細はこちらを「Wikipedia:署名」。--海獺 2009年2月17日 (火) 13:57 (UTC)[返信]

ありがとうございます+お願い

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海獺です。さて、スキャロップドの件ですが、私もDEWさんの指摘を拝見して、そういえばポールはスキャロップドを使用していなんじゃないかと思い、いろいろ調べてみたものの、やはり使っているといえるような資料をWeb上で探すことは出来ませんでした。これはあの記述に対するひとつの仮説ですが、Ibanezで同時期にシグネイチャー・モデルを出していたギタリストのモデルはハイフレット部分にスキャロップド加工がしてあったのではないかと考え、fホールのペイントとモンキーグリップの違いはあるものの、ストラトをベースにしたHSHレイアウトのギターということと、記事内で言及されていないということから、スティーヴ・ヴァイと勘違いした結果なのかなと考えました。これは推測に過ぎませんが、今後ももし記事に記述について疑問点があった場合、今回のようにノートで提案をしてみて、ポールが使っていたという出典がある程度の期間(1週間以上は見ていただければと思います)どなたからも提示されなかった場合、記述を除去するような流れでお願いいたします。

もうひとつ別件でお知恵を拝借したい項目がございます。ノート:アイバニーズには2年以上前の問題提起が放置されたままとなっています。 2006年11月13日 (月) 11:28の版より転記いたします。

確かIbanezは神田商会(現在はグレコが有名)の一ブランドで、そのころは「アイバニーズ」ではなく「イバニーズ」と読ませてたはず。  またイバニーズ時代に現在グレコで出してるミラージュタイプのギターを作ってたと思う。  さらにグレコでARと全く同じギターも作ってて、ゴダイゴのギタリストが使ってたと思う。ここより作成)

これについてなのですが、私の手元の資料などで調べた限りでは、Ibanezは1979年の5月時点では星野楽器が販売していたということが雑誌広告の表記でわかりました。この時期に読み方がイバニーズからアイバニーズに移行していたのではないかと推測されます。この少し前には神田商会が販売していたようで、そのときにはイバニーズと呼ばれていた記憶が私にもあります。製造はどちらも富士弦楽器製造であり販売する会社が変わったと言う経緯のようなのです。ミラージュについてはIbanezでの同じシェイプのものをKISSのポール・スタンレーが使っており、その広告写真があるので間違いないようです。ARと同じギターをゴダイゴというのは、バインディングの差異はありますがGO IIIシリーズなのではないかと推測しております。このあたりの資料媒体などがもしありましたら、記事の充実のために加筆をお願いしたいと思います。--海獺 2009年2月17日 (火) 20:03 (UTC)[返信]


アイバニーズについての回答

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DEWです。ご質問ありがとうございます。

さて早速ですが「アイバニーズの一件」について説明させて頂きます。

まず 「確かIbanezは神田商会(現在はグレコが有名)の一ブランドで」 についてはほぼ誤りの筈です。 「Ibanez」というブランド名は最初から星野楽器製造のブランドであり、神田商会ではありません(メーカー向けに紹介される資料等でもその旨が記載されているのを確認した事がありますが、残念ながら現在手元にはありませんし、仮にあったとしても出所が出所(「一般ユーザーの目に触れる事が前提となっていない資料」という意味)なので、この類の資料をWikipedia上で出典させるのも如何なものかと思います)。

ですが神田商会が(星野楽器が手掛けている「TAMA」等を含めて)星野楽器の製品を小売店に卸しているのは事実であり(注:直に取引を行っている小売店もある模様です)、楽器業界ではフェンダー・ジャパン製品もアイバニーズも神田商会に発注する、といった行為がよく見受けられます。

これによって 「Ibanez=神田商会のブランド」 という誤った情報が流布したのではないか?と考えられます。


次に 「「アイバニーズ」ではなく「イバニーズ」と読ませてたはず」 についてですが、これには諸説色々ある模様です。

様々な年代の方々にお話をお伺いする事がありましたが、現在40~50代ぐらいの方々は「イバニーズ」と発音する方が少なくなく、逆に20~30代ぐらいの方々は「アイバニーズ」と発音される方々が多いと思います。

これについて私個人も非常に疑問を抱いており、過去に(半ば「職権濫用気味」ですが/苦笑)神田商会等に問い合わせた事があります。

ですが確実な回答が得られない状態に落ち着いてしまいました(「詳しい人間がもう居ない(=退職されている?)」との事でした)。

それ以外にも色々と調べましたが(事実楽器店で働いていると、この類の質問がお客様より寄せられる事が珍しくはありません。その都度色々と資料をひっくり返しました)、諸説しか浮かび上がらずに確たる証拠が出てきませんでした。

そこで一つの「仮説」を提唱してみた事があります(ここから先は私の「推測」です)。

1:最初期にメーカーがユーザー向けに発表した表記が(日本語表記は無く)「Ibanez」のみであった →もしこの状態であればローマ字読みをすれば大抵は「イバニーズ」と読んでもおかしくないと思います。そこから各小売店、雑誌等で紹介される時に「イバニーズ」と紹介されていたと推測する事も可能だと思います。

2:最初期は確かに「イバニーズ」であったが、後にワールドワイド販売に移行するに当たり、英語発音により近い「アイバニーズ」に改称 →現在の「アイバニーズ」のページでも似た様な表記がありますが、これについては非常に似通った例として(当時)日本コロムビア傘下であった「デンオン(DENON)」が後に独立する際に「デノン」があります。 尤も「デンオン」と紹介されていた時期から「デノン」と読まれていたのは広く知れ渡った事実であり(同名のレコード・レーベルは「デノン」である、という資料も見た事がありますが、その事実が広く知れ渡っているとは思えません。事実、古い音楽雑誌等を見てみると「レーベル名:デンオン」と紹介されている物が多数あります)、「ローマ字発音」と「英語発音」というややこしい違いを統一する思惑があったのかも知れません。 話をアイバニーズに戻しますが、同様な事が星野楽器内で議論されていてもおかしくは無いと思います(メーカーにとっては「(知れ渡っている)名称が一定ではない→売り上げにも影響しかねない」と判断してもおかしくは無いでしょう)。

3:実は最初期には「イバニーズ」と名打っていたが、2以外の理由で「アイバニーズ」に改称

大体この3つの仮説を立ててみましたが、いずれも断定には至っておりません。 現在も調査を事細かに進めておりますので、何か判明致しましたら即座にご報告致します。


「またイバニーズ時代に現在グレコで出してるミラージュタイプのギターを作ってたと思う」 以降については詳しい資料が残っていないか(確実に雑誌等に記載されている事を記憶しており、その雑誌をまだ捨てずに持っているか)を調べておりますので、後ほどUP致します。


--DEW 2009年2月20日 (金) 10:01 (UTC)[返信]

詳しい説明をありがとうございます。個人的にはウィキペディアにてその手のことを書くには出典探しの旅が欠かせず、その出典探しそのものが面白みであると思っており、こういった機会にWeb上にて複数の方が検証し、目に付きやすいウィキペディアで、ある程度の事実が記載されるのはとても有意義なことです。
いただいた仮説部分について、こちらもうろ覚えの返答になりますが、その昔Playerでのロイ・ブキャナンのインタビューで、使用ギターについて「読み方がわからないがアイビネのギター」という訳文を記憶しております。楽器・音楽雑誌では記事中に「イバニーズ」表記であったことはほぼ裏が取れているものの、広告などでは英語表記だけだったのではないかと思われ、1の説に共感します。しかしながら2も3もありだと思うので、複数の事情によって、ある時期にアイバニーズと表記してくれという申し入れのようなものがあったのかもしれないですね。
ミラージュについてはWebでも確認できました[1]
DEWさんの経験と知識はとても貴重だと思いますので、嫌にならない程度にじっくり取り組んでいただければと思います。ありがとうございます。--海獺 2009年2月24日 (火) 03:25 (UTC)[返信]