利用者:かあらもち/sandbox/新規立項準備/作業場4
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メガロパ
[編集]メガロパ(megalopa)は、節足動物門甲殻綱十脚目のうち、カニ類の後期幼生のことで、 甲殻類の幼生期の第三段階にあたる。[1][2]
メガロパ幼生[3]、メガローパ[4]、メガロッパ[5]ともいう。
概要
[編集]体の構造
[編集]メガロパは一般に体長は2~5mmであるが,イワガニ科では 1cmを超えるものも見られる。[6]また、ショウジンガニのメガロパは、脚を広げると2㎝ほどの大きさになる。[7]
付属肢は成体同様で、ゾエア幼生と違ってすでに二叉型ではなくなっているが、腹部がまだ後方に伸びたままである。[8][3]
習慣
[編集]メガロパは頭部、胸部の付属肢のほかに、遊泳用に発達した第一から第五の腹肢があり、その腹肢の一部あるいは全部を使って遊泳する。[4]
また、鋏脚と歩脚で物につかまることができるほか、歩き回ることや、鋏でエサをちぎることも可能である。[5]
沖合に浮かぶ流れ藻やブイのほか、定置網のロープなどで大量に見つかることがある。[7]
脱皮による変化
[編集]ゾエアが種ごとにほぼ一定の2~5回の脱皮を繰り返すことで、メガロパとなる。メガロパが脱皮を繰り返したのち、適当な場所にたどり着くと、脱皮して稚ガニになる。[3][9]
出典
[編集]- ^ 山路 勇 (1959/11/10). 日本 プランクトン図鑑. 保育社. p. 67. ISBN 9784000803144. OCLC 840112616
- ^ 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),精選版. “メガロパ幼生(めがろぱようせい)とは”. コトバンク. 2019年2月22日閲覧。
- ^ a b c “メガロパ幼生(めがろぱようせい)とは - コトバンク”. 2019年6月14日閲覧。
- ^ a b 岩波生物学辞典 第5版. 巌佐, 庸, 1952-, 倉谷, 滋, 1958-, 斎藤, 成也, 1957-. 岩波書店. (2013.2). p. 1376. ISBN 9784000803144. OCLC 840112616
- ^ a b “メガロッパ (めがろっぱ) - 越前かにの百科事典 | 越前がにならかにカニ福井”. kani.fukuishimbun.co.jp. 2019年6月14日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,デジタル大辞泉,大辞林 第三版,精選版. “メガロパとは”. コトバンク. 2019年3月4日閲覧。
- ^ a b Company, The Asahi Shimbun. “朝日新聞デジタル:へんてこ 大きな幼生 - 和歌山 - 地域”. www.asahi.com. 2019年6月14日閲覧。
- ^ “メガロパとは - Weblio辞書”. www.weblio.jp. 2019年6月13日閲覧。
- ^ “南の動物プランクトン カニ・エビ類の子供たち”. www.kahaku.go.jp. 2019年2月22日閲覧。