千把ヶ池(せんばがいけ)は、かつて千葉県成田市に存在していた池。
この池の名前の由来について、高田与清は1817年(文化14年)に平将門ゆかりの地をめぐった旅行を記した紀行文『相馬日記』で「ある鄙女がこの池のあさみへ一日千把の苗をうゑんとかせぎけるにつかれこうじて死にける」ことから名づけられたと記している。
成田ニュータウンの開発に伴い埋め立てられ消滅し、現在ではその跡を示す標柱と池畔に立っていたとされる地蔵像が残っている。
- 高田与清 『相馬日記』3巻 19ページ
- 相馬日記 - 奈良女子大学附属図書館(原書電子画像)
- 『房総文庫 4』