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利用者:小石川人晃/sandbox5

〓(丹那沢蓋木[1]学名: Symplocos coreana)はハイノキ科ハイノキ属落葉低木ないし小高木。和名の由来は、最初に発見された済州島の場所にちなみ、古名の耽羅(たんら)から名付けられたとされる[2]

日本本州関東地方以西、四国、九州、および韓国の済州島に分布する[1][2]。暖帯の暖帯から温帯の山地に生える[1][2]

落葉広葉樹低木から小高木で、樹高は3 - 5メートル (m) ほどになる[1]。枝は横に広がる[2]樹皮は灰色から淡灰褐色で縦に細く裂ける[1][2]。若い樹皮は滑らかで、皮目は大きい[1]。一年枝は初め毛があるが、のちに無毛になる[1]

葉は互生し、長さ5センチメートル (cm) ほどで、やや革質、葉裏の葉脈上の白毛がある[2]

花期は初夏(6月)[1]。新枝の先に長さ3-6cmの花序をつけ、白い花を多数咲かせる[2]果実核果で、藍黒色に熟し、サワフタギ(学名: Symplocos sawafutagi)よりも黒っぽい。冬でも果序の柄が残る[1]冬芽は卵形で褐色、6 - 11枚の芽鱗に包まれており、基部は左右に膨れ副芽が入っている[1]。枝先には仮頂芽、枝には側芽が互生する[1]。葉痕は半円形や三日月形で隆起し、維管束痕が1個つく[1]

脚注

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参考文献

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  • 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、64頁。ISBN 978-4-416-61438-9 
  • 牧野富太郎 著、邑田仁・米倉浩司 編『APG原色牧野植物大図鑑II = APG MAKINO'S ILLUSTRATED FLORA IN COLOUR 2 (グミ科~セリ科)』北隆館、2013年3月25日。ISBN 978-4-8326-0974-7