利用者:小石川人晃/sandbox9
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ケヤマウコギ | |||||||||||||||||||||
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ケヤマウコギ
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Eleutherococcus divaricatus (Siebold et Zucc.) S.Y.Hu (1980)[1] | |||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ケヤマウコギ(毛山五加木) |
ケヤマウコギ(毛山五加木[4]、学名: Eleutherococcus divaricatus)はウコギ科ウコギ属の落葉低木。別名、オニウコギ[1]、チャイロウコギ[2]ともよばれる。
特徴
[編集]落葉広葉樹の低木で、樹高は1 - 3メートル (m) ほどになる[4]。幹は束生して株立ちになる[5]。樹皮は淡灰褐色で、細かい縦向きのシワや皮目がある[4]。若い枝は密に腺毛に覆われているが[5]、後に無毛となり、やや下向きに湾曲した太い刺がまばらに出ている[4]。
葉は長枝に互生し、短枝に多数集まってつく[5]。葉の裏や葉柄にも、縮れ毛が多い[4]。
花期は初秋(8 - 9月)[4]。本年伸びた長枝に散形花序をつける[5]。ふつう枝の先端につく散形花序は両性で大きく、その他の散形花序は雄性で小さい[5]。
果実にできる種子は2個[6]。種子は長さ7ミリメートル (mm) 、幅2 - 3–mmの扁平な広線形で、淡褐色で光沢はない[6]。背面には1個の縦溝、腹面には2個の縦溝がある[6]。
冬芽は枝に互生し、円錐形や半球形で、枝とほぼ同色の芽鱗5 - 6枚に包まれている[4]。冬芽のわきにある葉痕はU字型やO字形で、維管束痕は7 - 9個つく[4]。側芽わきの葉痕の下に棘が対になって出るが、ないときもある[4]。
分布と生育環境
[編集]日本と朝鮮半島南部、中国南部、ヒマラヤの暖帯から温帯の山地に分布するし[5][7]。日本では北海道、本州、四国、九州に分布し、日本海側に多い[4]。湿り気の多い山地の林内や林縁に自生する[5][4]。
脚注
[編集]- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Eleutherococcus divaricatus (Siebold et Zucc.) S.Y.Hu ケヤマウコギ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月3日閲覧。
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acanthopanax rufinervis Nakai ケヤマウコギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月3日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acanthopanax divaricatus (Siebold et Zucc.) Seem. ケヤマウコギ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年3月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 33.
- ^ a b c d e f g 邑田仁・米倉浩司編 2013, p. 794.
- ^ a b c 中山至大・井之口希秀・南谷忠志 2002, p. 420.
- ^ 宮脇昭ほか編 1994, p. 418.
参考文献
[編集]- 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、33頁。ISBN 978-4-416-61438-9。
- 宮脇昭ほか編『日本植生便覧 改訂新版』至文堂、1994年10月10日。ISBN 9784784301478。
- 邑田仁・米倉浩司編『APG原色牧野植物大図鑑II』(初版)北隆館、2013年3月25日、794頁。ISBN 978-4-8326-0974-7。
- 中山至大、井之口希秀、南谷忠志『日本植物種子図鑑』東北大学出版会(仙台)、2002年2月25日。ISBN 4-925085-29-8。