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利用者:秋無/sandbox

ドM女子とがっかり女王様
ジャンル ラブコメ百合
漫画
作者 狐ヶ崎
出版社 角川書店
掲載誌 ヤングエース
発表号 2020年3月号 -
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ドM女子とがっかり女王様』(どえむじょしとがっかりじょおうさま)は、狐ヶ崎による漫画作品

概要[編集]

容姿だけは完璧な残念美少女久米川と、久米川を自身の女王様に仕立て上げたいドM少女中村が織りなす百合ラブコメ

各話は4ページほどのサブエピソード数本で構成されており、各エピソードにサブタイトルがつけられている。なお、各話にサブタイトルはなく、ナンバリングがされているのみである。

元々は作者狐ヶ崎がTwitterに投稿していた作品であるが、ヤングエース2020年3月号より商業連載が開始された。Twitter投稿時のエピソードは連載版にも掲載されており、両作品は完全に同一である。(リメイクではない)

Twitterに投稿していた作品ということもあり、作中の台詞モノローグにはTwitter特有の言い回し(いわゆるツイッター方言)が散見される。

あらすじ[編集]

ドM少女の中村は、高校入学式にて容姿端麗な美少女・久米川と出会う。スタイル抜群、長いストレートの黒髪、切れ長の目を持つ久米川は、中村にとって理想の女王様像そのものであった。しかし久米川は卑屈で気の弱い性格であり、学業成績も壊滅的な上にぼっちという女王様とは対極の人物であった。

久米川を理想の女王様に仕立て上げるため、中村はぼっちの久米川と友達になる。しかし久米川の気弱な性格は中村の中に眠る加虐心を目覚めさせてしまい……

登場人物[編集]

主要人物[編集]

中村(なかむら)[1]
本作の主人公女性。一人称は『わたし』で、久米川に対する呼称は『久米川さん』もしくは『あんた』。
長身の久米川と比べると背が低く、久米川の肩ほどの身長しかない。しかし、久米川ほどではないにしろ、かなりの巨乳である。髪色はライトブラウンで、セミロングに伸ばしてサイドポニーにしている。
性癖は極度のマゾヒスト(ドM)で、久米川の容姿が『理想の女王様』であるため、彼女に調教されることを望む。しかしすぐに久米川の性格が女王様とはかけ離れたものであることが判明したため、彼女を理想の女王様に仕立て上げるため友達になる。
久米川に女王様的行為をさせるため度々迫るが、すぐに泣いておびえる彼女を見て、自分の中の加虐心が煽られてしまう。その結果、久米川を恫喝して自分を虐めるように要求するなど、ドMでありながら主従が逆転した関係となっている。
久米川が全く女王様らしい行動を取らないことに憤っているが、同時にとてもかわいいとも思っている。
普段は久米川のことを粗雑に扱っているが、ポテトチップスを購入する際に彼女が好きなのりしお味を選択する[2]など、本心では大切な友人だと思っている面が伺える(なお、それを指摘されると怒り出すツンデレな面もある)。また、久米川が他の女性に泣かされていると嫉妬するなど、独占欲が強い所もある。
久米川みすず(くめがわ―)[1]
本作のもう一人の主人公。女性。一人称は『私(わたし)』で、中村に対する呼称は『中村さん』。
モデルのような長身でスタイル抜群、長いストレートの黒髪と切れ長の目を持つ容姿端麗な美少女である。
しかし性格は卑屈で気が弱く、些細なことで泣き、中村に恫喝されると激しくおびえる。加えて学業成績が極めて悪く、入学後のテストでは全教科赤点[1]だった。手先も不器用で、蝶結びもまともにできない。自室は脱ぎ散らかした服やゴミなどで散らかっており[3]女子力の低い残念美少女である。
卑屈ではあるが温厚な性格であり、中村の暴言にも怒ることはない。ただし、中村のドM的な言動や専門用語には若干引いていることがある。
運動能力が低く、帰宅部であるため普段運動している様子もないが、『太る』という言葉の意味が分からないほどスタイルが良い。間食等による余分な栄養はすべて胸に行くという体質である。
ビデオゲームが趣味らしく、自室には多数のゲーム機がある[3]他、学校で大技林を読んでいた[2]ことがある。アクションゲームが好きだが、下手なので全くクリアできない。
前述のような性格から中村のドM的な要求への対応は憂慮しているが、生まれて初めでできた友達である中村のことを大切に思っているようである。

その他[編集]

野方まりあ(のがた―)[3]
中村らが通う高校の英語教師。女性。美術部の顧問でもある。
金髪で巨乳、目元に泣き黒子がある。
中村らによく突っかかってきており、中村と久米川が百合 (ジャンル)“そういう仲”であると思っている。
しかし中村からは邪険にされており、まともに取り合ってもらえていない。
上井草(かみいぐさ)[2]
中村らのクラスメート。女性。一人称は『私(わたし)』。
中村よりも背の低い小柄な体格で、胸もない。髪型は緩く内巻きのかかったセミロングで、カチューシャヘアピンで留めている。
中学時代は地味でも派手でもないグループに属していたが、ある日自分の容姿が整っている方であることに気づき、高校ではクラスの女王様を目指すようになった。
友人らと話している際、『久米川は女王様っぽい感じがする』という話題になり、探りを入れるため久米川に話しかけた。しかし久米川は自身の気弱な性格が災いし、上井草から逃げてしまったが、上井草はそれを『無視された』と勘違いしたため、久米川の弱みを探して調教しようと考えるようになる。

書籍情報[編集]

  • 2020年5月現在、単行本は発売されていない。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚註[編集]

  1. ^ a b c 第1話より
  2. ^ a b c 第3話より
  3. ^ a b c 第2話より