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利用者:落ち穂拾いする人/sandbox

パンプーリャ
行政区
  • Região Administrativa da Pampulha
  • パンプーリャ行政区
パンプーリャの航空写真
パンプーリャの航空写真
ヘロオリゾンテ州におけるパンプーリャの位置
ヘロオリゾンテ州におけるパンプーリャの位置
パンプーリャの位置(ブラジル内)
パンプーリャ
パンプーリャ
ブラジルにおけるパンプーリャの位置
南緯19度51分44秒 西経43度58分14秒 / 南緯19.86222度 西経43.97056度 / -19.86222; -43.97056座標: 南緯19度51分44秒 西経43度58分14秒 / 南緯19.86222度 西経43.97056度 / -19.86222; -43.97056
ブラジルの旗 ブラジル
地域 南東地域
ミナスジェライス州
ベロオリゾンテ
設立 1943
面積
 • 合計 47.13 km2
人口
(2015)
 • 合計 145,262人
 • 密度 3.08人/km2
等時帯 UTC-3 (ブラジル時間)
 • 夏時間 UTC-2 (ブラジル夏時間)
世界遺産 パンプーリャの近代建築群
ブラジル
パンプーリャの近代建築群
パンプーリャの近代建築群
英名 Pampulha Modern Ensemble
仏名 Ensemble moderne de Pampulha
面積 424 ha
登録区分 文化遺産
文化区分 遺跡
登録基準 (1), (2),(4)
登録年 2016年 (第40回世界遺産委員会
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
落ち穂拾いする人/sandboxの位置(ブラジル内)
落ち穂拾いする人/sandbox
使用方法表示

パンプーリャポルトガル語: Região Administrativa da Pampulha)はブラジルベロオリゾンテ市内の9つある行政区画の一つ。市北東部に位置し面積は47.13キロメートル (29.29 mi)。人口は145,262人、人口密度は3.08人/平方キロメートル。パンプーリャの中心にはパンプーリャ湖英語版がある。パンプーリャ湖は1940年代に当時の市長で後に大統領となるジュセリーノ・クビチェックによって建設された人造湖である。パンプーリャ行政区は更に29の地区(bairros)に細分化されるが、そのうちの一つもまたパンプーリャという名称を持つ[1][2]

20世紀初頭のベロオリゾンテ市長Otacílio Negrão de Limamは1936年に、治水と市への水の供給を強化することを目的としてパンプーリャという小河川を堰き止めて貯水池を建設した。パンプーリャ湖周辺は後にクビチェック市長の都市開発計画の拠点となった。クビチェックは一連の建築物群を建設するために、若き建築家オスカー・ニーマイヤーを招聘した。ニーマイヤーはロバート・ブール・マルクスなどの著名な建築家とともに、現在ではブラジル最初期かつ最も顕著な例とされるモダニズム建築を手がけた[1][3]

2016年7月、パンプーリャ湖周辺の地域が、「パンプーリャの近代建築群」としてユネスコ世界文化遺産に登録された[3][4]

構成資産[編集]

サン・フランシスコ礼拝堂、美術館、カーザ・ド・バイリ、ヨットクラブ、ニーマイヤー邸などからなる[5]

サン・フランシスコ礼拝堂[編集]

サン・フランシスコ礼拝堂

1943年に建設されたカトリックの教会。放物線状のシェル構造は、一般的なカトリックの教会とは大きく構造が異なり、タイム誌が「悪魔の防空壕のようだ」と酷評するなど、議論を呼んだ。そのため、教会としての公認は1958年まで遅れた[6]

パンプーリャ美術館[編集]

パンプーリャ美術館

1943年、市内最初のカジノとして建築されたが、1946年にブラジル国内でカジノが禁止されると閉鎖された。1957年に美術館として再開された。「クリスタル宮殿」とも呼ばれ、ブラジル国内の芸術家によるものを中心に1600以上の作品を収蔵している[7]

カーザ・ド・バイリ[編集]

カーザ・ド・バイリ

湖上の人工島の上に建設された社交場。ニーマイヤー建築の特色である曲線美が活かされた建築となっている。ダンスホールやレストランなどを備えており、1943年に会場されたが、カジノ禁止の余波を受けて閉鎖。以降、市の管理の下、多目的スペースとして活用され、美術館の別館としても使用された。2002年にニーマイヤー自身の再設計により全面的にリフォームされている[8]


登録基準[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。

脚註[編集]

  1. ^ a b Perfil da Região Administrativa Pampulha” (Portuguese). Prefeitura Municipal de Belo Horizonte (2003年). 2016年7月16日閲覧。
  2. ^ IBGE divulga dados populacionais de Belo Horizonte” (Portuguese). Prefeitura Municipal de Belo Horizonte (2011年5月8日). 2016年7月16日閲覧。
  3. ^ a b Candidatura da Pampulha a patrimônio mundial será oficializada” (Portuguese). UNESCO (2014年10月12日). 2016年7月16日閲覧。
  4. ^ Four new sites inscribed on UNESCO’s World Heritage List” (English). UNESCO (2016年7月17日). 2016年7月20日閲覧。
  5. ^ 話題沸騰中!!この目で見てみたい、ブラジルが生んだ建築の巨匠「オスカー・ニーマイヤー」展RETRIP 2015年8月13日
  6. ^ "Fit for Prayer"Time Magazine, (April 27, 1959)
  7. ^ Arte da Pampulha MuseumBrazil Travel Boddy 2016年11月24日閲覧
  8. ^ ブラジルのモダニズム建築「カーザ・ド・バイリ」メガブラジル 2014年3月13日

en:Pampulha (Belo Horizonte)