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利用者:葡萄九龍城/sandbox/1

蓮麻坑

蓮麻坑(リンマハン、中国語: 蓮麻坑英語: Lin Ma Hang)は香港新界北区にある地区沙頭角打鼓嶺の間に位置する。蓮麻坑は2016年まで辺境禁区に属していたため、重大な発展計画がなく、蓮麻坑一帯の自然環境は破壊されなかった。山橙(キョウチクトウ科の植物で、蓮麻坑一帯の地域では「蓮麻」と呼ぶ)がよく植わっていることが蓮麻坑の由来。蓮麻坑にある、閉山された鉱山[1]に主要なコウモリ生息地の一つがあるため[2]、具特殊科学価値地点(SSSI)に指定されている。

蓮麻坑村には2019年現在100人弱が住んでいる。全盛期には1000人もの村人が住んでいた。また、村のほとんどの村民は姓(祖籍が広東陸豊客家人)で、他にも、官、冼姓の村民がいた。

歴史[編集]

「蓮麻坑」という地名は、代に編纂された『新安県志』に出てくる。遷界令が発令された後、1669年に客家人は蓮麻坑に移住した。蓮麻坑の住民は稲作をして生計を立てている。1898年イギリス新界租借し、蓮麻坑は深セン河中国語版によって二分された。北側の地域は長嶺村と改称し、中国に、南側の地域はイギリスに編入された。但し、両地域の村人は行き来することができた。1960年代、大躍進政策三年困難時期文化大革命ののち、イギリス植民地政府は蓮麻坑村を含む辺境区域を閉鎖、辺境禁区とした。両地人はこの時から「国際橋」(耕作口中国語版)を行き来しながら耕作を続けていた。なお、村の入り口には閘門が設けられている。

日本占領時期[編集]

蓮麻坑鉱山産の方鉛鉱

蓮麻坑鉱山は亜鉛黄鉄鉱黄銅鉱などの鉱物を産出し、1930年代末にはイギリスによって採掘されていた。第二次世界大戦中、日本は香港を占領し、太平洋戦争の軍需に対応するため1942年から鉱山の採掘を続けた[3]1943年の夏、三人の蓮麻坑村の少年(葉維里、葉盤嬌、葉煌青)は鉱山を爆破し、日本の香港における軍備用品等の産地を破壊しようとした。しかし、彼らの作戦は失敗に終わり、沙頭角の日本人憲兵に逮捕されたが、後に釈放された。葉維里は後に広東人民抗日遊撃隊に参加し、沙頭角地区の民兵常備隊と再び蓮麻坑鉱山を襲撃したが、日本軍の激しい抵抗にあい、成功しなかった。1944年末、当時の東江縦隊中国語版の偵察員であった葉維里は再度鉱山攻撃を提案した。この提案には200人の遊撃隊員と100人の民間労働者が協力して、ついに蓮麻坑鉱山を爆破した。

蓮麻坑鉱山跡地には多数の採鉱工事の換気用シャフトがあるが、雑草が生い茂っているため、シャフトの発見は困難である。また、既に封鎖されている。かつての鉱山は陥没や高所からの転落の危険があった[3]


自然生態環境[編集]

蓮麻坑一溪澗

嘉道理農場中国語版の生態調査報告によると、蓮麻坑の抱護林及び二次林は「生態のホットスポット」であり、森の中ではオレンジジツグミインドキョンハクビシンイノシシなどが発見された。また、香港後稜蛇(Opisthotropis andersonii)と3種類の蛾は、すべて蓮麻坑で発見された。二次林でも、香港で初めて発見されたヘゴの一種である麦氏桫欏(Gymnosphaera metteniana)やクロヘゴを見ることができる。

蓮麻坑河は、汚れのひどい深圳河の数少ない「清泉」と見做され、深圳河中の「最も生態的価値がある」支川であり、淡水魚がよく棲む最も豊かな河川でもある。この川はほぼ自然のままの渓流で、深圳河の上流にあり、2007年に「具特殊科学価値地点」に指定された。全長は2キロメートルで、非常に多種の魚類群集がある。ラスボラの一種の南方波魚やタイヤトラック・スパイニーイールなど、香港全体の40%もの淡水魚の希少種が棲んでいる。淡水魚はおよそ16種おり、その中の14種は原生初級淡水魚である。

蓮麻坑鉱山跡には、いまだ荒廃した坑道があり、下段の坑道は香港で最も重要なコウモリの居住区となっている。鉱山跡地の坑道とその隣接地域は1994年に「具特殊科学価値地点」に指定された。

このほか、北には深セン梧桐山国家公園、南には八仙嶺郊外公園がある。また、中国大陸から香港までの生態回廊を形成しており、生態価値が非常に高い。

しかし、蓮麻坑の自然生態は、東部回廊計画、洪水防止工事、外来種ツルヒヨドリによる在来種の駆逐、野生動物の密猟など、多くの危機に直面している。政府は蓮麻坑の一部地域を郊外公園にすることを提案したが、地元住民の強い反発を受けた。

史跡[編集]

建築群(中間為關帝宮)

蓮麻坑の約200軒の建物は歴史的価値のある建物であり、その中の170軒余りは住宅である。その中の10軒だけがすでに史跡の指定を受けている。また協天宮、葉定仕故居中国語版麦景陶特火点中国語版などもある。

客家村落[編集]

蓮麻坑村是一條雜姓客家村落,有六姓村民,分別是,是沙頭角鄉十約中之第四約,一村一約是區內罕有之古老大村落。蓮麻坑村有多處風水格局重地,包括風水林、風水池、風水河、風水井及風水口,有六姓八座祠堂(其中劉氏共佔三座)、觀音閣、關帝宮、葉法諸法師、大皇伯公、水口伯公及10多座其它土地伯公,保護整條鄉村。

村內有一呈弧形的風水池,與一排排住宅形成一把『弓』,中間的關帝廟樓梯及葉氏宗祠,像一支箭般,整個村落佈局一直保留至今。村內歷史最悠久的建築物可追溯至清朝興建、現已被評為二級歷史建築協天宮鶴山寺。村中有八座氏族祠堂,當中以葉氏宗祠的建築最為宏偉。葉氏祠堂仍保留昔日的中國式瓦頂及屋簷下的紋飾,堂內掛有「明經進士」牌匾,另一邊牆壁則懸掛了「武魁」、「欽點御前侍衛」牌匾及葉夢熊、葉廷顯身穿官服的畫像,展現了葉氏一族的光輝歷史。而在村內一角,亦可見昔日用來防盜或野獸來襲的門樓遺蹟。[4]

葉定仕故居[編集]

葉定仕故居約建於1907年,由泰國華僑葉定仕出資興建。葉定仕曾協助孫中山革命,因此葉氏建屋時仿照孫中山翠亨村的故居興建。現時大屋日久失修,屋外雜草叢生,露台走廊木板破爛不堪,連外牆也需要木條固定支撐,以免倒塌。葉定仕故居已被古物古蹟辦事處評為香港法定古蹟

麦景陶特火点[編集]

為了以監視中國大陸軍隊及深圳河對岸形勢,香港政府於1948年在邊境禁區興建了的6幢麥景陶碉堡,以當時的警務處長麥景陶命名,其中一幢建於蓮麻坑附近的礦山。該碉堡被古物古蹟辦事處評為二級歷史建築,現轉作監視偷渡客之用。

礦場[編集]

礦場於1930年代末開始開採,運作至1960年代初才結業。有「中國留學生之父」之稱的容閎的兒子容覲彤是一名礦業工程師,曾在蓮麻坑經營礦業達8年之久。礦場出產的包括黃鐵礦黃銅礦等礦物。礦場荒廢[1]後成為蝙蝠[2]的歇息地,是香港最重要的蝙蝠集居地,現已被列為具特殊科學價值地點。據新聞報道,昔日礦場有塌陷及從高處誤墮地底足以致命[5][2]危險。[3]

交通[編集]

蓮麻坑村現時只有一條來往上水的新界區專線小巴59K線,約每半小時一班。由上水站出發,經文錦渡新屋嶺前往。不過蓮麻坑路連接橫瀝至蓮麻坑村一段700米長路段,仍屬邊境禁區,因此進出蓮麻坑村的民眾必須持有有效的禁區紙。2016年1月起,一般市民可以繞過山路步行前往[6]

未來發展[編集]

香港特區政府已於2016年1月4日正式將蓮麻坑剔出邊境禁區範圍,並計劃將圍繞蓮麻坑的紅花嶺劃為郊野公園

非法走私活動[編集]

蓮麻坑地處偏僻,經常出現走私活動。2008年,海關曾破獲一個龐大走私集團,集團在本港邊境蓮麻坑圍一帶的沙井及排水渠走私,以避開邊境圍網。

著名な出身者[編集]

ギャラリー[編集]

区議会選挙区の変遷[編集]

沙頭角、打鼓嶺など近隣の地域と区議会選挙区を形成する。

年度/範囲 2000-2003 2004-2007 2008-2011 2012-2015 2016-2019 2020-2023
蓮麻坑

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 林綺琪 (2017年4月7日). “【香港有金礦?】全港半百礦場只得一個活化 可參考台灣金瓜石”. 香港01有限公司. https://www.hk01.com/%E7%A4%BE%E5%8D%80%E5%B0%88%E9%A1%8C/82984/%E9%A6%99%E6%B8%AF%E6%9C%89%E9%87%91%E7%A4%A6-%E5%85%A8%E6%B8%AF%E5%8D%8A%E7%99%BE%E7%A4%A6%E5%A0%B4%E5%8F%AA%E5%BE%97%E4%B8%80%E5%80%8B%E6%B4%BB%E5%8C%96-%E5%8F%AF%E5%8F%83%E8%80%83%E5%8F%B0%E7%81%A3%E9%87%91%E7%93%9C%E7%9F%B3 2018年8月閲覧. "但根據1930年代香港礦業有限公司分析報告,每噸礦石中只含有2至3盎司銀、0.04盎司的金。且開採出含金的礦石,還要經過選礦、冶煉才能取得該當中金的成份。朱晉德笑言,金的比例少到連肉眼看不見,估計沒有商業開採的價值。" 
  2. ^ a b c 行山客葬身地 專家:唔好嚟 蓮麻坑五大凶險曝光”. 蘋果日報. 壹傳媒有限公司 (2014年4月1日). 2018年8月閲覧。 “蓮麻坑礦洞第一險:礦洞外多個荒廢通風口,均遭雜草遮蔽。第二險:礦洞內有多個隱蔽大窿。第三險:蝙蝠糞便產生無色無味沼氣。第四險:洞內由木柱假石牆建造的支撐位殘舊失修,隨時會倒塌。第五險:洞內有多個水潭,部份深不見底。”
  3. ^ a b c 林綺琪 (2017年4月7日). “【香港有金礦?】全港半百礦場只得一個活化 可參考台灣金瓜石”. 香港01網站. 香港01有限公司. 2018年8月閲覧。 “蓮麻坑礦洞過往屬於邊境禁區範圍,至2013年才被剔出禁區範圍。但由於日佔時間日軍曾在此進行盜採活動,令部分支撐礦道的礦柱頂部崩塌,現時礦道有塌陷危機;而且礦場內有多個深達10米的豎井,誤墮足以致命,遊人切勿嘗試進入。(受訪者提供圖片)”
  4. ^ [1][リンク切れ] 明報:300珍貴建築隱居邊境禁區 規劃署研究 多位於新釋放範圍 團體倡設保育區,2008年2月11日
  5. ^ 遠足迷征蓮麻坑 墮15米深礦井亡 遺體隔晚由直升機吊走”. 蘋果日報. 壹傳媒有限公司 (2014年3月25日). 2018年8月閲覧。 “冒險前往前年才局部解禁、滿佈礦井的沙頭角蓮麻坑礦洞邊境行山探險,其間疑失足跌落15米深礦井身亡,同伴中途發現失蹤報警。當局搜索逾4小時後終尋獲其屍體,但因天色漆黑,至昨午才由政府飛行服務隊派出直升機到場將屍體吊走。有行山專家形容現場的礦洞陰森恐怖,狹窄陡峭,危險至極,根本不宜遠足。”
  6. ^ 【行山.01山記】繞禁區入蓮麻坑村似逃獄 落山被警察查身份證

外部リンク[編集]

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