利用者:西海岸にゃにゃこ/sandbox

フージ トリル

FUJI TRILL
生誕 1988年6月21日(34歳)
日本の旗 日本・神奈川県横須賀市
国籍 日本の旗 日本
職業 DJ/プロデューサー
活動期間 2004年より
著名な実績 ABEMA MIX AWARD 2019,2021,2022 Champion(優勝)
代表作 Red Eye & OVER KILL「POCKET(feat.Jin Dogg&D.O)[Remix]他
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FUJI TRILL(フージ トリル、1988年6月21日)は日本のDJ/プロデューサー。 2004年より、DJとして活動を始め現在では年間250本以上のイベントに出演。 日本全国各地のクラブへのGUEST出演や、海外アーティストの来日公演のフロントアクトはもちろん、インターネットTV局'AbemaTV'内の人気番組'AbemaMix'にもレギュラーDJとして各週火曜/木曜日に出演していた。 また世界でも積極的に活動し、韓国台湾中国などアジアはもちろん、2013年と2016年にはヨーロッパ、5ヶ国を渡るツアーも2回行っている。 地元横須賀市で、米兵のアメリカ人を相手に積んだ経験を生かしたDJプレイは、有名プロモーターや来日した海外アーティストなどからも絶大な支持を受け、'Three 6 Mafia'のレーベル'Hypnotize Minds'や、 'Waka Flocka Flame'のレーベル'1017 Brick Squad'のオフィシャルMIXも手掛けている。 またプロデューサーユニット'OVER KILL (FUJI TRILL&KNUX)'としても活動しダークなサウンドを武器に数々のラッパーと楽曲を制作している。 2017年には日本最大の音楽ネットラジオ、'block.fm'のHIP HOP番組'INSIDE OUT'の年末番組で'2017 BEST DJ OF THE YEAR'を受賞。 最新のトラップを中心にジャンルを飛び越えた幅広い選曲、それを自由自在に操るMIXスキル、グルーブ感は世界のリスナーアーティスト達からも支持されている。 [1]

人物[編集]

生い立ち[編集]

神奈川県・横須賀市に生まれ育つ。血液型はA型。「小学生くらいの頃からあまり学校に行かずにブラブラしていた。」と学生時代を振り返る。その背景に「学校には行きたかったら行けばいい。」という両親の考えがあった。 父親は元々タトゥー彫り師画家をしており、FUJI TRILL誕生前にはサイコビリーバンドのヴォーカルを務める等多彩に活動をしていた。音楽的キッカケは父親からのものが大きく、後の作曲DJの活動の原点となっている。母親はこうち書房出版のライトノベル『グラスビーズ(2001/1/1)』[2]を執筆した中野亜由子であり、デザイナーとしても活動していた。 又、祖父は画家として活躍をした首藤 教之(しゅどうのりゆき・美術家日本美術会代表)であり、2023年4月12日に90歳の生涯を終える迄数々の作品を世に送り出した。 妹に関してはあまり多くは語られていないが、AbemaTV-『My Name Is #037』のインタビューで、モンゴルで横断したことが新聞に取り上げられたと語られる、非常にユニークな経歴の持ち主である。 生まれながらに生粋のアーティスト家系で育ち、人並外れた多彩なセンスと、一見した者を離さない唯一無二の存在感は、天性の才能であると言える。

名前の由来[編集]

現在のアーティスト名である、「FUJI TRILL」は自身の本名である風児UGKのメンバー:ピンプ・C(Chad Butler)が創った「True+Real」を意味するTRILLという造語を組み合わせたものである。[3] 2008年頃に「TRILL GRILLZ」という現在「OVER KILL」で共同プロデュースを行なっているKNUXと他メンバーによる英・日本語からなるバイリンガルMC/サウンドクルーのリーダーを務めていた。 (「TRILL GRILLZ」の他、「Trill Edge Production」というクルーも存在していた。) この頃のDJネームはDJ風児であり、2006年〜2008年頃までの期間「風児」と「TRILL」は実質其々のアーティストであったとも表現できる。 以降、このFUJI TRILLという名で定着し、現在のアーティストロゴは2017年10月14日に誕生した。

人柄・趣味趣向[編集]

偏見的なイメージでその攻撃的な楽曲スタイルから萎縮される事が多く、少々近づき難いイメージを持たれる事もあるが、「話すとだいぶマイルド系です」とレスポンスしているように、気さくで常識のある真摯的な性格である。 その一方で、とてもヤンチャでイタズラ好きな性格も特徴的であり、仲間達との交流で度々その破天荒な行動が目撃される。 お酒はウォッカウーロンハイと好んでおり、理由は「あまり味がしないから」である。クラブでは片手にウォッカの瓶を持ち歩き、度々演者やファンに振る舞う事で有名。 私生活では破天荒な仕事模様と打って変わってインドアであり、『レッドブルマイク』の『Red Bull RAP 賢者-Jinmenusagi&FUJI TRILL vs DJ KANJI&Y'S』では、Jinmenusagiと共に『チーム・インドア』に振り分けられる。北海道に遠征後、延泊をした際にもホテルから出れず飢餓状態になる等の徹底したインドアぶりを発揮している。 又、映画『IT』のペニーワイズや『チャイルド・プレイ』のチャッキー、『エルム街の悪夢』のフレディ、『テキサス・チェーンソー』、ディズニーの『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』『ホーンテッド・マンション』等のホラー要素のある欧米キャラクターを好んであり、 フィギアUFOキャッチャープライズガチャガチャ等のグッズを自身の棚にコレクションしている。置物に関してはフランス人形などのリアルな人形は好まない。悪魔崇拝的イメージを好んでおり、関連図書をコレクションし、愛読している。 日本の漫画アニメも好きであり、特に2023年現在は『チェンソーマン』や『ちいかわ』の漫画・アニメを好んでおり、度々グッズ等を購入するシーンが目撃されている。 ゲームに関しては、『サイレントヒル』の大ファンであり、自身のDJにサウンドトラックを用いる事も多い。『Dead by Daylight』や『グランド・セフト・オートシリーズ』も好んでいる。 世代からハリー・ポッターが好きであり、PS5の『ホグワーツ・レガシー』をプレイしている。組み分け帽の寮結果は「スリザリン」だが本人曰く「グリフィンドール」もあり得たと語る。 偏見的イメージとは相反して、可愛いものもとても好きであり、子供動物全般が好きである。

音楽的趣向[編集]

サイコビリー・バンドでヴォーカルを務めていた父親の影響もあり、ロック音楽と共に育った事から、元来の音楽的影響はHIP HOPではなくロックと話している。 特にロックの中でもSex PistolsThe Clash等の1970~80年代UK パンク・ロック黄金期を聴いて育つ。この時代の音楽的起源が自身のファッションスタイルにも多大な影響を与えている。 HIP HOP DJである事から、ベースはHIP HOPを用いることが多く、その中でもトラップドリルの疾走感のある荒削りなラップを好む。 自信がアイデンティティを見出したラップUSのダーティー・サウス(サザン・ヒップホップ)であり、その中でも最も思い入れの強いアーティストにThree 6 Mafiaの名を挙げている。 「Three 6 Mafia」は90年代サウスN.W.Aと呼ばれており、当時大きな成功を収めた西海岸ギャングスタ・ラップチルメロウなサウンドや東海岸の詩的な楽曲に反し、 ストリップ・クラブ等をイメージしたアッパーなパーティーチューンが主流な事から、クラブとの相性の良さや楽しさが当時の自身の趣向とマッチしたと話している。 又、荒々しいフロウや攻撃的なリリックで知られ、FUJI TRILLの起源であるロック反社会的な表現を上手くHIP HOPに落とし込んだ様な、趣向として深く頷ける楽曲の数々を世に送り出している。 「TRILL GRILLZ」時代に2008年6月に行われたLil WyteThree 6 Mafia/Hypnotize Minds)のジャパンツアーを主催するなど ダーティ・サウス・ファンにも見逃せない存在であった。 これに加え、DJ CITYのインタビュー『あなたの人生を変えた1曲』に2004年リリースの大ヒット曲アッシャー feat.リル・ジョン & リュダクリス -「Yeah!」を挙げている。リル・ジョンリュダクリス,UGK等にも多大な影響を受けた。 HIP HOPのみならず、バンド音楽やテクノエレクトロ等に関しても自身の青春時代である2000年代の影響も強く、Marilyn MansonSlipknot,Korn,SUM 41,Avril Lavigne,The Prodigy,ジャスティス,t.A.T.u.等の楽曲をDJでも用いている。Marilyn Mansonには特に強い憧れを持っており、自身のプロジェクトOVER KILLの「I know You Want A King」ではMasonの「Sweet Dreams(Are Made of This)」(原曲:ユーリズミックスSweet Dreams(Are Made of This)」)をFuji Taitoと共にサンプリングしている。 又、「マイケル・ジャクソンGreen Dayは聴いてはいけない」という父親の教育上の方針があった。 過去のインタビューではCDフィジカルデジタル含め毎月300曲程PCに入れていると発言している。

DJとしてのキャリア[編集]

2004年より、今は無き横浜の大箱CLUB MATRIXを中心にDJとしてのキャリアをスタートする。 「人前に立ちたいという願望がずっとあって、一番しっくり来たのがDJでした。」と2008年12月のHMVの「TRILL GRILLZ」の取材で語っている。[4] 現在では年間250本以上のイベントに出演。 日本全国各地のクラブへのGUEST出演、海外アーティスト来日公演へのフロントアクトとしての出演など、数々のオファーをこなす。 地元横須賀市で、アメリカ人を相手に積んだ経験を生かしたDJプレイは、有名プロモーターや来日した海外アーティストなどからも絶大な支持を受け、特にHIPHOPグループ初のオスカー賞を受賞した、Three 6 Mafiaのレーベルメンバー、Lil Wyteには非常に気に入られ、日本人初となる、Three 6 Mafiaのレーベル"Hypnotize Minds"のオフィシャルMIX CD『SCARY MOVIES』を2010年にリリース。 2011年にはUSで絶大な人気を誇る、Gucci ManeWaka Flocka Flameのレーベル1017 Brick Squadが企画する世界各国のDJが配信するMIXシリーズ『BRICK SQUAD INTERNATIONAL』に唯一の日本人として参加。 ジャンルを越えた幅広い選曲グルーブ感は、リスナーはもちろん、数々のベテランDJ、そして世界のアーティスト達からも支持されている。[5] 2012年2月には、韓国 "CLUB G2"へのゲスト出演。 同年、当時大変な人気を博したインターナショナルクラブ六本木FERIA TOKYO』のレジデントDJとして抜擢される。 そこでの実績を経て2013年には日本最高峰のDJを集めた、麻布十番の超大型HIP HOPクラブ『VILLAGE』のレジデントDJの1人に選ばれる。 [6]VILLAGE』は後に『ELE TOKYO』を経て『1OAK TOKYO』と転身を遂げているが、現在も24hrs (rapper)等の海外アーティスト来日公演時のフロントアクトとして出演を続けている。 2013年と2016年には、日本が誇る『世界に通用するインターナショナルDJ』として名高い"DJ HOKUTO"のクラブシーンの聖地オランダは、アムステルダムや、フランスベルギースイスなど5カ国を回るヨーロッパツアーへ同行。 アムステルダムベルギーフランスの3カ国でゲストDJとして共に出演。 その後、渋谷club HarlemやClub Asia、SOUND MUSEUM VISION,club ageHa(STUDIO COAST)等、都内の主要大型クラブに多数出演し、各都道府県地方遠征も多数こなしている。

2023年現在のレギュラー出演[編集]

  • 渋谷club Harlem "Eclectique"2014年6月18日~至現在
  • 渋谷Club Asia "EXODUS" 2021年7月7日~至現在
  • 渋谷Club Asia "BLOCK" 2020年頃~至現在(イベント自体は2015年より開催)

DJスタイル[編集]

DJのプレイスタイルはジャンルに囚われる事なく、ヒップホップのみならずフォンク,ドラムンベース,グライム,オルタナティブ,テクノ,パンク・ロック,エモ,ブレイクコア,ハードコア,ロック,メタル,ゲーム音楽など非常に幅広いジャンルを1つのプレイ内でMIXする。 その巧みなMIX技法は自他共に「様々なジャンルMIXするスキルは自信がある」と認めている。 多種多様なジャンルを違和感なく、目に見張る巧みなカットインで1つの世界観に繋げ、自身が「OVER KILL」にて楽曲プロデュースをしている事もあり、 楽曲のイントロリフを楽曲に重ねる編曲的なMIXも即興で度々取り入れている。 又、巧みなスクラッチサウンドエフェクトで世界観を崩す事なく非常に正確で繊細、そして美しいMIXを行なっている。 DJタイム全体を通して起承転結を持ったストーリーテリングな要素が強く、最初から最後まで1本の映画を観たような満足感のあるプレイが最大の特徴である。前述した通り、悪魔崇拝的観念から、フォンクもジャンルとしてFUJI TRILLのスタイルにマッチしており、度々選曲をしている。 ジャンルに囚われることは無いが、FUJI TRILLの音楽スタイルは一貫して、所謂"ポップス"と呼ばれる楽曲は少なく、どこかトゲの様な尖感のある選曲を好んでおり、文字通り、好きな人には特に中毒性の高いMIXとして多くの評価を得ている。 その中でも、シリアスで悲壮感のある楽曲を用いる事もあり、AbemaTVでの番組『My Name Is #037』では「悲しい時に、悲しい曲を聴くタイプ」と答えている。全体を通して、エモーショナルで繊細な、心にダイレクトに語りかける様な世界観を創り上げている。 銃声やガラスの割れるタグ(効果音)やFUJI TRILLの代名詞である、「FUJI TRILL!」のネームタグ、様々な楽曲でコラボレーションを行なっている、Jin Dogg×OVER KILL-『Big Bad Wolf』の冒頭にも登場する「OK, you know what the fuck goin' on?」のボイスタグ[7]、BatmanのJokerの様な笑い声をプレイ中にエフェクトとして用いており、クラブや会場にいる人が一聴してFUJI TRILLだと分かる、唯一無二の演出を行なっている。 又、ハードコア,メタル等のロック的な音楽の影響から、攻撃的なサウンドリリック楽曲を用いることが多く、MIXの中盤〜後半にかけてこれらの過激な楽曲をプレイすることで有名である。 これは、その現場やイベントによって異なるが、基本的にはお客さんに「モッシュ」や「ダイブ」「ウォール・オブ・デス」等のハードコアリアクションオーディエンスへ促す為であり、ハードコアバンド等で見受けられるブレイクダウン的要素を上手く取り入れている。 FUJI TRILLのプレイで最も驚くべきポイントとして、ヘッドフォンイヤフォンを一切用いずにMIXする事が挙げられ、度々ファンの間で話題となっている。 この点に関しては、「MIXや繋ぎが頭に入っていない楽曲は、今プレイするタイミングでは無いと思っている」と話しており、「そういう楽曲は、また頭に入ってきた頃に流す」と説明している。 以上の特徴から、その場の即興で感覚的にプレイする鋭いセンス面と楽曲の理解度・記憶力そしてMIX技法のスキル面の両者を持ち合わせた、唯一無二の非常に巧妙なバランスで構成されている。

DJ/アーティストとの関わり[編集]

DJ HOKUTO[編集]

FUJI TRILLのDJの師であり、現在の活躍に大きく貢献した第一人者である。 東京から世界中に様々なキャラクターのDJ/プロデューサーを輩出するDJエージェンシー・音楽イベントプロダクション「ZIPANGSTAR」を2008年設立。[8] FUJI TRILLもこの「ZIPANGSTAR」に所属しており、現在其々が第一線で活躍するDJ CHARI,DJ KEKKEらと共にDJクルーに所属していた。 渋谷club Harlemにて2014年6月18日~至現在まで開催している、"Eclectique"をDJ HOKUTOと共に立ち上げている。

DJ CHARI[編集]

前述の通り、FUJI TRILLと共に「ZIPANGSTAR」に所属しており、年齢も近く言わば同期的存在である。 同期であるDJ CHARIとは非常に仲が良く、CHARIの「炙り」の企画に一度出演し、ワニ肉を共に炙りピッタリと呼吸の合うその仲の良さが話題となった。 2013年頃にDJ SHINTARO,DJ CHARI,FUJI TRILLで「FUNKTION」というイベントを主催。2023年3月20日にCLUB CAMELOTで再び開催する。 2022年9月3日に惜しくも閉店した渋谷SOUND MUSEUM VISIONでのDJ CHARI,DJ KANJIがレジデントを務めた"TURN OVER"にも後にレジデントに加わり、日本のHIP HOPシーンには不可欠な話題のイベントとなった。[9]

Jin Dogg[編集]

現在OVER KILLの活動に欠かせない存在であり、"TRAP CORE"と名付けた新しいジャンルのHIP HOPを共に創り上げた存在である。 FUJI TRILLが元より影響を受けた「ダーティー・サウス」に対し、Jin Doggは自身の音楽的スタイルを「ダーティー関西」と称している。 DJ CHARIと同じく同世代であり、攻撃的な音楽スタイルの合致から楽曲制作だけでなく、Club Asiaで年に2回開催される"BLOCK"等での息がピッタリの観客を煽る力強いパフォーマンスが唯一無二の存在となっている。

OVER KILL(FUJI TRILL & KNUX)[編集]

FUJI TRILL及び同い年のKNUXの2人から成る、プロデューサーユニット。数々のラッパーと楽曲を制作している。 (ANARCHY, SWAY, CRAZYBOY, kZm, YDIZZY, ANUBIS, Jin Dogg, Fuji Taito, Red Eye etc.) KNUXとの出会いは、2006年に江ノ島のT&Gというクラブで「湘南のイベントでDJしてた風児に出会ったのがキッカケで俺も一緒に行動するようになって。」とKNUXは話す。[10] 前身である「TRILL GRILLZ」解散後約2年のブレイク期間を経て結成。 2016年6月15日にリリースされたEXILE TRIBEによるプロジェクトHiGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM』に収録された楽曲「FUNK JUNGLE / ANARCHY, SWAY & CRAZYBOY」をOVER KILL (DJ FUJI & KNUX)としてプロデュースする。 初動25.8万枚を売り上げ、6月27日付けで週間オリコンチャート1位。また、複数アーティストが参加するコンピレーション・アルバムとしては歴代5位となる売り上げを記録。[11] 楽曲の拘りとして、「クラブでの鳴り方」を徹底的に意識しており、主にCo.プロデューサーのKNUXが音圧等に強い拘りを持っている。 Jin Doggとの楽曲「PSYCHO」の海外での反響も踏まえ、日本語ラップに他言語字幕を付ける等の海外リスナーにアプローチした展望を考えていると話している。

ファッション[編集]

自身のの影響がかなり強く、黒い長髪レザージャケットブーツシルバーアクセサリー、全体的にを基調としたスキニースタイルが現在のFUJI TRILLのイメージを司っている。 音楽的趣向からの影響もあり、UK パンク・ロックSex Pistolsベーシストシド・ヴィシャスを現代に蘇られた様なカリスマ性溢れるルックに、ファンが後を絶たない。 「革ジャンが僕の正装です。」と発言している通り、多くの現場でライダースジャケットを着用している。 2022年度のAbemaMix AWARD 2022にて優勝をした際に自身のご褒美としてサンローランライダースジャケットを購入した。 又、アメリカブランドVANSONの人骨を配したライダースジャケットを「ずっと欲しかった物」と話しており、[J.E.T. AIRWAVES] FUJI TRILL - 60 minutes best playにて着用している。 ヴィヴィアン・ウエストウッドの愛好家であり、ブランドを代表するアイコニックな(カスタム加工した)ロッキンホーススーツ、代表的なアーマーリング等のアクセサリーベレー帽等を着用している。足元は季節を問わずにブーツ等の革靴を愛用しており、ヴィヴィアンの他、サンローランプラダセリーヌドクターマーチン等を複数保有している。 ファッションの主軸をパンク・ロックに置きながらも、小物や細やかなパーツに音楽的背景にもある2000年代のHIP HOP要素を取り入れており、オークリーヴェルサーチサングラス18金ホワイトゴールドAlabaster Industries腕時計等が所謂HIP HOPフレックスを見事に表現している。 アクセサリーにも強い拘りを持ち、自身でもハンドメイドシルバーアクセサリーのブランディングを行う他、ニューヨークを拠点にしたブランドAlex Streeterネックレスリングを常時愛用している。その他小物に、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)のドクロモチーフの傘や杖、長時間PCを使用したDJを行う事もあり、クロムハーツの黒縁のメガネブルーライトカットレンズにカスタムし使用している。 現在の確固たるスタイルを持つFUJI TRILLの前身であるDJ風児時代にはダーティー・サウスの強い影響から、リル・ジョン宛らのドレッドヘアGrillz、ダボっとしたBボーイファッションの時期があった。 現在はGrillzではなく、FUJI TRILLの悪魔的なイメージを司る、ヴァンパイアをイメージした八重歯Dr.Zaraでカスタム施術している。 暑い気候が非常に苦手であり、夏場は長髪を長い三つ編みにしていることが多い。三つ編みは得意であり、セルフで行っている。

自身の手がけるアパレルブランドに『seen better days』があり、多方面に活躍する仲間たちと共にブランディングやデザインを行っている。[12] 又、セルフタイトルのアパレル/グッズブランドFUJI TRILL[13]ユニットの『OVER KILL』のブランド[14]も保有している。 Jin Doggと共に『g̶e̶n̶z̶a̶i̶ ×Team Tomodachi[15]ではブランドモデルとして参加している。[16]

デザイナー長嶺 信太郎が2017年に設立・同年 ファーストコレクションとなるspring/summer2018を発表した「el conductorH(エル コンダクター)[17]の、 コレクション/ランウェイショーでのDJBGMを度々担当している。

又、ヴィンテージTシャツコレクターであり、自身のコレクションインスタグラムの専用のアカウントで公開している。[18] 中には非常に貴重なコレクションもあり、都度その貴重度に関してSNSで言及している。

タトゥー[編集]

父が彫り師であった事からタトゥーの愛好家であり、顔/口内/耳から上半身、背面にかけて多くのタトゥーを施している。全て同じスタジオ/人物で施術している訳ではなく様々なアーティストに施術を受けている。 FUJI TRILLは自身のタトゥーを「自分そのもの」と話しており、幼少期から強く影響を受けたものを随所に入れている。言わばバイオグラフィー的ものでもある。 初めてのタトゥーは自身が成人を迎えた際に父に彫ってもらうと決めており、20歳の誕生日の際に右腕外側に「TRILL」の文字を入れている。 当時彫り師を引退約10年後に施術を行ない、息子のタトゥーデビューの緊張もあり、完成に至らなかったが、思い入れがある為その後手を加えずそのままにしている。 2ndタトゥーは地元エリア:横浜の先輩に施術を受けており、彫り師としてデビューするための実験台として彫って貰った。 2020年に顔面のこめかみにタロットカードのパーソナルカードである13番のローマ数字を入れており、2023年春にはその『13番:死神』のカードを大きくあしらったタトゥーを背面全体に施している。 将来:老後に向けて頭部にもタトゥーを入れたいと話している。

ファンとの関係性[編集]

非常にファンを大切にする事で有名であり、各所SNSファンリアクションに高頻度でレスポンスをすることで有名である。 とても几帳面で真面目な人柄であり、メッセージリアクションレスポンスするだけでなく、ファンの特徴や好きな楽曲も覚えていることが多い。 それに加え独特なユーモアセンスから、Twitterのフォロワー数が2022年、とうとうInstagramを抜き、時の人となる。 物怖じせずに考えをハッキリと発言する事で知られ、度々Twitterにて話題になる事があるが、その真摯且つユーモラスな人柄からアンチファンになるケースも多い。

ディスコグラフィー[編集]

リリース年アーティスト名タイトル形態
2018年JIN DOGG×OVER KILL「Psycho」シングル
OVER KILL「00000F00K0P(feat.YDIZZY)」シングル
2019年OVER KILL「PSYCHO REMIX」シングル
ANUS&OVER KILL「Bloody(feat.bigsos)」シングル
OVER KILL&$ATSUKI「Bitches Killer(feat.TYOSiN)」シングル
OVER KILL×DEMON SETO「POURIN' UP(feat.Cherry Brown&Lil' Yukichi)」シングル
OVER KILL×DEMON SETO「NASTY HOLE(feat.Cold Rose)」シングル
XakiMichele&OVER KILL「Get Mad」シングル
OVER KILL & Jimmy Rotten「No Future」シングル
ANUBIS×OVER KILL『~異音~』EP
「BLODDY(feat.BIG SOS)」-
「CHUDOKU(feat.YOUNG ZETTON)」-
「HENJIN」-
「666(Remix)[feat.JIN DOGG]」-
OVER KILL「EXPLOSION(feat.Lil Cotetsu)」シングル
OVER KILL & chemicl「剥六魔血(feat.CSCALE)」シングル
OVER KILL & Jimmy Rotten「I KILL MY SELF」シングル
2020年OVER KILL & Jinmenusagi「何時」シングル
OVER KILL,ANUBIS & Mateo「666」シングル
OVER KILL & Fuji Taito「I Know You Want A King」シングル
OVER KILL & BSTA「BSTA Smoking Dope」シングル
OVER KILL & Merry Delo「無くなる記憶」シングル
Jin Dogg & OVER KILL「SET」シングル
Jin Dogg & OVER KILL『HELL GATE』EP
「SET」-
「ベルセルク」-
「Big Bad Wolf(feat.Leon Fanourakis)」-
「Me N My Gang」-
「PSYCHO(Remastered Version)」-
「My Way(Cover)」-
Red Eye & OVERKILL「THUG LIFE」シングル
2021年OVER KILL & Jinmenusagi「何時(ATSUKI Remix)」シングル
OVER KILL & Yokai Jaki「ボケ死ね(feat.Jin Dogg)[Remix]」シングル
OVER KILL & MARZY「HELL SONG(feat.Jin Dogg)[COVER]」シングル
OVER KILL & ViryKnot「Hi Hater(feat.Yurufuwa Gang & Jin Dogg)」シングル
Red Eye & OVER KILL「Dangerous Original」『LIVING』
Red Eye & OVER KILL「POCKET」『LIVING』
Red Eye & OVER KILL「POCKET(feat.Jin Dogg&D.O)」『LIVING』
Red Eye & OVER KILL「POCKET2.0(feat.ANARCHY)」『LIVING』
2022年OVER KILL「HAHAHAHA(feat.Jinmenusagi & SANRAWORLSVIEW)」シングル
Red Eye & OVER KILL「Red Burner」シングル
Red Eye & OVER KILL「Dangerous Original(feat.D.O)[Remix]」シングル
2023年OVER KILL,Jin Dogg & XLARGE「Never Get It(feat.Henny K & Ralph)」シングル

受賞歴[編集]

楽曲[編集]

OVER KILL (DJ FUJI & KNUX)『FUNK JUNGLE / ANARCHY, SWAY & CRAZYBOY』 週間オリコンチャート1位(2016年6月27日付け)初動セールス25.8万枚 [19]

block.fm[編集]

2017年:音楽ネットラジオ、'block.fm'のHIP HOP番組'INSIDE OUT'の年末番組で'2017 BEST DJ OF THE YEAR'を受賞

AbemaMix[編集]

無料インターネットTV局AbemaTV内の人気番組AbemaMixのレギュラーDJとして各週火曜/木曜日に出演していた。(2017年1月1日~毎日19:00 - 25:00) 2017年1月1日から2018年10月26日まではHARAJUKUAbemaStudioから生配信。以降は神宮前5丁目青山学院アスタジオ1階の特設スペース(通称・Abema表参道スタジオ、AbemaStudio OMOTESANDO)から生配信。 2019年4月15日以降は新設された渋谷・UDAGAWA BASEから配信していた。2022年12月31日に惜しくも番組終了となるが、最終年度のABEMA MIX AWARD 2022にて見事にFUJI TRILLが優勝を獲得する。

  • 第1回ABEMA MIX AWARD 2018 シルバープライズ(準優勝)
  • 第2回ABEMA MIX AWARD 2019 Champion(優勝)
  • 第3回ABEMA MIX AWARD 2020 シルバープライズ(準優勝)
  • 第4回ABEMA MIX AWARD 2021 Champion(優勝)
  • 第5回ABEMA MIX AWARD 2022 Champion(優勝)[20]

FUJI TRILL武勇伝/逸話[編集]

音楽をやっていた父親の影響から、ライヴハウスデビュー幼稚園クラブデビューは小学校3年生頃で横浜クラブであった。 元々プールは好きではないが、地方遠征温泉に入った際に奇抜な見た目から修学旅行生に逃げられるというストーリーがある。 2022年にYahoo!オークションに出品した親知らずが15万円の値で落札される。 度々自身のマンションの自動ドアが開かなくなるという事件に出会しており、死神的イメージから都市伝説化視されている。 破天荒な行動とライヴ中のモッシュダイブで度々骨折を経験しており、小指骨折した際に割り箸ガムテープで補強するセルフ施術が話題となった。 「」に纏わるエピソードも多々あり、テンションが上がると着火癖が発動する。又、クラブ内で花火をする風景も目撃されている。 現場後の珍行動のひとつに、ゴミ収集車に飛び乗り帰宅するという前代未聞の家路に着いた。 OVER KILLの楽曲「PSYCHO」がアメリカNBAオフィシャルゲームソフトNBA 2K23』のゲームBGMとして登録される。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ https://clubberia.com/ja/artists/6702-FUJI-TRILL-OVER-KILL/
  2. ^ https://honto.jp/netstore/pd-book_01970956.html
  3. ^ https://www.sonymusic.co.jp/artist/ugk/profile/
  4. ^ https://www.hmv.co.jp/news/article/812160029?siteview=pc
  5. ^ https://orca.nagoya/fujitrill_20220506/
  6. ^ https://zaiko.io/artist/46129
  7. ^ https://matchlyric.com/jin-dogg-x-over-kill-big-bad-wolf/
  8. ^ https://www.tokyo-style.co.jp/management/dj/hokuto.html
  9. ^ https://vision-tokyo.com/event/turnover-3-3-2
  10. ^ https://www.hmv.co.jp/news/article/812160029?siteview=pc
  11. ^ https://orca.nagoya/fujitrill_20220506/
  12. ^ https://seenbetterdays666.com/
  13. ^ https://fujitrill.com/
  14. ^ https://stores.jp/search?q=OVER%20KILL&store=fujitrill
  15. ^ https://www.instagram.com/p/CgZc7ScP61F/
  16. ^ https://yz-store.com/collections/genzai
  17. ^ https://elconductorh-store.com/about
  18. ^ https://www.instagram.com/fujitrill_tshirt/
  19. ^ https://orca.nagoya/fujitrill_20220506/
  20. ^ https://awards.abemamix.com/