利用者:Aimania21/sandbox

日高鉄治（ひだかきんじ）

昭和１２年１２月１３日生まれ。

幼い頃に、サラリーマンだった父親の転勤で台湾に渡る。

戦争が激化したのを機に、半年で日本へ帰国。

その際に、母親が病気で倒れ、乗る便を遅らせた事で九死に一生を得る。

その便は、東シナ海で敵の潜水艦に撃沈されてしまった。

学生時代は映画に没頭し、カメラマンを目指すが、仕事のしんどさから逃げ出す。

音楽事務所に就職し、結婚するが、夫婦同じ職場なのはやりにくいだろうと、周囲の事を考えて広告代理店に転職。

大手広告代理店「大広」に勤務し、次々とヒットを飛ばし、業界では敏腕プロデューサーとして一躍有名に。

代表作は、かっぱえびせんのCM「やめられない、とまらない」のフレーズの考案、演出。他、多数。

かっぱえびせんの日には、東海ラジオ放送から東京FMへアナウンサーDJとして４５年以上活躍する、良藤有三からゲストに呼ばれ、幾度となく当時の話を披露している。

その後、独立し、イベント企画会社を設立。

当時のフランスのブランド製品のファッションショーを多く手掛ける。

その後、タレントのマネージメント分野にも進出。

俳優の宝田明、声優の浦野光、武藤礼子、家弓家正、野沢那智、歌手の中原美沙緒などを巧みなプロデュース力で仕事の幅を広げる。

経営していた会社の片腕に裏切られた事、妻が末期がんで４４歳で死去、母親元子さんの介護を経験した後、

老人ホーム「申考園ロータスヴィラ」の施設長に就任。

定年退職後に、自身の考案したヒット作が作者不明のCMソングだった事から、権利を他社が保有している事を知る。

自身の権利を主張するのではなく、【自身の功績】の名誉を傷つけられたとして、８０歳にして裁判を起こした。