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利用者:Calvero/第3回秋の加筆コンクール/K-T境界

評価版 合計25ポイント。

項目 コメント 評価
重要性 古生物学において最も重要な事件の一つであり、地質学、天文学にも関連する主題である。科学に関心のある者なら必ず興味をひかれ、文化的にも与えた影響が大きい。 5
文章 平易で読みやすく、難解な用語はほとんど使われていない。事件当時の状況の解説からはじまって原因の解明、特に仮説の提起およびその検討と続いており、平明な理解が可能な構成に工夫されている。 5
スタイル 表記などはスタイルマニュアルに従っている。要所で使われている箇条書きも理にかなったものである。しかしながら、本文中での英語版へのリンクは読者には歓迎されないと思われる。単位や数値の表記方法に、若干の混乱がみられる。全角記号が使われている箇所がある。 4
方針 独自の研究と思しきものはない。全体として記述に対する出典の量は少なくはないが、それでも欠けている箇所はある。否定された説について、なぜ否定されたかについて丁寧に解説されている、また現在主流とされる説へのかつての反論も紹介されているなど、中立的な観点も維持されている。 4
情報量 隕石の衝突に関わる情報が充分に示されていると思われる。一方で、大量絶滅についての情報は、さらに追加できる余地がありそうである。「復元想像図」は視覚を楽しませるものではあるが、必然性がよくわからない情報である。 4
出典 主に一般向けの書籍によっており、それらは専門家の手によるものであって何ら否定的な要素はないが、学術として研究が広く行われた主題であるから、より専門的な情報源、たとえば学術誌や教科書などのより多くの利用が望まれる。後半は松井による著書に出典が偏っている傾向があり、よりバランスよく広範な情報源が望まれる。また、「参考図書」節に文献がまとめられているが、出典に使用したものと、いわゆる further reading として挙げられているものの区別はしたほうがよい。 3