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利用者:Cupola20150129/sandbox

ストークSTORK1976年に日本記録446メートルを、また1977年1月2日に世界記録2093.9メートル(海上自衛隊下総基地)を飛んだ人力飛行機木村秀政1963年から日本大学理工学部学生の卒業研究として、人力飛行機の設計・製作を取り入れ、リネットシリーズ、イーグレットシリーズの後、ストークが完成した。日本大学人力飛行機は、それまでにリネットシリーズで5機種、イーグレットシリーズで3機種、改良を加えながら概ね1年に1機のペースで製作された。それぞれの最高飛行距離は、リネットⅡが91m、イーグレットⅢが203mを記録した。1975年度の卒業研究は、木村秀政がチーフ設計を卒業研究メンバーの石井潤治に指名し開始された。設計・製作・飛行試験の全工程は、チーフ設計者の厳重な計画管理下で進められ、1976年2月29日ロールアウトされた。「STORK」(コウノトリ)は木村秀政により命名された。完成した機体は空力的洗練と極限の軽量化が達成され、1976年3月に日本記録が更新された。翌年1977年度の卒業研究では、同じ機体を継続使用し、目標は記録更新に置かれた。パイロットの筋力訓練に力点がおかれると同時に、表面の平滑化やコクピット形状、駆動系などに改良が加えられ、世界記録が更新された。現在ストーク国立博物館に所蔵され、永久保存されている。卒業研究年度が替わったこともあり、日本記録更新時にはストークA、世界記録更新時にはストークBと呼び別けられているが、AもBも同じ機体である。

諸元[編集]

ストーク号
長さ(m) 全幅 21.00
全長 8.85
全高 2.40
水平尾翼幅 3.44
面積(m²) 主翼面積 21.7
補助翼面積 2.52
垂直安定 0.81
方向舵 0.35
安定板 -
水平尾翼 1.71
主翼 翼型 FX61-184~FX63-137
翼厚 18.4~13.7
アスペクト比 20.3
テーパー比 2.36:1
主翼上反角
プロペラ 直径 2.50
プロペラ回転数 210
巡航速度 8.6
重量(kg) 空重量 35.9
飛行時の重量

(離陸重量)

93.9
翼面荷重 4.33(kg/m²)
重量内訳

(kg)

主翼 19.9
尾翼 1.0
操縦システム 7.4
胴体
降着装置 1.0
プロペラ 1.0
伝導装置 5.6