利用者:DGRJ/sandbox/Maritime mobile Amateur Radio
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マリタイム・モービルとは、航海中の船舶等に設置したアマチュア無線局を運用することである。海上移動とも呼ばれる。
概要
[編集]走行中の車両等に設置したアマチュア局を運用することをモービルというのに対し、航海中の船舶等に設置されたアマチュア局を運用することをマリタイム・モービルという。マリタイム・モービルのアマチュア局はコールサインのあとに"/MM(ポータブル マリタイムモービル)"とつけることが慣例であるが、法的な規定があるわけではない。しかし、アマチュア局ではコールサインから相手局の位置を推定しアンテナを向けることなどから、マリタイム・モービル運用中であることを明示することが好ましいとされる。
免許
[編集]日本の移動するアマチュア局(以下、日本の移動局)の免許状には移動範囲に「陸上、海上及び上空」と明記されている[1]。そのため、日本の移動するアマチュア局は船舶上での運用も電波法の上では制限されない。しかし、船上では船員法や船舶法、そのほか関連法令や国際条約等に基づき船長が最高の権限を有するため、あらかじめ船長による許可を受けることが推奨される。他国では日本の電波法に相当する法律にその旨が明記されている場合もある。
領海上での運用
[編集]領海上では、その領海を管轄する国家の法律に基づいて運用しなければならない。
公海上での運用
[編集]公海上では、いずれの国家によって受けたアマチュア局も運用できる。その場合のコールサイン・周波数帯・モード等はそのアマチュア局に免許されたものに基づく。ただし周波数帯については免許されたもののうち、ITUによる周波数割り当てに基づく必要がある。