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利用者:Demongeot1323/sandbox

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『薔薇王の葬列』(ばらおうのそうれつ、英題: Requiem of Rose King)は、菅野文による日本の漫画作品。『月刊プリンセス』(秋田書店)にて、2013年11月号より連載されている。原案はシェイクスピア作「リチャード三世」「ヘンリー六世」。中世イングランドにおける薔薇戦争を舞台にした歴史漫画である。2015年8月現在既刊4巻。

概要[編集]

中世イングランド。白薔薇のヨークと赤薔薇のランカスターの両家が王位争奪を繰り返す薔薇戦争時代。生まれながらに秘密をかかえるヨーク公三男リチャード。愛する父が王位につくことを願っていたが、運命はそれを許さなかった。父ヨーク公は戦死したが、時のイングランド王ヘンリー6世を廃位させ、リチャードの兄がエドワード四世として即位する。平和な日々もつかの間、「キングメーカー」ウォリック伯とエドワード四世の対立が始まり、戦いの日々に身を投じることになる。

登場人物[編集]

リチャード

ヨーク公リチャード・プランタジネットの三男。両性具有に生まれ母に疎まれているが、父からは深い愛情を受けている。父の敵であるヘンリー6世とは、運命的な出会いから偶然の出会いを繰り返し、お互いの素性を知らぬまま惹かれあっていくが、その感情に戸惑う。幼少期にウォリック伯の庇護を受け、一時ウォリックの所領で過ごしていた。その際にアン・ネヴィルと知り合う。兄エドワード四世の王位就任後、グロスター公に叙爵される。オッドアイを持ち、黒髪で片目を隠している。猜疑心の強い性格。

ヘンリー6世

ランカスター家のイングランド王だったが、ヨーク公リチャードによる反乱で退位し、王妃マーガレット、王子エドワードと共にスコットランドへ逃れる。信心深く優しい性格だが、精神障害があり、正気を失っている時期がたびたびある。リチャードと出会ったことで魂の救済を得られ、彼を深く求めるようになる。
ヨーク公リチャード・プランタジネット
イングランド王位請求者の一人。実力者ウォリック伯の援護のもと、反乱を起こす。一時は王位にかなり近い地位までいくものの、ヘンリー6世妃マーガレットの反撃に合い、敗死する。

エドワード四世

ヨーク公リチャード・プランタジネットの長男。父ヨーク公とともに反乱を起こす。父の戦死後、ロンドン奪還に成功し、ヘンリー6世を廃位してイングランド王になる。父ヨーク公によく似た美丈夫で武功に優れるが女性に目がない。このことが後に彼を窮地に陥れることになる。

ウォリック伯

ヨーク公リチャードとその長男エドワードを援護し、ヨーク家王位簒奪に大きな功績を残す。「キングメーカー」と呼ばれ大きな権勢を持つが、エドワード四世の結婚問題から、彼と袂を分かつ。

セシリー

ヨーク公リチャードの妻でリチャード達の母。両性具有に生まれたリチャードを悪魔の子と呼び、ヨーク家に呪いをかける存在とみなす。リチャード以外の息子たちには深い愛情を注いでいる。

マーガレット

ランカスター家ヘンリー6世の妃。ヘンリー6世の廃位後はスコットランドに逃れるが、後に出身地フランスに行き、フランス王ルイの協力を求める。豪胆な性格の女傑で、ヘンリーが正気を失っている間、ヨーク家との戦闘を指揮した。

エドワード

ヘンリー6世と王妃マーガレットの一人息子。かんしゃくもちの性格。リチャードを女性と思い込み気になる存在となってたが、年月を経るにつれて激しく恋焦がれるようになる。父ヘンリーには無関心だったが、ヘンリーとリチャードの関係を恋仲であると誤解し、嫉妬から深く憎むようになる。

ジョージ(クラレンス公)

ヨーク公リチャードの次男。弟思いの性格で酒好き。兄エドワード四世にクラレンス公に叙爵される。

アン・ネヴィル

ウォリック伯の長女。リチャードに惹かれている。

イザベル・ネヴィル

ウォリック伯の次女。野心的な性格。ジョージに近づく。

エリザベス・ウッドヴィル'

ランカスター派騎士の未亡人。夫の死の原因となったヨーク家を深く恨み、復讐のためにエドワード四世に接近する。美貌と大胆な性格でエドワードを魅了し、王妃となる。