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利用者:Diethyl Aether/sandbox

すべての人類を破壊する。それらは再生できない。
ジャンル ハーレムもの
漫画
原作・原案など 伊瀬勝良(原作)
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(協力)
作画 横田卓馬
出版社 KADOKAWA
掲載誌 月刊少年エース
レーベル 角川コミックス・エース
発表号 2019年1月号 -
発表期間 2018年11月26日 -
巻数 既刊5巻(2020年8月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

すべての人類を破壊する。それらは再生できない。(すべてのじんるいをはかいする。それらはさいせいできない。)は原作・伊瀬勝良、作画・横田卓馬による、マジック:ザ・ギャザリングを題材とした日本漫画ウィザーズ・オブ・ザ・コースト監修・協力。

あらすじ[編集]

1998年5月、人類滅亡を予言する「ノストラダムスの大予言」のおよそ1年前。マジック:ザ・ギャザリングを愛する中学二年生の主人公・神納はじめは、マジック専門店の純喫茶「しぶやま」を訪れる。そこで偶然、小学生の頃から成績で勝てたことがない優等生の少女・沢渡慧美がマジックをプレイしている姿を目撃。誰も知らない慧美の秘密を知ってしまったはじめは、彼女と自分が似た者同士であることに気づかされると、マジックを通じて彼女と親睦を深めることに決める。「勝負に負けたら何でも言うことを聞く」という条件の勝負に負けたはじめに対し、慧美はノストラダムスの大予言を引き合いに出して「世界が滅びるその時は、私と一緒にいてくれる?」と告げるのだった。

= 登場人物[編集]

主要人物[編集]

神納 はじめ(かのう はじめ)
神河市立ときわ木中学校に通う中学二年生。黒をこよなく愛し、言葉や行動の端々に中二病的な思想が溢れる、感情豊かな少年。「マジック」でも黒をメインに使用する。90年代後半当時のオタク文化に精通し、特にファイナルファンタジーVIIを愛する。その主人公から取った「†クラウド†」というハンドルネームを多用する。
学校では慧美の影に隠れているものの学年二位の好成績を誇り、校内で流行しているマジックでも最強(自称)の実力を持つ。また良くも悪くも一直線な性格をしており、自身の発言が原因でいざこざが起こることも多々あるものの、自分が好きなものを公言して憚らない豪快な面は慧美や八雲の憧れともなっている。
純喫茶「しぶやま」に訪れてからは敗北に次ぐ敗北を味わい、慧美にも完敗したことから実力を知り、覇道を極めて上を目指すことを決意する。以降は「しぶやま」常連の一人となり、パックを一緒に開封するなど、慧美と過ごすことが多くなる。
DCIトーナメントセンターへの遠征では、偶然居合わせた八雲を同性と勘違いして話しかけ、趣味の一致から仲良くなり、友人となる。遠征で獲得した初の公式記録は2勝5敗66/80位。
「ウルザズ・サーガ」発売以降は着実に実力をつけ、「しぶやま」内での勝率は5割ほどに上昇している。修学旅行では偶然はぐれた八雲と遭遇、彼女が女性であることを知る。この頃から慧美を意識し始め、親友・来島が「†片翼の天使†」を名乗って「しぶやま」を訪れた際は、彼から慧美を掛けたデュエルを挑まれてようやく彼女への思いを自覚する。
98年末になると再び慧美との関係がこじれはじめるが、トリーとの『アンソロジーギフトボックス』を懸けたデュエルに勝利し、慧美にプレゼントして仲直りした。
年が明けた99年には初詣先の神社で八雲と邂逅。八雲から「アンゴルモアが現れたら、助けてくれる?」との問いに対し「その時は俺のリミット技を見せてやる」と約束を交わす。
続くグランプリ京都編では、「しぶやま」メンバー全員からのバックアップを受け猛特訓。初日のシールド戦を5勝1敗1分の55/375位で抜ける。二次予選ブースター・ドラフト第四試合で"恐るべき天才児(アンファン・テリブル)"白金久遠に惨敗を喫してから調子を崩し、3勝3敗の33/64位で二次予選敗退。慧美の励ましの甲斐もなく失意に沈む。その後は1ヶ月ほど引きずったものの、バレンタインに慧美からチョコレートを貰い復活を果たす。
好きな女性のタイプは「覇王大系リューナイト」のパッフィーと「聖剣伝説3」のリーファ。慧美からは「男に都合のいい架空のお姫様」が好みだと指摘されている。
沢渡 慧美(さわたり えみ)
はじめと同じく中学二年生の少女。「マジック」では屈指の実力を誇り、はじめとは対照的に白をメインに使用する。
成績優秀で、小学生時代にはじめの通う学校に転校してきて以来、当時最も優秀だったはじめを軽く追い抜いて以降、彼からはライバルとして見られている。男女問わず信望は厚く、多くの友人を持つが本当の姿は誰にも見せていない。ちなみにアムラー
「マジック」を愛するものの自身の境遇から誰にも打ち明けておらず、クラスメイトが誰も訪れない、遠方にある「しぶやま」に通っている。常連の一人でもあり、広告を頼り訪れたはじめと予想外の対面を果たしたことから、その秘密を共有することになる。
その頭脳に限らず冷静さと負けず嫌いな性格も併せ持っており、自称校内最強のはじめとの対戦では、挑発に乗りつつも初戦・再戦時ともにはじめの一歩先を行きつつ勝利を収めている。
はじめに対しては当初こそ馬鹿にするような態度を取っていたものの、再戦以降は握手を求めるなど友人として接するようになる。「しぶやま」に通うようになってからは、人目につかない場所で一緒にエキスパンションを開封するなど、少しずつ友情を深めていく。
DCIトーナメントセンターへの遠征では八雲と出会い、大会を通じて親交を深める。敗北こそしたものの携帯の電話番号を交換し、友人となる。大会成績は5勝2敗12/80位。
大会以降ははじめに対してデッキケースをプレゼントしたり、彼の言葉に一喜一憂したりと少しずつ意識しはじめるようになり、八雲や来島にその事について問われると焦るようになる。
トリーに誘われた合コンでは、自分をよそに楽しむはじめに対して初めて拒絶してしまい、気まずくなってしまう。後にはじめの奇策でプレゼントを受け取ってからは仲直りし、自分を大事にしてほしいことを伝えた。
グランプリ京都では二次予選で偶然にも来島と当たってしまい、焦るものの5勝1敗1分17/128位で決勝トーナメントへ進出。最終日二回戦でその八雲と当たり、はじめへの想いと「勝利したら彼が欲しい」と持ち掛けられ「絶対にさせない」との思いの中でデュエルに挑む。白青赤(トリコロール・カラー)を操り2-0で勝利を収める。
バレンタイン前には意気消沈していたはじめに対して自作のチョコレートを贈った。
理想の男性はジャン・レノブルース・ウィリス。はじめからは「両方ともハゲたおっさん」と一蹴されている。
諏訪原 八雲(すわばら やくも)
はじめと慧美がDCIトーナメントで出会った少女。通う学校は違うもののはじめと同じ中学二年生。ファンデッキなども持つが、主に黒を好んで使用する。はじめとは趣味の大半が共通しており、女子でありながらはじめと対等に語り合える稀有な存在。被っていた帽子が偶然はじめの持つ物と同じであったことから彼に話しかけられ、以降友人となる。
初登場時はファンデッキを使ってはじめに惨敗するもの、本戦では得意のデッキで圧倒的な実力を見せつけ、慧美をも圧倒する。最終成績は6勝1敗、ベスト8。
その後、花火大会ではじめと再会。参加できなかった慧美に、はじめと二人でメッセージを送る。
修学旅行では、はじめと三度目の遭遇を果たし、本名のアナグラムである「窪佐原真由」の名で一緒に行動し、最後にはようやく自身が女性であることを遠回しに伝えることに成功した。
99年初めには母方の実家の神社で手伝いをしていたところではじめに邂逅。同じ趣味の話で盛り上がった後、ノストラダムスの大予言を引き合いに出し、はじめに「アンゴルモアの大王が現れたら、助けてくれる?」と問う。
グランプリ京都では二日目を6勝1分の8/128位で通過。敗退したはじめを慰める慧美の姿を見てはじめへの想いを自覚すると、決勝トーナメントでは慧美に対し「勝利したら神納くんが欲しい」と告げる。追い詰めこそするもののわずか1マナが足りず逆転され、0-2で敗北。大きく落ち込むことになる。
決勝トーナメントでの慧美との対戦では、はじめと初めて会った時から意識していたことを回想している。神社でははじめに会えるよう氏神様にお願いするほど。
来島 卓(くるしま すぐる)
はじめの親友。

純喫茶「しぶやま」関係者[編集]

渋山 竜夫(しぶやま たつお)
純喫茶「しぶやま」のマスター。「店長」と呼ばれている。小太りで、間延びした喋り方をする温和な性格の中年男性。結婚五年目。
「マジック」のみならず90年代のオタク文化を幅広く愛しており、話の本質よりもその中で出てきたオタク用語に食いついて自身の考えを述べることが多い。また営業中であってもよくフィギュア製作をしている。
夏休みにトッププレイヤーが集まる大会への参戦のため、はじめたちをDCIトーナメントセンターへの遠征に誘う。しかし本人は夏バテのため棄権した(成績なし)。
鳥居 祐爾(とりい ゆうじ)
「しぶやま」常連のひとり。ニックネームは「トリー」。長髪で気前のいい男性。
慧美を除けばはじめの「しぶやま」における最初のデュエルの相手で、慧美に善戦したはじめをストレートで撃破している。
DCIトーナメントセンターへの遠征にも参加。はじめとは当たっていないが、最終成績は3勝4敗43/80位であった。
阿久井 剛(あくい ごう)
「しぶやま」常連のひとり。ニックネームは「ゴブさん」。いつも帽子を被っている、とがった耳とゴブリンのような顔が特徴の男性。主に赤単を使用する。
強面の外見とは裏腹に温厚な性格で、はじめからはすぐに「いい人」と認められる。トリーに続いてはじめをストレートで破っている。
DCIトーナメントセンターでのはじめと再戦では、ギリギリまで追い詰めるも反撃の猛攻を受けて敗北。はじめの公式戦初勝利相手となった。成績は3勝4敗47/80位。
大楠 主税(おおぐす ちから)
ニックネームは「社長」。牛乳瓶の底のような眼鏡と無精ひげ、ポニーテールが特徴の男性。「しぶやま」では渋山とよく会話している。
「マジック」では慧美に次ぐ実力者で、店内ランキングは常に上位をキープしている。DCIトーナメントセンターでは慧美と共に勝ち越している。成績は4勝3敗21/80位。
渋山 いと(しぶやま いと)
店長の奥さん。

その他[編集]

白金 久遠(しろがね くおん)