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利用者:Garakmiu3/sandbox/Cu

寛和の変は成功し、一条天皇が即位、兼家は幼帝の摂政となる。花山朝の蔵人らは全員免職となり、為時も職を失う。困窮してゆく中、再度道長に誘われたまひろは、彼からになるという形での求婚をされ、道長も兼家および詮子の推挙による倫子との、また兼家を憎む源明子との結婚話を進めてゆく。まひろは妾に対する父の姿勢や、親類の藤原宣孝が持ち込む縁談などを経て葛藤した末、道長から倫子との結婚を告げられ、妾になることも含めて彼との関係を諦める。

4年後、道長は倫子・明子と結婚、倫子との間には娘の彰子が生まれている。また道長の兄・藤原道隆の娘・藤原定子が一条天皇に入内する。明子が兼家を呪詛する中、兼家は次第に弱り、道隆を後継に指名して世を去る。一方、まひろは結婚をしないまま、家の生活を支えるため働き口を探しつつ、文字が読めないために騙される貧しい民を少しでも救いたいという思いから、農民の子・たねに文字を教えるが、その親たちに拒絶され苦い思いを味わう。このような中でまひろはさわや定子の女房清少納言ことききょう、兼家の妾藤原寧子らの女性貴族と交流する。京では疫病が猛威を振るい始め、悲田院に収容されたたねの両親、そしてたね自身も命を落とす。救いを求められながら何もできなかったまひろは悲田院で罹患者たちの世話を続け、自身も感染し倒れる。一方で道隆は定子を中宮として栄華を極めるとともに独裁に走り、疫病に苦しむ民にも無関心を貫く。これに憤る道長は、彼に励まされ兼家死後の自暴自棄から立ち直った道兼とともに悲田院を視察した際に病に倒れたまひろを見つける。道長はまひろを為時の家に連れ帰って自ら一晩中看病し、まひろは一命をとりとめる。