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利用者:Ikedat76/著作権・引用・出典

利用者:Greenland4/過去ログ1 2008-03-23 06:30:09 (UTC)版より転記


著作権と引用について

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Ray_goです。ご質問の件について私なりに回答してみます(私は法律の専門家ではないので厳密ではないかもしれませんが)。まず著作性について具体的な例として池田湖(2007年5月5日 (土) 10:54の版)にある「開聞岳の噴出と池田湖の陥没が連動して起きたという俗説があるが、地質学的観点では両者の活動時期に1000年以上の時間差があり、池田カルデラの大きさに見合う火山噴出物(池田湖テフラ)が周辺の地層に残されていることなどから、直接的な因果関係はないとされている。」という文章を引用して説明します。

この文章の目的、つまり著者が言いたいことは要するに「開聞岳噴出と池田湖陥没が連動したという説は誤りである」ということなのですが、こう書いてしまうとミもフタもないというか読者に対して不親切なので色々と補足を加えています。引用文は「開聞岳が噴出した」、「池田湖が陥没した」、「噴出と陥没が連動して起きたと考えることができる」、「巷にそういう俗説が存在する」、「活動時期に1000年以上の時間差がある」、「池田カルデラというものがある」・・・などの情報を含んでいることがわかると思います。

これらの情報の一つ一つは参考文献(実は複数あります)にバラバラに書かれている事実であり、これらをどのように選択してどういう順番で組み合わせるかが著作性ということになるわけです。因みに「地質学的観点」という修飾語はどの参考文献にもありませんが、ウィキペディアの中立的観点を表現するために追加された造語です。事実の取捨選択や組み合わせや表現は文章を書く人によって千差万別ですから普通に書けばまず一致することはないハズで、逆に言えば自分の文章で表現できるわけですから他人の書いた文章を引用する必要もないわけです。

ウィキペディアにおける引用の用件についてはWikipedia:引用のガイドラインで説明されていまして、その引用の条件のところに、引用しないと意味が通らなくなる場合に限って引用できる、ということが書かれています。要するに「自分の表現で書き換えても意味が通じる文章は引用してはならない」と解釈すれば間違いないでしょう。私自身文章を引用した経験はないのですが(今回が初めてかも)、例えば池田湖にある「開門の御池」という言葉は広い意味で『麑藩名勝考』からの引用と解釈できるかもしれません。この言葉は池田湖の古名について説明するために記載する必然性があり他の表現に代えられないので『麑藩名勝考』からコピーされているわけです。

実際のところ、政治家の発言などを除けばまとまった文章を引用しなければならない機会はほとんどないと思います。多くの参加者は著作権侵害がウィキペディアの存立に関わるほどの大問題と考えナーバスになっていますので、投稿に際してはできるだけ慎重な方向で書くのがよいでしょう。

一度投稿されてしまった文章は改訂しても履歴が残ってしまうので必要ならば削除の手続きをしなければなりません。これは実際やってみるとわかると思いますが特に文献調査になるとかなり面倒です。調査に際して投稿者の協力があるとだいぶラクになるのでご協力をお願いしたいと思います。具体的には、文献やウェブサイトを参考にして書かれた文章のうち現在削除依頼に出されている項目以外に、Wikipedia:著作権冒頭の注意に照らして大丈夫と言える自信がない箇所がありましたら教えてください。あるいは不安な項目がなければその旨をお伝えいただけると助かります。よろしくお願いします。--Ray go 2007年5月6日 (日) 01:32 (UTC)

Ray go様、私のぶしつけな、そしてあまりにも基本的な質問に対し、怒りもせずに丁寧にお答えくださってまことにありがとうございました。心より感謝します。御親切は忘れません。著作権について、引用について、やっと得心することができ、目からウロコの落ちる思いがしました。そしてまた、今までの行為を深く反省しました。今後、転載部分については自分のものも含め削除の手続きをしていきたいと思います。ありがとうございました。Greenland4 2007年5月6日 (日) 02:07 (UTC)
ご理解いただけたようで安心しました。削除依頼が提出されたものについてはいずれコミュニティとしての判断が出ると思います。シャンデルナゴルについてはリンク先と照らし合わせてみましたが私の見た限りでは問題ないと思います。今後の活動を期待しています。--Ray go 2007年5月7日 (月) 11:48 (UTC)

原典や参考文献からの距離の取り方

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こんにちは。利用者:竹富島です。先ほどWikipedia:削除依頼/九鬼隆一で削除票を付けさせていただきました。検討の具体的な部分はそちらを参照していただければ幸いです。

Greenland4さんの作成された項目のいくつかは残念ながら著作権の問題について削除依頼が出ているようですが、ご自分でもミスを認めて削除依頼に出されるなどその後のフォローもされていらっしゃいますので、ぜひ今後の執筆に憂いを残さないように、私も是々非々で意見を付けさせて頂こうと思っております。

私も人物伝について興味がありいくつかの項目を作成しています。そのことからも、人物伝は時系列が同じにならざるを得ず、また人物関係などはどうしても同じような表現にならざるを得ないことは理解しております。ただ資料・原典を参考にするあまり創作的な表現をそのまま利用してしまうとどうしても元文章を感得できてしまい翻案ということになってしまいます。

少し気になったのは「手を入れる」と表現されていたのことです。私は「手を入れる」とは原典をエディター等にコピーして、それを編集する形で原稿をお作りになっているのではないかと想像してしまったのですが、この点は如何でしょうか。私は面倒な方法ではあるのですが、一度資料はプリントアウトや別テキストとしてそれを読みながら原稿を作成することにしています。これは私自身の自戒も込めてなのですが、正しい資料を基にすることに気を取られると、翻案や複製になる可能性もありいつも悩むところではあります。

また他の削除依頼で著作権違反であると気づいた項目があると書かれておられましたが、そのような項目がありましたらぜひ削除依頼に出されては如何でしょうか。Wikipediaは版を重ねるという原則があり、古い版に著作権違反などがあると、その後の加筆が全て失われてしまうという損失が起こります。Wikipediaに参加・加筆される皆様の為にもぜひご検討下さい。--竹富島 2007年5月7日 (月) 17:19 (UTC)

こんにちわ、竹富島様。天野芳太郎の記事は楽しく拝読させていただきました。チェックしていた人物だけに記事が出たときはとても嬉しかったです。素晴らしい記事でしたので、実は月間新記事賞でも5月6日に投票したばかりでした。今回はたいへん参考になる有益な情報、ありがとうございました。おっしゃる通り、人物伝に関して御指摘のような書き方をしたことがあります。基本的には「手を入れる」べきものではなくて、「起こす」べきものなのですね。よくわかりました。他の記事に関してはフレンチ・インディアン戦争を削除依頼に出しましたが、こちらはどうやら、外部WEBサイトの方がウィキペディアから転載したもののようです。それ以外についても随時削除依頼に出していこうとは思っていますが、なにぶん忘れてしまっていることが多いです。関連人物のそのまた関連人物を調べたときに偶然見つけたようなものが多く、事実確認さえ済ませたらすぐに関心の外に追いやられるケースが多くて、困っています。その時点では、人様の書いた記事を削除しようなどとは思いもしませんでしたので、あまり注意も払ってこなかったというのが正直なところです。思い出すのに時間はかかると思いますが、努力はいたします。--Greenland4 2007年5月8日 (火) 13:34 (UTC)
天野芳太郎を新記事賞に推していただいてありがとうございました。そういえば天野は男鹿市出身なんですよね。天野芳太郎は鶴見俊輔坂西志保が非常に高く評価していることからとても興味を持っていました。天野自身は学歴もなく身一つで日本人にとってはまだまだ未知の地である中南米に挑戦していくのですが、この天野をハーバード大学留学の鶴見や、アメリカ議会図書館で働く坂西、つまり当時の最先端のインテリたちが高く評価をしている。ここが非常に面白いと思っています。初版は資料も少なく箇条書き風になってしまっていたのですが、別の資料も入手できましたので加筆をしていこうと思っています。
加筆をするにしても、他の方の加筆を見るにしても、著作権関係やその他の疑義があればその記事のノートや井戸端などで質問をしていろいろと他の利用者の方の意見や手助けを得るということでまずは良いのではないかと思います。--竹富島 2007年5月9日 (水) 13:58 (UTC)
重ね重ねのアドバイスたいへんありがとうございます。天野芳太郎については、2001年1月21日付の産経新聞で「くつろぎ日曜日・日本人の足跡」という欄に、確か「日本人初のアンデス考古学者」というような題で掲載されていました。当時産経新聞を購読しているわけではなかったのですが、たいへん感銘を受け、日にちだけはメモしておきました。1月21日以後も連載されたはずです。天野芳太郎氏の激動の人生もさることながら、わたしは天野博物館に興味をもち、当時はいろんなWEBサイトにアクセスした覚えがあります。日本語でガイドしてくれる、実物にさわることができる、しかも無料だというので驚きました。天皇陛下も皇太子時代に御覧になられたとか。。。今でも半信半疑なのは、モチーカ文化のころにアフリカ人やアジア人、ヨーロッパ人の特徴を示す土器があるということで、「コロンブスのアメリカ大陸」なんてウソだ、学校で教わる歴史なんてウソだと主張するサイトがあったことです。全面的に支持するわけではありませんが、文字を持たなかった文明だからこそ、逆に「それもアリなのかな」と信憑性を少し感じます。いずれにせよ、奥の深いテーマであり、また人物でもありますね。--Greenland4 2007年5月9日 (水) 14:59 (UTC)