利用者:JunMaru/弱虫ペダル SPARE BIKE
弱虫ペダル SPARE BIKE | |
---|---|
ジャンル | 学園、自転車、少年漫画 |
漫画:弱虫ペダル SPARE BIKE | |
作者 | 渡辺航 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | 週刊少年チャンピオン 別冊少年チャンピオン |
レーベル | 少年チャンピオン・コミックス |
発表号 | 週刊:2012年38号 - 2013年6号 別冊:2014年9月号 - |
巻数 | 既刊13巻(2024年1月5日現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『弱虫ペダル SPARE BIKE』(よわむしペダル スペアバイク)は、渡辺航による日本の少年漫画作品。自転車競技(主にロードレース)を題材にした本格的なスポーツ漫画。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2012年38号から2013年6号まで連載された後、『別冊少年チャンピオン』(同社刊)に移籍して2014年9月号から連載中。話数カウントは「SPARE〇」。
渡辺航作の『弱虫ペダル』のスピンオフ作品で、登場人物のうち作中で坂道が1年次の3年生たちの、知られざる過去や、高校卒業後に焦点を当てた作品。
『SPARE BIKE』は4コマのような軽いノリでやる予定がだんだん本気になってしまい、全く軽くない普通のボリュームになってしまったことを明かしている[注 1] 。
あらすじ
[編集]巻島裕介編
[編集]総北高校に入学した巻島裕介。自転車競技部に入部することで広い世界に羽ばたくことができると期待に胸を膨らませていた。しかし、巻島の独特なダンシングは先輩に笑われ、そのダンシングを直すように指導される。山を登ることがただ好きで、自転車に乗ればすべてを変えられる。自転車は自由だと信じていた巻島は心が折れてしまう。ある日の練習の後、部の主将である寒咲通司が巻島に語りかける。寒咲の言葉で自分のスタイルで登ると決意し練習に励む巻島。しかし毎日やると決意した自主練が2日おきになっていった。自主練を続ける秘訣を金城に聞くと日誌をつけていると言った。そこで巻島は部室に貼ってあるポスターの裏の壁に正の字で練習をした回数を書くことにした。
寒咲の考えで峰ヶ山ヒルクライムレースに出場することになり、先輩から猛反対を受けるも、巻島は自分のスタイルで走り、優勝を手にした。
壁に書いた正の字が先輩に見つかったことを金城から聞き、その日の夜に部室に忍び込み、その壁をノコギリで穴を開け、なかったことにした。
その後も夜に自主練を続ける巻島。ある日の練習中、クランクにヒビが入った。お気に入りのフレームだったため、ヒビが入ったまま練習に参加する。先輩に峰ヶ山の頂上までの勝負を挑まれ、巻島は自分のスタールで登ろうとするものの、クランクのヒビが悪化したため、独特なダンシングをやめてしまう。
寒咲に最近タイムが出ていないため、自転車の調子を聞かれたが、大丈夫と嘘をつき、その自転車でレースに出場する。しかしクランクのヒビをかばったため良い結果が出なかった。そのことを気にして声をかけた金城にこれが俺の実力だと怒鳴ってしまう。
その日の帰り道、とある自転車屋を見つけ、店頭のショーケースにあった自転車に惹かれる。その後も毎日のように店の外からその自転車を眺め、ついに店に入ることを決意する。その店は寒咲の実家の店で店の中には寒咲がいた。店においてある自転車について少し話し帰ろうとすると、寒咲に止められる。クランクの日々のことがバレ、その自転車はもう乗れない、捨てる覚悟をしろと言われ、巻島は新しい自転車に乗り換える。
新しい自転車に乗り換えた巻島は、他校との合同練習交流戦で自分のスタイルで山を登り、「
高校を3年次の9月に卒業し、ロンドンの大学に進学した巻島。 東堂からの手紙を読み、大学でも金城や田所、東堂や荒北が自転車を続けていることを知り、秋の交換留学で日本に帰ることを決める。そのことを兄に話すとインターハイには応援にいかなくていいのかと聞かれる。インハイには応援にいかないと決めていた巻島だったが、小野田からの手紙を読み、日本に帰ることを決意する。
新開隼人編
[編集]神奈川県西部の秦野市の秦野第一中学校に通っていた新開隼人は、同中に通っている福富寿一とともに自転車競技部に所属し、福富がキャプテン、新開が副キャプテンだった。福富は箱根学園の自転車の推薦枠をもらっていた。しかし、素行不良により推薦が取り消しになった。福富の偽物を捕まえるために福富と新開で走り出す。すぐに偽福富に追いつき、新開の鬼の形相を 見せる。後日顧問とともに謝罪に来て、福富の推薦は復活する。
東堂尽八編
[編集]登場人物
[編集]本編に登場しないオリジナルキャラクターのみ記載
総北高校
[編集]- 白岩(しらいわ)
- 巻島の一つ上の先輩。自転車競技部に所属している。巻島の独特なダンシングを直そうとした。
- 富田(とみた)
- 巻島の一つ上の先輩。自転車競技部に所属している。巻島、浜野とともに峰ヶ山ヒルクライムレースに出場した。
- 浜野(はまの)
- 巻島の一つ上の先輩。自転車競技部に所属している。巻島、富田とともに峰ヶ山ヒルクライムレースに出場した。
- 川端(かわばた)
- 巻島の二つ上の先輩。自転車競技部に所属している。巻島曰く、超コワイ先輩。
箱根学園
[編集]- 今井(いまい)
- 福富、新開と同学年。自転車競技部に所属している。口が達者で調子がいい。寒川西中学校出身で、レース中のラフプレーが多いと福富に指摘されている。中学時代に友達に福富のフォームと似ていると言われてから福富の名を騙り同じ車両(ビアンキ)に乗って迷惑行為を繰り返していたが[注 2]、その情報を聞いた福富と新開にお灸をすえられた。高校は箱根学園を受けたら受かったとのこと。口の軽さは相変わらずで自転車乗りの才能はないものの、部の取材対応などの連絡役として才能を発揮している模様。
その他
[編集]- 本田(ほんだ)
- 巻島の二つ上の先輩。鴨高に通い、自転車競技部に所属している。第18回峰ヶ山ヒルクライムレースでは3位だった。
書籍情報
[編集]- 渡辺航 『弱虫ペダル SPARE BIKE』 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉、既刊13巻(2024年1月5日現在)
- 2014年12月8日発売[1]、ISBN 978-4-253-22471-0
- 2016年1月8日発売[2]、ISBN 978-4-253-22472-7
- 2016年9月8日発売[3]、ISBN 978-4-253-22473-4
- 2018年1月5日発売[4]、ISBN 978-4-253-22474-1
- 2019年3月8日発売[5]、ISBN 978-4-253-22475-8
- 2019年11月8日発売[6]、ISBN 978-4-253-22476-5
- 2020年3月6日発売[7]、ISBN 978-4-253-22728-5
- 2020年12月8日発売[8]、ISBN 978-4-253-22478-9
- 2021年7月8日発売[9]、ISBN 978-4-253-22479-6 - 購入者特典オーディオドラマ(期間限定)のURLとパスワード付属[注 3][10]
- 2022年5月6日発売[11]、ISBN 978-4-253-22480-2
- 2023年1月6日発売[12]、ISBN 978-4-253-28286-4
- 2023年5月8日発売[13]、ISBN 978-4-253-28287-1
- 2024年1月5日発売[14]、ISBN 978-4-253-28288-8
- 『弱虫ペダル SPARE BIKE 公式ファンブック』 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉、2023年1月6日発売[15]、ISBN 978-4-253-28281-9
劇場版
[編集]2016年9月9日から2週間限定で公開された。巻島と東堂の過去や荒北のなんてことない日常が描かれる。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第1巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第2巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第3巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第4巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第5巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第6巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第7巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第8巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第9巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ 「『弱虫ペダルSPARE BIKE』コミックス最新第9巻が7月8日(木)発売!連載100回を記念して、超豪華声優陣 アニメキャスト6名が集結‼コミックス購入者特典としてオーディオドラマが付録‼」『PR TIMES』2021年6月26日。2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第10巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第11巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第12巻”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 第13巻”. 秋田書店. 2024年1月5日閲覧。
- ^ “弱虫ペダル SPARE BIKE 公式ファンブック”. 秋田書店. 2023年12月27日閲覧。