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1631年のヴェスヴィオ噴火



1631年のヴェスヴィオ噴火イタリア語: Eruzione del Vesuvio del 1631)は、1631年12月16日早朝に、イタリアカンパニア州にあるヴェスヴィオ山で発生した大噴火である[1]。噴火の規模はVEI-5で、プリニー式噴火であった。降灰火砕流などを伴う大噴火で、被害は広範囲に及び、犠牲者の数は3000~6000人と推定されている[2]。ヴェスヴィオ山の噴火の中で特に有名なのは、西暦79年に発生しポンペイを埋没させた大噴火であるが、1631年の噴火で噴出されたマグマの総量は0.5立方kmで、79年の大噴火のおよそ8分の1にあたる。1631年の噴火に伴う山体崩壊によって、ヴェスヴィオ山は標高が450m低下したという。また、現在ナポリの人口はおよそ300万人であるが、1631年の噴火時の火砕流と同規模の火砕流が現在発生すれば、約60万人が被災し、甚大な被害を受けると考えられている[3]

脚注

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  1. ^ イタリア・ベスビオ火山、100年以内に大噴火の可能性は27%”. www.afpbb.com. 2021年4月3日閲覧。
  2. ^ Vesuvio79”. sakuya.vulcania.jp. 2021年4月3日閲覧。
  3. ^ 国際シンポジウム「火山防災と大規模避難」