利用者:Ks aka 98/即時ブロックの方針
この文書はウィキペディア日本語版の方針やガイドラインとして提案中です。内容に関してノートページで議論を行っています。 |
この文書はWikipedia:投稿ブロックの方針、Wikipedia:投稿ブロックの方針/改定案Wikipedia:追放の方針の関係についての確認と、以後の議論の叩き台として、Wikipedia:投稿ブロックの方針/再改訂草案およびそこから派生したWikipedia:投稿ブロックを考慮しつつ作成したものです。この文書に関する議論はWikipedia‐ノート:投稿ブロックの方針で行われています。
即時ブロックは、管理者の裁量によって、あるアカウントや、ひとつ、あるいは一定の範囲のIPアドレスからの投稿を防ぐことを指します。公開プロキシや暴走したbotへの対処や、明らかな荒らし、個人攻撃を防ぐために行われます。
ブロックは、あるアカウントやIPアドレスからウィキペディア日本語版(以下単に「ウィキペディア」という)に投稿することを防ぐための技術的な手段であり、コミュニティなどの合意を経た「追放」の執行にも用いられます。この文書では、管理者の裁量による即時ブロックが行われる対象となる行為と、即時ブロックを受けた利用者の異議申し立て手順を説明します。ブロックについての概説は「Wikipedia:ブロックと追放」を、コミュニティの合意による利用者の「追放」の方針は「Wikipedia:追放の方針」を参照してください。
ブロックを実施すべき場合
[編集]コミュニティの決定
[編集]ある利用者の振る舞いが重大な違反行為である、あるいはコミュニティを疲弊させているなどと思われる場合は、ブロック依頼を提出し、審議をしてください。ブロック依頼での審議によってブロックが決定した場合、管理者は速やかにブロックの処置を行います。
行為に拠らない場合
[編集]以下の場合については、採るべき対処が明らかであり、コミュニティの判断を仰ぐことなく管理者の裁量で即時ブロックが行われます。以下のようなアカウントを見つけた場合は、Wikipedia:管理者伝言板へ報告してください。
不適切な利用者名
[編集]【対象】扇動的な利用者名、故意に他の利用者と紛らわしい利用者名など、不適切であると考えられる利用者名でアカウントを作成した場合。
- 他の利用者を偽装するよう企図されている利用者名
- 他の利用者を中傷誹謗するよう企図されている利用者名
- 一般的な社会常識に照らして、他者を不快にさせるような利用者名、など
詳細は「ユーザー名」を参照。
【対処】管理者は、作成されたアカウントの利用者名が不適切であることが明白な場合、発見し次第、当該アカウントを無期限にブロックする。ただし、利用者のIPアドレスは、悪意ある行為でなければ原則としてブロック解除すること。{{UsernameBlock}}のテンプレートを用い、ブロックの原因となった議論のあるコメント依頼か会話ページへのリンクを置く。必要に応じて進行中の荒らし行為にも報告する。
「悪意を持って」アカウント作成していることが明白でない場合は、管理者権限の有無にかかわらず、まず問題の利用者との対話やコメント依頼により、自主的な利用者名変更を勧める。それでも解決されない場合、投稿ブロック依頼を提出する。
投稿ブロック依頼においては、不適切であると合意が形成されれば、無期限にブロックする。
“公開”アカウント
[編集]【対象】不特定多数の人々によってアカウントが共用されていることが判明した場合。または不特定多数の人々によって共有することを目的としてアカウントが作成されたり、パスワードが公開された場合。「公開」されたパスワードが正しいものかどうかは問わない。
【対処】管理者は、発見し次第、当該アカウントを無期限にブロックする。公開アカウントが必要とされていないことを指し示すメッセージを添えること。
匿名の公開プロクシ
[編集]【対象】公開プロクシが用いられて編集が行われた場合。詳細は「オープンプロクシは使わない」および次の議論を参照のこと([1]/[2]/[3])
【対処】管理者は、発見し次第、当該アカウントを無期限にブロックする。{{blocked proxy}}のテンプレートを用いること。
プロクシがオープンでなくなった場合は、管理者は投稿ブロックを解除しなければならない。また政府による検閲回避などの正当な理由が認められる場合には、解除を検討することが推奨される。
携帯電話
[編集]【対象】携帯電話からの編集が行われた場合。これは下記のような問題が生じるためである。ただし携帯電話やPHSを通じてPPP等で接続し、PCから投稿する場合は適用されない。(参考リンク: 1/2/3/4/5)
- ブラウザ側の問題により、しばしば壊れた編集を行い、編集者はそのような編集をしたことに気づかない。
- リモートホストがアクセス毎に変わるために対話をすることができない。
- 一部の端末を除きログインができないため、前項の問題が顕著である。
【対処】管理者は、発見し次第、当該アカウントを無期限にブロックする。{{blocked mobilephone}}のテンプレートを用いること。
ボット
[編集]【対象】Wikipedia:Bot/使用申請においてコミュニティの承認を得ていないbotや、制御不能に陥ったbot。詳細は「Wikipedia:Bot」を参照。
【対処】管理者は、発見し次第、初回の場合は24時間を限度としてブロックし、運用者に連絡する。ボットの運用者が対応しない場合、応答が得られるまでブロックの期限を延長できる。度重なる要請があっても改善されない場合は無期限を含む任意の期間ブロックする。
荒らし、個人攻撃や編集合戦
[編集]以下のような、荒らし行為や個人攻撃となる投稿を続けているアカウントやIP、あるいは過度の差し戻しや編集合戦などを行ったアカウントやIPは、管理者の裁量でブロックを行うことがあります。
明らかに荒らし、個人攻撃などをしているアカウントやIPを発見したら、Wikipedia:進行中の荒らし行為に報告し、同時に利用者の会話ページなどで問題点の指摘や参照すべき文書の提示など、対話を試みたり警告を行うよう心がけてください。警告後も問題のある投稿を継続している場合は管理者によって短期のブロックがなされます。連続した投稿が続いている場合は、ウィキペディアあるいはウィキペディアの利用者への被害が拡大してしまうため、警告などがなくとも、ごく短期のブロックをすることもあります。この場合は、必ず対話場所への誘導や会話ページでのブロック理由の説明をするようにしてください。悪意や害意が明白だったり、各種の侵害が深刻なものであれば、長期のブロックもあり得ますが、このような場合のブロックは一般に短期であるべきであり、ブロックに並行して、ブロック対象者との対話が望まれます。初心者はいろんな間違いをおかしがちですし、優れた執筆者でも著作権やGFDL、報道された個人情報の扱いについてなど、ウィキペディアの方針を十分理解していないことがありえるのですから。
投稿内容が類似する荒らしなどが継続する場合は、Wikipedia:進行中の荒らし行為でサブページを作るか、ブロック依頼を検討してください。
他の利用者の安全を脅かす個人攻撃
[編集]【対象】ウィキペディアの他の投稿者に対して、政府、雇い主などから政治的、宗教的その他の迫害、攻撃を行うという趣旨の脅迫を行ったり、実際に迫害、攻撃がウィキペディアの内外を問わず行われた場合。詳細は「個人攻撃はしない」を参照。
【対処】管理者は発見し次第、管理者裁量で無期限を含む任意の期間ブロックする。判断に迷う場合や、他の利用者から異議が提出された場合は投稿ブロック依頼を用いる。必要に応じて秘密裏にCUを行ったうえでウィキメディア財団・プロバイダ・警察などへ通報する。
管理者以外の利用者は、発見し次第、Wikipedia:管理者伝言板#他者への攻撃に通報する。ただし事態が複雑な場合、投稿ブロック依頼の提出が推奨される。
個人に関する詳細の投稿
[編集]【対象】他人(他の利用者を含む)の詳細な個人情報を、その他人の同意なしに投稿した場合。ただしCheckUser権限を持つ管理者には適用されない。
【対処】他の利用者の安全を脅かす個人攻撃に同じ。
著作権侵害と盗作
[編集]【対象】他者の作品をその権限または許可なく挿入したり、アップロードして著作権を侵害することを、警告を受けた後も執拗に続けた場合。ウィキメディアプロジェクト内の素材を用いたGFDLに違反する編集行為も同列に扱う。詳細は「著作権」を参照。
【対処】管理者は、警告が繰り返されても同様な行為が続けられている場合、管理者裁量で最長1ヶ月までの任意の期間ブロックする。ただし、問題の利用者が誠実に振る舞って著作権問題に注意するように態度を改め、かつ法的な脅威が差し迫っているのでないならば、ブロックすべきではない。ブロックをしても問題が繰り返される場合は、投稿ブロック依頼を提出する。
破壊行為・荒らし
[編集]【対象】ウィキペディアの通常の機能を混乱させる脅威を与え、警告がなされたにもかかわらず同様の行為が止まらない場合。
- 悪戯を目的として記事の新規作成、編集、移動、画像などのアップロードなどを行う
- 故意に嘘の情報を挿入する
- 多重アカウントを用いて不正な投票や議論の撹乱を行う
- 他の利用者の署名付きコメントを故意に改竄する
- 虚偽の署名をする、他の利用者の署名を改竄する
- 他の利用者の編集行為を妨害する
- 他の利用者を執拗に中傷、攻撃する、など
詳細は「荒らし」を参照。
【対処】下の2つの場合に当てはまらない場合、まずブロックの前に警告を行う。警告の後も同種の編集が行われた場合、管理者は初回は24時間を限度として、管理者裁量でブロックを行う。繰り返される場合は最長1ヶ月まで延長が可能。1ヶ月以上のブロックが必要な場合は、投稿ブロック依頼を提出する。
過剰な差し戻し
[編集]【対象】Three-revert ruleに違反した場合。詳細は「Three-revert rule」を参照。
【対処】管理者は、発見し次第24時間を限度として管理者裁量でブロックを行い、利用者の会話ページに、違反の実証を示す差分のリンクと共にお知らせを残す。複数人がこのルールに違反した場合、それぞれを平等にブロックする。何度も繰り返される場合は問題の利用者の態度に応じて荒らし、またはコミュニティを消耗させる利用者として対処する。
管理者は必要に応じて記事を保護する。
破壊的編集が編集の主である新規アカウントの場合
[編集]- 管理者は発見し次第、管理者裁量で無期限を含む任意の期間ブロックする。IPアドレスからの破壊行為、または破壊行為と有用な編集の双方をしているログイン利用者に対しては適用してはならない。判断に迷う場合や、他の利用者から異議が提出された場合は投稿ブロック依頼を用いる。必要に応じて進行中の荒らし行為に報告する。
ブロック中の利用者の編集
[編集]【対象】ブロック中の利用者が、ブロック期間中にもかかわらず、別アカウント(ソックパペット)、またはブロックされていないIPアドレスからログインせずに編集を行っていると一定以上の蓋然性をもって推測される場合。投稿ブロック中のウィキペディアンおよび進行中の荒らし行為を参照のこと。
【対処】管理者は、同一人物の多重アカウントについては、そのいずれかのアカウントに適用されているブロック期限のもっとも遅い終了時点まで、他のアカウントをブロックできる。IPアドレスからの編集についてもこれに準じる。
必要に応じて、進行中の荒らし行為に報告し、ブロック済みのログインアカウントについては{{Sockpuppet}}を当該利用者の会話ページに貼付する。
異なるIPアドレスからの破壊的編集が継続する場合は管理者は広域ブロックを実施できる。ただし、広域ブロックは破壊行為が頻繁であり、他のあらゆる手段が無力である時に限って用いられるべきで、できるだけ短期間でなければならない。
ソックパペットであるという推測が誤認と判明したときは、速やかに投稿ブロックを解除しなければならない。解除はどの管理者が行ってもよい。なお、投稿ブロック実施に至った経緯が正当なものである限り、誤認を謝罪するなど以外には投稿ブロックを実施した管理者の行為責任は問われない。
ブロック中の利用者による別アカウント、別IPアドレスからの投稿は、同一ユーザーであるという蓋然性を理由に差し戻し、あるいは除去することができる。編集合戦の予防のために記事を保護する場合、この利用者による投稿を差し戻した状態で保護する。
投稿ブロックを使うべきでない場合
[編集]絶対に、内容の論争を有利に進めるために投稿ブロックを用いてはなりません。これはすなわち、管理者は、自分が現在進行形で関わっている論争に関連する投稿者をブロックしてはならないということです。
一般的に、誠実に振る舞っていると思われる利用者をブロックする前には充分に注意を働かせなければなりません。
ウィキ休暇、またはウィキペディアからの退去のための自己ブロックは特に禁止されます。管理者はまた、他者と共有されていない静的なIPアドレスを用いずに、テストのために自分自身をブロックすべきではありません。他の利用者を「自動ブロック」に巻き込む可能性があるからです。訳注: ただし自動ブロックを確実に解除すれば問題ないと思われます
投稿ブロックへの異議
[編集]当事者による異議
[編集]投稿ブロックを受けた利用者は、ブロックを受けた理由の如何を問わず 投稿ブロックへの異議を提出できます。投稿ブロックされた利用者はウィキペディア上では発言できません。このため、異議の申し立てはメーリングリストWikiJA-lで行うものとします。
ただし、異議に充分な正当性が認められない場合には異議は受け付けられません。またブロックへの異議の体裁を借りた荒らし行為は、メーリングリストからの排除を以って対処されるでしょう。
誤認による投稿ブロックや、他の利用者に対して行われたブロックの巻き添えとなった場合でも、ブロック解除の申請はブロックへの異議の手続きによって行ってください。明らかに巻き添えに過ぎない場合には、電子メール、チャット(IRC)などを利用して交流のある管理者に直接連絡をとることも可能でしょう。こういった場合には、例外的な事例を除き、事実関係が確認され次第、ブロックは解除されます。(広域ブロックの巻き添えの対処方法については、Wikipedia:広域ブロック#だけど今議論の真っ最中なんです、何とかしてください!も参照してください。)
他のユーザからの異議
[編集]また、ブロックを受けた当事者以外の利用者で、投稿ブロック依頼を提出できる権利を持つログインユーザーは、投稿ブロックに対し異議を唱えることができます。投稿ブロック依頼手続きと同じ書式を利用して、「投稿ブロック解除依頼」として異議を申し立ててください。すでに議論が終結している投稿ブロック依頼のページを編集しないように注意してください。
管理者による異議
[編集]あなたが管理者で、他の管理者によるブロックに納得できない場合、管理者が管理者権限を行使して、他の管理者が行ったブロックを解除することには慎重であるべきです。ブロックされた利用者は、しばしば自分は不当に扱われた犠牲者であると複数の管理者に主張します。しかし、一見不当に見えても、ブロックされた利用者の投稿履歴を見るだけでブロックの経緯が明確になるとは限りません。なにより、利用者が繰り返しブロックされ、またブロックを解除される「ブロック合戦」は、非常に無駄なことです。これは多くの経験豊かなウィキペディアンを苛立たせ、ブロックされた利用者の更なる悪い振る舞いを助長するでしょう。このような事態は避けねばなりません。ブロックの経緯に疑問があるときは、あなたの手でいきなりブロック解除するのではなく、あなたよりもブロック時の状況をよく知っているはずの、ブロックした管理者に相談する方がはるかに良識的と考えられます。
管理者が他の管理者の行ったブロックを解除する場合に推奨される具体的方法は、次の通りです。
- ブロックを解除する前にブロックした管理者と話しあってください。必要ならば、さらに他の管理者を交えて管理者伝言板あるいは管理者MLで議論してください。
- ただし、例外として、ブロックした管理者の判断に明白な誤りがあり、かつその管理者がオンラインでない場合には、別の管理者がブロックを解除してもかまいません。この場合、必ず解除の前にその旨をブロックした管理者の会話ページと、管理者伝言板#投稿ブロックに告知するよう努めてください。「明白な誤り」の例として、次のようなものがあります(これらに限定されるものではありません)。
- ある利用者が3RR違反を理由にブロックされたが、明らかに2回しか差し戻していなかった。
- 投稿ブロック依頼において、本方針に違反する手続きが行われた。
- 「明白な誤り」であるかないか判断に迷った場合、被依頼者にとっての利益を優先することが望まれます。
- 投稿ブロック依頼を提出する権利を持つログインユーザーとして、投稿ブロックに対して異議を唱えることもできます。