利用者:McYata/ヨーロッパの諸侯私案
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本ガイドラインは、Wikipedia日本語版におけるヨーロッパの王侯・貴族記事の慣例をもとに、記事名の付け方の目安をまとめたものです。
- 特段の断りが無くとも、各事例における議論でなされた合意は本ガイドラインより優先されます。
- 個別ガイドラインがある場合、本ガイドラインは参照せず、該当するガイドラインを参照してください。
ヨーロッパの諸侯(暫定)
[編集]人物の記事名のうち、ヨーロッパの王侯・貴族の記事名について、次のことをガイドラインとして定めます。
- 国家・領邦・領地に立脚した主要な称号を持つ王侯・貴族やローマ教皇は、名前・代数に加えて主称号を括弧で後置するのを原則とします。(例:ルイ16世 (フランス王))
名前
[編集]あるヨーロッパの王侯・貴族の記事名を決める時には、以下を参考にしてください
- ヨーロッパの王侯・貴族の多くは非常に長い全名を持っていますが、記事名では原則として1単語分の短縮名を用います。
- 多くの場合、一区切りのファーストネームのみを用います。ただ地域・言語の伝統や政治的事情などにより、複合名を用いる場合もあります。(例:フアン・カルロス1世)
- 現存する君主国の歴代君主については、当該国の公的機関が用いている一般的な日本語表記を使用します。
- 上にあたる用例が無い場合は、日本語文献における慣例に従います。
- 上にあたる用例が無い場合は、同じ原語名と称号を持ち、同じ言語に属する他の人物の日本語表記に倣います。(例:Louisという名のフランス王は「ルイ○世 (フランス王)」とする)
- 上にあたる用例が無い場合は、主称号に対応する言語での名前をカタカナ転写します。(参考:Wikipedia:外来語表記法)
- ただし現代における言語と歴史的称号は対になっているとは限らないため、慎重な議論を行うことが推奨されます。
- 以上で決まらない場合、または個別に対応が必要な人物・称号については、ノートページで議論してください。他言語版で行われた記事名の付け方や議論が参考になる場合もあります。
代数
[編集]- 名前と称号が決まってから、同じ名前・称号を持つ人物の数をもとに代数を決めます。
- ただし例外となる事例が多数あるため、原則として日本語文献における慣例およびその元となった実際の呼称や歴史的伝統に準拠します。(例:イングランド王「エドワード」、神聖ローマ皇帝「コンラート」、ローマ教皇「ヨハネス」)
称号
[編集]ヨーロッパの君主(特に王以上)は、一人物が多数の称号・肩書を持つ場合が多いです。原則、そのうちの一つを選び記事名に付けます。
- 名目的な称号は用いません。支配の実態が伴った称号を候補とします。(例:十字軍国家滅亡後のエルサレム王)
- 日本語文献における慣例に従います。慎重な調査と議論を行うことが推奨されます。以下はヒントとなる傾向です。
- 多くの場合、最も高位の称号・爵位を用います。(皇帝>王>大公>公>伯、ローマ教皇>大司教>司教。それ以外の称号の優先度は個別の事例で要議論)
- 伝統的に主要国と見なされている君主統における統一が図られることがあります。(例:ジェームズ1世 (イングランド王)>ジェームズ6世 (スコットランド王)、ジョージ3世 (イギリス王)>ゲオルク3世 (ハノーファー王))
- 優劣をつけがたい称号と支配領域を複数持つ君主(例:ヴァーツラフ3世 (ボヘミア王)=ヴェンツェル (ハンガリー王)=ヴァツワフ3世 (ポーランド王))については、先代次代との血統面での連続性が重視されることもありますが、特に慎重に決める必要があります。実際の記事名とならなかった表記法はリダイレクト化することが推奨されます。