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利用者:NISYAN/出典探し

出典探し[編集]

記事執筆においては出典を明記することが大切です。ですが、過去に執筆されたものを中心に、出典が明記されていないものが多数存在します。そのような記事は一旦削除されるべきと主張する人もいらっしゃいますが、私はそうは考えません。ここでは、削除依頼において存続票を投じる時、要出典テンプレートの除去を行う時、あるいは他の方々が使っていた、出典を探す各種方法について触れてみます。

関連プロジェクトへの呼びかけ[編集]

分野によりますが、漫画、アニメ関連の分野においては、定期刊行のアニメ誌に掲載されていることが見込まれる場合には、関連プロジェクトに問いかける方法が有効な方法のようです。定期刊行の雑誌を持っている=言及している情報源となる雑誌類を持っている率が高い分野と言えると思います。

Web検索[編集]

Web検索において重要なことは、対象物を探し出す語句の選定と、対象物以外を除外する語句の選定にあります。例えば、削除依頼中にその特筆性を担保するための情報を探す場合、「-削除依頼」を付与すると、大抵の場合Wikipediaおよびそのコピーサイトは検索結果から除外されることになり、調べるのが容易となります。削除依頼中に限定せず一般的なところでは、「-要出典」「-特筆性」などのように、問題視されている記事にありがちで、しかもWikipedia固有の用語を指定するのが効果的です。

ISBN検索[編集]

出典、とくに特筆性に関わる出典を探す場合には、書籍ベースの出典が非常に効果的なものとなります。書籍で1文程度の言及ではなくページや節を設けて取り上げられている、複数の書籍で取り上げられているなどの情報は、特筆性を満たすという主張を行う上で強力なものとなり得ます。その場合、書籍に限定した検索とするために、ISBNが含まれるページを検索することが効果的な方法となり得ます。具体例は「Wikipedia:削除依頼/髪フェティシズム」における出典の検索には「+髪 +フェティシズム +ISBN -削除依頼」を指定し、そのトップに挙がっている「図説毛全書」を参考に加筆しています。

この手法の弱点は、概念記事、とくに漫画などの作品類の主題として取り上げられることも多い概念の概念記事においては、ISBNが付与された作品類が大量に検索結果に混ざることです。上記の例で言えば、「+髪 +フェチ +ISBN -削除依頼」といったように「フェティシズム」の代わりに「フェチ」を使うと、髪フェチに関わる作品(アダルト系の漫画やAV類)が多数混ざることになります。例えば『フェティシズムの修辞学』(ISBN 9784787210067)のようなテーマによって章立てした考察文献に混ざって、『セクソロジー異聞』(ISBN 4787230581)のような同じくテーマによって章立てした性愛奇譚が混ざってくることになります。この場合は砕けた表現「フェチ」を使わず「フェティシズム」を使うとそういった作品は激減しますが、元々が省略語句であるようなケースを中心に、そういった手法が使えないケースもあるでしょう。「-ノベル」「-漫画」などの語句を追加していくことで作品群を除外することはできますが、指定語句を増やすと逆に有意な言及のある情報源を検索結果から外すことになります。このあたりは匙加減が重要です。

場合によっては、書籍の内容を確認できる場合もあります。Amazonのなか見!検索、Google ブックスなどで確認可能であり、実際に大きいお友達への加筆の際にはAmazonを、返報性の原理への加筆にはGoogleブックスを用いています。

英語文献の検索[編集]

その概念が日本固有のものでない場合や日本発祥のものでない場合はもちろん、日本固有のものである場合においても、研究対象とされ、日本語以外の文献として出版されているケースがあります。例えば、以下の情報源が存在します。

  • Ryang, Sonia (2006-10-18). Love in modern Japan: its estrangement from self, sex, and society. ラウトレッジ. pp. 99. ISBN 978-0415770057 
    • 日本の性文化に関する書籍。ブルセラ援助交際などについて言及されています。目次が少し粗すぎるために、どのあたりに何が書いてあるか判り辛い感があります。特定キーワードで検索する分には使えます。
  • Japan LifeStyle
    • フランス語なので私にはほとんど読めませんが、日本文化に関する雑誌ですので、日本の文化に関する言及資料足り得ます。

定期刊行誌[編集]

現在さまざまな定期刊行誌が出回っており、それによって出典を探すことが可能なケースは多くあります。私が過去に用いたもの(出典として用いたものだけでなく、議論上で用いたものを含む)を挙げてみます。

上記を始め、コンピュータ雑誌(UNIX Magazineハッカージャパンなど)、ゲーム雑誌、ファッション雑誌などのように、多くの分野の専門性のある定期刊行誌は出典として使えるものが多くあります。意図的に挙げなかったものとして、以下のものがあります。

CM NOWに掲載されるのは芸能人が多いですが、それだけでなく、映画俳優(日本国外を含む)やスポーツ選手などの多分野の人物記事や、アニメ(参考)などにも適用できる可能性を持ち、対象記事が単一分野に限らないという意味で異質な性質を持っています。最近は「CM GIRLS」という雑誌も発売されています。2010年11月の次がまだということは季刊誌?こちらは芸能人特化の要素が強いと思いますが、ローカルCMに言及した情報源はこの2誌くらいしか考えられず、そういった分野の雑誌が増えたことは喜ぶべきことであろうと思います。なお、CM GIRLSに付与されているユーザーおよびパスワード情報を用いて特設サイトにアクセスすることで、ローカルCM動画を見ることもできるとか。尤もWP:EL#掲載すべきでない外部リンクの6に抵触しますが、ローカルCMの内容を確認することはできます。

書籍[編集]

書籍の中にも、単一分野の複数の記事に展開できる種類の書籍は存在します。私が過去に用いたものを挙げてみます。

これらは、単一記事の出典ではなく、複数記事の出典として使える点が、コストパフォーマンス的意味合いで優れています。

ランキング情報[編集]

オリコンなどの販売ランキングは、有意な第三者言及(購入という名の、無名利用者の第三者言及の集合体)といえると考えます。もちろん、ランキングの対象が極端に狭いものであれば、それを即座に特筆性の根拠とするのは難しいかもしれません。また、ランキングの対象が作品に極端に密接な関係を持つ場合は、第三者性に疑問があるかも知れず、その場合も特筆性の根拠とするのは難しいかもしれません。他には、どの程度の上位ランキングがあれば特筆性の根拠とできるかという話もあります。しかし、単独では特筆性に難があるような程度の言及であっても、そういったものが複数積み上がれば有意な言及と言えると考えます。例えば「なかなか上位に食い込めないが、必ずと言っていいほどランクインする中堅的存在」「地域に密接したタウン情報誌では何度となく取り上げられ、そういった場所では上位に必ず挙がる地域密着型の存在」といった類のものです。ここでは、ランキング情報について記してみます。

同人系[編集]

同人誌、同人ソフト、同人音楽などの分野は、ビデオ出版が出している同人ゲーム専門誌「COMPLETE」[1][2]のようなものもなくはありませんが、なかなか第三者言及と呼ばれるものを見つけにくい分野と考えます。その中で第三者言及と言えるであろうものの一つはランキング情報です。DLsite.comなど多くのデジ同人の販売サイトで、現時点の上位ダウンロードランキング情報を提供しています。最新ランキング情報の提供のみのサイトが多い中、個々の作品ページから過去に獲得した上位ランキング情報を簡単に辿ることができるサイトには、以下のものがあります。

DLsite.com
上位ランキング作品には、作品ページの上部に王冠マークが付与される。
王冠の種類はランキング期間の異なる「24時間」「1週間」「1ヶ月」「1年」「累計」の5種類。商業部門においては「24時間」は集計されていないため、4種類。
ランキングの詳細は王冠にマウスカーソルを当てることで可能。
DiGiket.com
上位ランキング作品には、作品ページの上部に王冠マークが付与される。
王冠の種類はランキング期間の異なる「1週間」「1ヶ月」の2種類。。
ランキングは王冠の中の文字と王冠の色で示される。中の文字がWなら1週間、Mなら1ヶ月を意味する。また、王冠の色が金銀銅それぞれ1位、2位、3位を表す。青色は不明(ヘルプにも説明なし、10位以内とか?)。
DMM.com
上位ランキング作品には、作品ページの上部に王冠マークが付与される。
王冠の種類はランキング期間の異なる「24時間」「1週間」「1ヶ月」の3種類。
ランキングは王冠の中の文字と王冠の色で示される。中の文字が24なら24時間、Wなら1週間、Mなら1ヶ月を意味する。また、王冠の色が金銀銅それぞれ1位、2位、3位を表す。順位表示は10位まで?

その他[編集]

国会会議録検索システム
初めて見たのは「Wikipedia:削除依頼/着エロ」です。
放送ライブラリー
初めて見たのは「Wikipedia‐ノート:出典を明記する#テレビ番組の出典の書き方」です。

脚注[編集]

  1. ^ COMPLETE Vol.1”. 2011年4月5日閲覧。
  2. ^ COMPLETE Vol.2”. 2011年4月5日閲覧。