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利用者:Nova replet laetitia/sandbox/宇宙・物理・自然科学/第8周期元素

第8周期元素 (だいはちしゅうきげんそ) は元素周期表のうち、第8周期にある元素を指す。これらは全て未発見である。 初めて電子の5g軌道への充填によるgブロック元素が登場するものとみられている。しかし相対論効果のためd軌道やf軌道は不安定さを増しており、加えて[[第7周期元素]においても原子核の不安定さからすべての元素が安定同位体を持たず、第8周期では元素の化学的な同定はほとんど不可能と考えられている。

第8周期元素の一覧 119
Uue
120
Ubn
121-138 139-153 154
Upq
155
Upp
156
Uph
157
Ups
158
Upo
159
Upe
160
Uhn
161
Uhu
162
Uhb
163
Uht
164
Uhq
165
Uhp
166
Uhh
167
Uhs
168
Uho
電子配置

原子番号 119、120 の元素は8s軌道への電子がそれぞれ1個、2個の充填によりアルカリ金属アルカリ土類金属の性質を示すと予想され、原子番号が 154 から 162 までの元素は 7d軌道の充填による遷移金属と考えられる。また、原子番号 168 の元素は8s、8pの内部軌道がすべて満たされた貴ガスの性質を、原子番号 167 の元素は 8p電子が1つ少なくハロゲン元素の性質を持つとの予想もある。しかし最外殻軌道の電子の束縛は弱く、大きな原子番号では貴ガスでさえハロゲンとの化合物を作りうるのに加え、原子核が不安定で安定した同位体がほとんど存在しないことから化学的性質を同定することは難しい。

凡例(拡張)
金属 半金属 非金属 不明
アルカリ金属 アルカリ土類金属 ランタノイド アクチノイド 遷移金属 ポスト遷移金属 反応性非金属 貴ガス
多原子非金属 二原子非金属
 水素  ハロゲン
予測アルカリ金属 予測アルカリ土類金属 超アクチノイド エカ超アクチノイド 予測遷移金属 予測ポスト遷移金属  不明 予測ハロゲン 予測貴ガス

超アクチノイド[編集]

原子番号が 121 から 138 までの元素を「超アクチノイド」(: superactinide)と呼んでいる。これらは主に電子の5g軌道の充填による遷移元素とみられるが、6f軌道や7d軌道との交代があると考えられている。

超アクチノイド元素 121
Ubu
122
Ubb
123
Ubt
124
Ubq
125
Ubp
126
Ubh
127
Ubs
128
Ubo
129
Ube
130
Utn
131
Utu
132
Utb
133
Utt
134
Utq
135
Utp
136
Uth
137
Uts
138
Uto
電子配置

エカ超アクチノイド[編集]

原子番号が 139 から 153 までの元素を「エカ超アクチノイド」(: eka superactinide)と呼ぶことがある。これらは主に電子の6f軌道の充填による遷移元素とみられるが、7d軌道との交代があると考えられている。

エカ超アクチノイド 139
Ute
140
Uqn
141
Uqu
142
Uqb
143
Uqt
144
Uqq
145
Uqp
146
Uqh
147
Uqs
148
Uqo
149
Uqe
150
Upn
151
Upu
152
Upb
153
Upt
電子配置

元素の周期: 第1 - 第2 - 第3 - 第4 - 第5 - 第6 - 第7 - 第8以降

関連項目[編集]