利用者:Nunone23564/庄内領悪水路
| Eクラス・ハイウェイ | |
|---|---|
 | |
| コロンボ外郭環状道路 | |
| アーサー・C・クラーク高速道路 | |
| 路線延長 | 29 km |
| 開通年 | 2014年（11.0 km カドゥウェラまで） 2015年（8.9 km カダワッタまで） |
| 北端 | ケラウェラピティア |
| 南端 | コッタワ |
| 接続する 主な道路 （記法） |
コロンボ-カトゥナーヤカ高速道路 南部高速道路 |
| ■テンプレート（■ノート ■使い方） ■PJ道路 | |
コロンボ外郭高速道路（コロンボがいかくかんじょうどうろ、英: Colombo Outer Circular Expressway）スリランカ最大の都市コロンボの高速道路。総延長29kmで、南部高速道路とコロンボ - カトゥナーヤカ高速道路を接続し、コロンボ市街地を通過する自動車を迂回させる役割を担っている。将来的にはコロンボ - キャンディ高速道路の接続も想定されている。日本の国際協力機構（JICA）が融資を行った[1]。1956年にスリランカへ移住したイギリスの小説家アーサー・C・クラークにちなんで、「アーサー・C・クラーク高速道路」という副名称がつけられている[2]。
沿革
[編集]1992年に第一次調査が行われ、5つのルートが検討された。そして1999年、日本政府の支援でフィジビリティスタディが実施された。そして環境アセスメントの後、ケラウェラピティアからコッタワまでの28kmの建設が中央環境局から承認された。その後2001年7月から詳細設計が始められた[3]。
しかし地元住民の反対によりプロジェクトは同年11月まで遅延し、スリランカ政府は住民たちを代替地へ移住させることを決定した[3]。
建設工事は2009年10月に始まり、計画当初は少なくとも8年はかかるといわれていた。高速道路と交差するすべてのAクラス国道にインターチェンジが設置され、制限速度時速100kmの4車線道路となる予定であるが、後で6車線にするための用地はあらかじめ確保されている[4]。
インターチェンジなど
[編集]- 略字は、ICはインターチェンジ、SAはサービスエリア、TBは本線料金所をそれぞれ示す。
- System IC（システムインターチェンジ）はジャンクションに相当する。
| km | 出口 | 施設名 | 周辺地域 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 0.0 | 1 | コッタワIC | A4 – コッタワ (1.8 km)、マハラガマ (6.3 km)、ヌゲーゴダ (11.3 km)、コロンボ (20.6 km)、ラトゥナプラ (79.1 km)、アビッサウェッラ (37 km)、ホマガマ (2.2 km) | E01南部高速道路に接続 |
| 5.2 | 2 | アサーウージリヤIC | B240 – アサーウージリヤ (3.3 km)、マーラベ (5.3 km)、スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ (8.3 km) | |
| 9.5 | 3 | コサラワラIC | B263 – Battaramulla (8.9 km)、カドゥウェラ (0.8 km) | コッタワ方面のみ |
| 11.0 | 4 | カドゥウェラIC | AB10 – カドゥウェラ (2.4 km)
B214 – Biyagama (3.1 km) |
コッタワ方面のみ |
| 12.2 | 4 | Kaduwela Biyagama IC | AB10 – カドゥウェラ (2.6 km)
B214 – Biyagama (2.8 km) |
ケラウェラピティア方面のみ |
| 19.0 | 5 | Kadawatha IC | A1 – キリラワラ (5.6 km)、Kadawatha (1.1 km) | |
| 19.9 | 6 | Kadawatha System IC (事業中) | E04コロンボ-キャンディ高速道路に接続 | |
| 28.0 | 7 | Kaerawalapitiya System IC | E03コロンボ-カトゥナーヤカ高速道路に接続 | |
| 28.6 | 7 | ケラウェラピティアIC | マジュラージャ・ウェラ工業団地
CPSTL Muthurajawela Terminal Rd – ケラウェラピティア (3.2 km) |
|
| 1.000 mi = 1.609 km; 1.000 km = 0.621 mi | ||||
建設工事
[編集]コロンボ外郭環状高速道路の建設は3つのフェーズに分けて行われた。第1フェーズではコッタワ - カドゥウェラ間11.0km、第2フェーズではカドゥウェラ - カダワッタ間8.9km、第3フェーズではカダワッタ - ケラウェラピティア間9.3kmが対象となった。建設工事は2009年に開始され、開始当初は2017年9月を完工目標とした。建設費は1kmあたり5,700万米ドルと推計され、スリランカで最も高額な高速道路と予想された[5]。
2013年1月には道路開発庁がアトゥルギリヤにインターチェンジを追加すると宣言した[6]。
第1フェーズ
[編集]第1フェーズはコッタワからカドゥウェラまでのおよそ11kmが建設され、270億ルピーをかけて2014年3月に完成した[7]。この区間の工事は中国の中国港湾工程有限責任公司が担当した[8]。
第2フェーズ
[編集]第2フェーズはカドゥウェラからカダワッタまでの9.8kmが対象で、2012年2月18日に着工した。2015年1月までに完成予定で、建設費は490億ルピーと推計されている[4]。この区間は日本政府による円借款で実施され、大成建設が建築を行い、工事は2015年9月に完了した[9][10]。
将来的にはカダワッタからキャンディ、クルネーガラ、ダンブッラなどの主要観光地を結ぶ北部高速道路が建設予定である。
第3フェーズ
[編集]2013年1月に第3フェーズの建設契約が中国の中国冶金科工集団会社（中冶集団）と結ばれた。契約額は666億9千万ルピーである[11]。この区間のみ中国輸出入銀行が融資を行った[10]。この区間の完成により、コロンボ - カトゥナーヤカ高速道路と接続され、ゴールからカトゥナーヤカまでが高速道路で結ばれることになる。工事は2019年6月末の完了を目指して進められている[12]。
脚注
[編集]- ^ “Project to build a Beltway around Sri Lanka Capital given to Chinese Company”. Colombo Page. (27 August 2009). オリジナルの2009年8月30日時点におけるアーカイブ。 1 November 2013閲覧。
- ^ Guruge, Hemanthi (16 August 2011). “A Speedy and safe journey to Galle”. Daily News. オリジナルの21 October 2012時点におけるアーカイブ。 1 November 2013閲覧。
- ^ a b “Spillburg Holdings Private Limited”. www.spillburg.com. 2015年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月18日閲覧。
- ^ a b “Outer Circular Highway”. Road Development Authority (Sri Lanka). 29 October 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。1 November 2013閲覧。
- ^ “Colombo Outer Circular Highway given to Chinese Company”. Global Tamil News. (1 February 2013). オリジナルの2013年3月7日時点におけるアーカイブ。 1 November 2013閲覧。
- ^ “Highway circling Sri Lanka's Capital gets extra Interchange”. Lanka Business Online. 21 January 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。1 November 2013閲覧。
- ^ “New outer circular highway opens”. Colombo Gazette. (8 March 2014). オリジナルの12 March 2014時点におけるアーカイブ。 25 July 2014閲覧。
- ^ 荒牧英城 (2012年1月). “南部高速道路とコロンボ外郭環状道路（スリランカ）” (pdf). 2023年10月13日閲覧。
- ^ “スリランカ・コロンボ外郭環状道路北工区-1（OCH）”. 大成建設. 2023年10月13日閲覧。
- ^ a b 荒牧英城 (2017年1月). “スリランカの高速道路プロジェクト” (pdf). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “Sri Lanka awards a Road Building Contract to Chinese Firm”. News 360 Pvt. (1 February 2013). オリジナルの4 February 2013時点におけるアーカイブ。 1 November 2013閲覧。
- ^ “Construction of Colombo's Outer Circular Highway in last stage, expected to be opened in July 2019”. news.lk (2018年7月30日). 2023年10月14日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- E02 - Outer Circular Highway (OCH) 行政当局の紹介サイト
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