利用者:Omotecho/sandbox/合羽摺

『祇園神輿あらい　ねりもの　先はやし』

花菱屋咲江
作者	有楽斎長秀

合羽摺（かっぱずり）は版画の技法のひとつ。合羽摺絵とも。型紙摺絵の一種で、枠線を木版で墨摺しておき、彩色する箇所に型紙を置いて刷毛で色を施す。また輪郭線も型紙で処理する場合も合羽摺と呼ぶ。

筆刷毛の跡や色むらに加え、型紙の縁に沿って染料が溜まり色が濃いこと、輪郭線の墨と色面の間に紙色が残ったり、枠線に色がにじんだりすることで、木版画と識別できる。

制作地は江戸を含むが、大坂や京都の版画との関連がより濃い。最も多作な合羽摺絵師は有楽斎長秀であり、祇園祭りを描いた連作がある。

関連文献

• Lane, Richard. (1978). Images from the Floating World, The Japanese Print. Oxford: Oxford University Press. ISBN 9780192114471; OCLC 5246796
• Newland, Amy Reigle. (2005). Hotei Encyclopedia of Japanese Woodblock Prints. Amsterdam: Hotei. ISBN 9789074822657ISBN 9789074822657; OCLC 61666175

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