利用者:Omotecho/sandbox/Wikipedia:Zoteroを使った出典

Zotero(ゾテロ)という無料のオープンソースプログラムは、ウィキペディアの記事に簡便に典拠を追加することができます。このエッセイでは、Zotero のインストールと設定、出典情報の生成およびウィキペディアの記事に追加する手順を説明します。ウィキペディアで出典節を作ったり全般的な出典の扱いに関する情報は、ウィキペディアの出典に関するガイドラインを参照してください。

はじめに[編集]

Zotero公式Webサイトを開き、最新版をダウンロードします。スタンドアロンプログラムとして Microsoft WindowsMacOS および Linux 用があり、コネクタと呼ばれるブラウザプラグインを介するとブラウザも ChromeSafariFirefox またはEdge に対応します。

また Zotero を使ってテキスト文書にも出典を足すには、同梱のプラグインLibreOfficeMicrosoft OfficeGoogleドキュメントで使用可能です。

すべてインストールが完了したら、必要に応じてブラウザを一度閉じ、ふたたび開きます。

Zotero アプリを開くと表示される3つの大きな枠は左から、「コレクション」と呼ぶさまざまな出典をフォルダーに収容して追跡します。既定では「マイライブラリ」と呼ばれるルートのフォルダが1つだけあり、これを右クリックして「新しいコレクション」に移動し、コレクションを新規作成できます。中央の枠は、選択したコレクション内のすべての出典に関して情報を表示。右側の枠は、選択したすべての出典の情報を表示します。

右クリックから「新しいサブコレクション」を選択すると、サブコレクションを新規作成できます。中央の枠では選択した書誌データからタイトル、作成者、年など、選択したコレクションまたはサブコレクション内のすべての「項目」を表示します。右枠は、すべての書誌データの詳細を表示したり、任意の項目にメモを追加できます。書誌項目には、「タグ」と呼ばれるキーワードを用いてラベルを付け、整理したり利用者のさまざまなニーズへの対応を進めます。

Zotero の解説文書の完全版は、Zoteroのサポートページから入手してください。

Zoteroに出典を追加する[編集]

さて、コレクションへ出典を追加する準備が整いました。機能の確認には、 WorldCatの書籍リストにアクセスしてください。小さな本のアイコンがブラウザのアドレスバーの右側に表示されるので、それをクリックすると本の書誌情報を Zotero の現在のフォルダーに保存します。このとき Zotero ウィンドウを開いていなくても機能します。どの出典を参照するかわかっていて検索が不要な場合、リストをどこで見つけるかは重要ではなく – あるいはまた、出典情報の生成にたとえばアマゾン本のリストを使うこともできます。

Zoteroは、さまざまな種類のリファレンスで機能します。このBBCストーリー、この特許、またはこの印刷物を追加できますこのWiredの記事のように、一部のページでは、Zoteroは特定の参照を作成する方法を知りませんが、できる限り最善を尽くします。このページを追加すると、正しいタイトルと要約を含む参照が作成されますが、著者または発行日は取得されません。これは、Wired.comに固有の翻訳者をまだ誰も作成していないためですが、常に新しい翻訳者が作成されています。それまでの間、残りの情報を手動で入力するには、参照を編集する必要があります。

ウィキペディアの記事に出典を追加する[編集]

まず、Zotero のデフォルトのエクスポート形式を指定します。 Wikipedia 出典テンプレート形式Wikipedia には既定の引用スタイルがないため、作業対象の記事で使用される形式を流用)にする手順は、Zotero ウィンドウを開き、歯車のアイコン→[設定]を選択。クリップボードの形の[エクスポート]→[既定の出力形式]→[ウィキペディア出典テンプレート]を選択、[ OK ]をクリック。またはサイト固有のスタイルを説明[1]のとおり設定します

次にウィキペディアの記事を開き、出典を追加する箇所(または既存の出典)を探し、脚注を入れる場所に空の<ref> </ ref>タグを追加します。

対象物を冷却するため、外側を加熱する場合がある<ref></ref>

ここで Zotero を開き、必要な出典情報参照を ref タグの間にドラッグすると、次のような表示になります。

対象物を冷却するため、外側を加熱する場合がある<ref>{{Cite journal | last1 = Papini | first1 = Jon J. | last2 = Dyre | first2 = Jeppe C. | last3 = Christensen | first3 = Tage | date = 2012-11-29 | title = 'Cooling by Heating'—Demonstrating the Significance of the Longitudinal Specific Heat | journal = Physical Review X | doi = 10.1103/PhysRevX.2.041015 | volume = 2 | issue = 4 | pages = 041015 | url = http://link.aps.org/doi/10.1103/PhysRevX.2.041015 | accessdate = 2013-02-05 }}</ref>。

人間に読める形式を保つには、フォーマットは変えずに1行に1項目ずつ配置されるようにします。(出典のすべての情報を1行に押しこんでも「スペースの節約」にはなりません。無駄なばかりか、人間にとって読みにくくなるばかりです)。

改行を「 <ref> 」タグと「 {{Citejournal 」の間に入れると、その出典が読み取りやすくなります。ただし「 <ref> 」の〔前〕に改行を追加してはいけません。出典の前の文字列に、ほとんどの場合に不用な空きスペースが表示されるからです。例外は「 <ref> 」コードの〔直後〕改行を1つ(「\n」)追加しても、出典の先頭に空きスペースは〔追加されず〕、そのほうが編集者には読みやすい場合があります。

ページを保存すると、次のようなメッセージが表示されます。

対象物を冷却するため、外側を加熱する場合がある[1]

以上で完了です!

Zotero で項目を選択しておき、Ctrl + Alt + Cを押すと出典情報をクリップボードにコピーできます(Zotero 5.0 以降はCtrl + Shift + C。)

ウィキペディアの記事に出典を追加する[編集]

学識経験者の伝記記事を中心に、それぞれの専門分野でしぼりこんだ一覧を作成するとき、逆年代順の書誌(学術誌の記事)を出版時期の逆順(新→旧)を作成。

  • ウィキペディアを開き、節を編集。
  • Zoteroの場合:右枠で記事を選択(最新→古い版という時系列の逆順に並べ替える。)
  • 右クリック→[アイテムのエクスポート]を選択(Zotero 5.0.92では青い上向き矢印)
  • 形式:ウィキペディア出典テンプレート
  • テキスト形式で保存後、ウィキペディアの記事にコピーペースト。
  • 注記:ISSN番号は1つだけ記入できます。issn=valueをご参照ください。

例: 精選した Utsa Patnaik の参考文献

ユーザーページ用のZoteroユーザーボックス[編集]

出典[編集]

  1. ^ Papini, Jon J.; Dyre, Jeppe C.; Christensen, Tage (2012-11-29). “'Cooling by Heating'—Demonstrating the Significance of the Longitudinal Specific Heat”. Physical Review X 2 (4): 041015. doi:10.1103/PhysRevX.2.041015. http://link.aps.org/doi/10.1103/PhysRevX.2.041015 2013年2月5日閲覧。. 

外部リンク[編集]

[[Category:参考文献]] [[Category:リンク支援テンプレート]]