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利用者:Poipee/sandbox

対象分野による分類[編集]

実在の飛行機・艦艇・戦車・自動車・建築物等、もしくは実在するにはいたらなかった計画兵器等を扱った「スケールモデル」と、SFやアニメ等を扱った「架空のもの」に大別される。スケールモデルにはディフォルメされたものも含める場合がある。アニメ・ゲーム等に登場する車・戦車・船などでは、スケールモデル(一部パーツ変更やキャラクターグッズが追加されることもある)がキャラクターのパッケージで販売されている。

スケールモデル[編集]

実物が存在するもの、または設計・企画された物を縮小した模型をスケールモデルと呼ぶ。プラモデルが最初に普及した英米では、ヤード・ポンド法を用いていたため縮尺は「1フィート(12インチ)を何インチに縮小」するかが基本であり、例えば1/4インチ(または1/4”)スケールといえば1フィートを1/4インチに縮小することで1/48スケールを表す。従って「国際標準スケール」には分母が12の倍数のものが多い。しかし、鉄道模型のようにフィートをミリメートルに換算した縮尺(1フィートを4mmとするもの=4mmスケール(1/76))を採用する物や、メーカーの都合(箱のサイズや、走行ギミックのためのギアボックスや電池の内蔵)のために決定され、積極的なシリーズ展開のために自然に「標準」になってしまったものもあり、後者の代表がタミヤの1/35である。またバイクのスケールである1/9は、イタリアのプロター社から始まったものである。1/50は航空機ソリッドモデルの標準スケールである。

  • 艦船軍艦,旅客船, 帆船など)1/721/144、1/200、1/350、1/400、1/500、1/600、1/700、1/720、1/800、1/1000、1/1200 などのスケールがあり、最も種類が多いのは静岡のメーカー四社が共同で展開したウォーターラインシリーズに採用された1/700である。近年は2005年に発売されたハセガワの三笠を皮切りに1/350スケールの新製品のラッシュが続いている。また日本模型の30センチシリーズは1/700〜1/1100程度に相当する。民間船は(日本国内メーカーでは特に)少ない。帆船はスケールの統一は少なく、レベルの1/96、ズベズダの1/100、エレールの1/150、イマイ(アオシマ)の1/350などでそれぞれ数種類の船がそろえられる。一部メーカーの製品にはモーターと電池により水上走行が可能なモーターライズキットが存在する。
  • 陸上兵器戦車大砲装甲車兵士など)1/15、1/16、1/24、1/25、1/30、1/32、1/351/48、1/50、1/72、1/76、1/87、1/144、1/350、1/700 などのスケールがある。現代の主流は1/35、1/48、1/72、1/144であり、その中でも、タミヤが採用し日本国内メーカーが追従、以後イタレリエッシー、エレールなど日本国外のメーカーも従った1/35が圧倒的なアイテム数を誇る。このため米英のメーカーが展開していた1/32(メタルフィギュアの54mmスケール)ミリタリー物は少数派になってしまった。
  • 航空機固定翼機回転翼機など)1/24、1/32、1/35、1/48、1/50、1/72、1/100、1/144、1/200、1/350、1/700 などのスケールがあり、ディテールアップが楽しめる1/48、コレクション性の高い1/72が主流である。1/24や1/32といった大型キットは、中国メーカーの参入を契機に近年はキット数が増えつつある。また一部のヘリコプターは、陸上兵器の標準スケールに合わせて1/35でモデル化されている。コレクションモデルとして1/144や1/100スケールも人気である。軍用機だけでなく、民間機とくに旅客機も豊富で、デカール変えなどで多数の航空会社のカラーリングを再現している。スペシャルマーキングなどの特別塗装を施した機体のキットも人気である。
  • 自動車 1/8、1/12、1/16、1/20、1/24、1/25、1/32、1/43などがあり、市販車(高級車含む)、レーシングカーとも1/24が主流であるが、フォーミュラカーは近年は1/20が主流である。アメリカメーカーの自動車モデルは1/25も多い。日本のトラックやバスなどは1/32スケールが多い。1/43はミニカーの主要スケールであり、ホワイトメタルやレジンキャスト製のガレージキットも多い。一部、ミリタリーモデルの派生として 1/35も増えつつある。
  • オートバイ 1/6、1/8、1/9、1/12などがあり、レース用、市販用とも1/12が主流である。
  • 鉄道車両(ディスプレイキットもしくは、電池等の動力源を内蔵したモーターライズキットで、鉄道模型への流用を考慮していない物)1/35、1/50、1/76、1/80、1/150などがある。鉄道車両のプラモデルは、かつては一ジャンルを築いていたが、安価な鉄道模型の発展により現在は陰に隠れた存在になってしまっている。近年はミリタリーモデルの一部として軍で使用された機関車や貨車などのプラモデルが作られることもある。また、一般のプラモデルとは流通経路や購入者層の異なる鉄道模型の中にも、実質的なプラモデルであるプラスチック製の組み立てキットが存在する。
  • 鉄道模型用の建築物(ストラクチャー)1/22.5(G)、1/43.5(O)、1/76(OO)、1/87(HO)、1/120(TT)、1/148(イギリスのN)、1/150(日本のN)、1/160(欧米のN)、1/220(Z)などがあり、主に鉄道模型のスケールに合わせているが、1/100前後としてTTとHOの両方で、1/200前後としてNとZの両方で使えるようにしている製品も存在する。これらは通常鉄道模型のアクセサリーとして扱われるため一般のプラモデルとは流通経路が異なっているが、ジオラマ製作などに流用される場合も多い。
  • 宇宙開発ロケット宇宙船探査機など)スペースシャトルなどは航空機と近いスケールだが、探査機から巨大な宇宙ステーションまで含むため、スケールに統一性は無い。
  • アクションフィギュア用アクセサリー(机・椅子、ぶらんこ、トイレなど)1/12スケール程度。
  • 建築物姫路城五重塔など)1/700、1/350、1/200が多いがスケールに統一性無し。
  • 甲冑 1/3、1/4スケール。
  • 箱庭(農家などのモデルに、付属の種を植えて育てることができる)スケールに統一性無し(同シリーズの店舗などは1/60、屋台は1/25)。
  • 拳銃ルガー・スーパーブラックホークコルト・パイソンなど)手榴弾 など 原則として1/1。ギミック付のキットも存在する。
  • 動物(人体模型、アリイコアララッコエリマキトカゲタミヤの1/35恐竜など)実物の数倍の昆虫や、1/1の小鳥から1/76程度の恐竜までスケールは様々。日本国外のメーカーに比較的製品が多い。
  • その他、楽器ドラムセットなど)、家電扇風機、オーディオなど)扇風機はモーターを内蔵し、実際に扇風機としての機能を果たす。ある意味では模型ではなく1/1の扇風機そのものであると言える。オーディオは小型スピーカーを内蔵し、ヘッドホンステレオなどに接続して実際に鳴らすことが可能な製品も存在した。多くは国内メーカーの実在の製品を1/3-1/10程度にそのままスケールダウンさせたものである。

架空のもの[編集]

アニメーション特撮といった映像作品や、漫画小説家庭用ゲーム等に登場する架空の兵器や登場人物などを取り扱ったもの。その多くはSF設定の作品である。キャラクターモデルと称される場合も多い。通常は設定資料の寸法から縮尺に見合った寸法を割り出し設計されるが、初期にはパッケージに収容可能な寸法から縮尺を割り出す箱スケールものも多く存在した。 バンダイのガンダムシリーズの成功から1/144、1/100などのものが主流だが、スケールモデル同様に縮尺も多彩である。一例を挙げると1/20、1/35、1/60、1/72、1/220、1/400、1/550、1/700、1/1000、1/1200、1/1700、1/2400、1/20000などがある。

  • 人間に近いサイズのキャラクター(仮面ライダー妖怪ウォッチ、その他デフォルメキャラクターなど)過去には オバケのQ太郎がんばれ!!ロボコンDr.スランプうる星やつらなど、多くのキャラクターのキットがあった。2000年代以降は、組み立て式アクションフィギュアと呼べる商品が増えている。
  • 実在の車などに近いメカ(仮面ライダーのオートバイ、バットモービル、バック・トゥ・ザ・フューチャーのタイムマシン、紅の豚の水上機など)カーモデルや航空機などスケールキットと同様のフォーマット、ディテールで設計された商品も多い。
  • 怪獣などの大型生物(ゴジラ、ウルトラマンなど)
  • ロボット物(ガンダム、マクロス、ボトムズ、エヴァンゲリオンなど)1980年代くらいまでは合体・変形などがセールスポイントであったが、ガンダム以降は広い可動によるアクションポージングや、内部構造ディテールにもこだわったアイテムが登場している。
  • その他のSFメカ (宇宙戦艦ヤマト、スター・ウォーズ、サンダーバードなど)実写作品では、撮影に使われたプロップに対するスケールモデルとしての解釈もある。