利用者:Swind/Wikipedia:改善が必要な画像

日本語版ウィキペディアにアップロードされる画像の中には、幾つかの問題を含んでいるものがあります。修正が根本的に不可能なものもありますが、例えば画像が傾いていたり、写真がわずかにピンボケしているといったようなものはデジタル画像処理によって修正が可能な場合があります。このページでは、ありがちな画像の問題点を例示し、修正する方法を解説します。

改善が必要な画像の一覧はCategory:改善が必要な画像を参照してください。もしも改善の必要がある画像を新たに見つけたら、その画像ページに{{ifc|改善が必要な理由}}というタグか、後述する具体的な解説の中で示されているタグを貼り付けてください。ifdタグを貼り付ける場合は、具体的にどのような改善が必要なのかを併記することが望まれます。

また、修正・再作成した画像をウィキペディア・コモンズにアップロードすることも検討してください。ウィキペディアコモンズにアップロードすることによって、日本語版ウィキペディア以外のプロジェクトからも画像を使用することが可能になります。その際は元となった画像のライセンスにも注意してください。

なお、歴史的史料となる画像など、デジタル処理を施すことが好ましくないと考えられる画像もあります。改善が必要かどうか、画像に手を加えるべきかどうかはケースバイケースですので、個々の画像についてそれぞれ判断してください。

不要な縁がある画像[編集]

不要な縁や、説明書きなどの本来記事の中で説明されるべき情報を含んでいるものがあります。それら縁や重複情報は除去されることが望まれます。

どうするべきか: 画像の主題以外の部分を除去してください。もしもJPEG画像をトリミングする場合は、加工によって画像の劣化を生じない jpegtran のようなソフトウェアを使用することが望まれます。画像に含まれているテキストを除去した場合は、その画像を使用している記事の中に、除去したテキスト情報を記入するようにしてください。

例: 処理前処理後

PNGやSVG形式にするべきJPEG画像[編集]

JPEG画像とPNG画像の比較

写真以外の画像のほとんどは、可逆圧縮形式(ロスレス圧縮形式)であるPNG形式か、ベクタ形式であるSVG形式を用いたほうが鮮明かつ綺麗に表示すことが出来るようになります。SVG形式にした場合、画像を拡大・縮小した場合でも画質を劣化させることなく表示することが可能になります。JPEG形式よりもPNGまたはSVG形式が推奨される画像の種類としては、例えば旗、図形、アイコン、図表などの、使用する色の数が少ない画像が当てはまります。PNG形式やSVG形式にするべきJPEG画像を見つけたら、{{BadJPEG}} タグを画像ページに貼ってください。

どうするべきか: 画像を作り直すか、画像処理ソフトウェアを用いて画像修正および保存形式の変換を行ってください。ただし画像の手直し無しにJPEG画像からPNG画像へ直接変更しただけではファイルサイズが大きくなるだけで品質の改善が望めないので、必ず画像修正を行ってから変換を行うようにしてください。Wikipedia:How to reduce colors for saving a JPEG as PNG(英語)には、無償で利用可能なGIMPという高機能画像処理ソフトを用いてJPEG画像をPNG画像に変換する手順が解説されていますので、そちらも参考にしてください。また、PNG形式またはSVG形式のファイルを作成しアップロードした場合は、元のJPEG画像を削除してください。画像の削除については即時削除の方針#画像/マルチメディアおよび削除の方針#ケース Zを参照してください。なお、画像を上書きアップロードではなく新規アップロードする場合は、元となった画像のライセンスにも注意してください。

JPEG形式版が必要なPNG形式の写真[編集]

写真を劣化なしに保存する手段としてPNG形式を使うことは悪い方法ではありませんが、写真のような色数の多い画像をPNG形式で保存するとファイルサイズが大きくなってしまいます。記事などにおいて画像をサムネイル表示する際にもPNG形式が使われることになりますので、JPEG画像を使用した場合よりも画像の表示に時間がかかってしまいます。MediaWikiが自動的にJPEG形式でサムネイルを作成して表示させる事も将来的には可能になるかもしれませんが、現時点ではそのような機能は実装されていません。したがいまして、PNG形式で保存された写真は別途JPEG形式版をアップロードすることが望まれます。

どうするべきか: JPEG形式で保存したものをアップロードしてください。変換後の画像が閲覧に適したものであれば、品質の劣化はあまり重要なことではありません。JPEG形式版をアップロードした後には、JPEG形式版の画像ページには {{PNGあり}} を、元となったPNG形式版の画像ページには {{JPEGあり}} を貼り付け、それぞれ異なるファイル形式の画像があることが分かるようにしてください。なお、画像をアップロードする場合は、元となった画像のライセンスにも注意してください。また、JPEG形式版をアップロードしたからと言って、元となったPNG画像を削除する必要はありません。その画像を加工して新たな画像を作る際には、劣化の無いPNG版を元にすべきだからです。

例: PNG形式では384キロバイトですが、JPEG形式では67キロバイトです。通常はJPEG版を用います。

SVG形式にするべきPNGまたはJPEG画像[編集]

円などの単純な形状や、線、文字などからなる画像はベクタ形式であるSVG形式を用いたほうが良い場合があります。SVG形式を使用すると、画像の編集がしやすくなる、任意の大きさに拡大・縮小しても高い品質を維持できる、印刷用に高解像度でレンダリングできるなどの利点があります。ただしこのような作業を行う環境や技術を持っている利用者は限られていることにも留意する必要があります。

横向きもしくは極端に傾いている画像[編集]

横向きになっている画像や、極端に傾いている画像は閲覧する上で適切なものではありません。

どうするべきか: 画像を回転させて傾きを補正してください。90度、180度、270度の回転であれば、jpegtranなどのツールを使用することによって劣化なく処理することが可能です。少しだけ画像を回転させた場合はトリミングなどを行う必要があります。回転によって生じた空白部分が画像に含まれないよう、適切な部分のみを残すように処理してください。

レタッチ、トリミング、スケーリングが必要な画像[編集]

読むには小さすぎる文字が書かれていたり、主題とは無関係な風景が多く含まれているような画像は閲覧には適しません。

どうするべきか: レタッチして文字を取り除くまたは大きく書き直す、無関係な部分をトリミングして主題が大きく表示されるようにするなどの処置を行ってください。また、画像や図の背景色は極力白にするべきです。

ノイズや干渉縞を含む画像[編集]

様々な要因によって画像にノイズや干渉縞が乗ってしまうことがあります。それらが全く含まれていない新たな画像をアップロードして使用することが理想的ではありますが、そのような画像がない場合には、既存の画像からノイズ等を除去することが望まれます。

どうするべきか: 画像処理ソフトウェアを用いてノイズ等を除去します。多くの場合において、画像をフーリエ解析にかけて処理することで除去することが可能です。具体的な方法に関してはCleaning up interference with Fourier analysis(英語)を参照してください。Photoshopを用いる方法と、GIMPを用いる方法の2種類が紹介されています。

低品質な写真[編集]

写真の被写体を表すには明らかに不適切であるという画像があります。画像処理によって改善可能なものにも限りがあり、対処が不可能であるようなものは使用されるべきではなく、品質の高い新しい画像を用意して使用するべきです。

どうするべきか: 新しい写真を撮影して来てください。その際にはウィキペディア・コモンズにアップロードすることも検討してください。

関連項目[編集]


[[Category:ウィキペディアのメンテナンス]] [[en:Wikipedia:Images_for_cleanup]]