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利用者:WiiKiBoyz/サンドボックス

登場人物[編集]

『湾岸ミッドナイト』通称ファーストステージ、『シャコタン☆ブギ』と同時連載をしていた。 バンダイナムコゲームスから出ているゲーム「湾岸ミッドナイトADVANCED TUNE」を「AT1」、「ADVANCED TUNE 2」を「AT2」「ADVANCED TUNE 3」、「DS」、「4」を「AT3」、「ATDS」、「AT4」「ADVANCED TUNE 5」を「AT5」と表記する。

シャコタン☆ブギ[編集]

ハジメ
本名:山本はじめ
愛車:トヨタ・ソアラ(MZ11)
ダブりの高校2年生。親に新車で買ってもらったソアラをシャコタンにして、日々ナンパに明け暮れる。トレードマークは白と青(連載中に幾度か変更あり)のツートンカラーと、ボンネットやドアに描かれた「67」番のゼッケン。顔も喧嘩の腕も冴えないが、男気と優しさは多分に備えており、多くの女の子から好意を寄せられているのだが、当人の無神経さと詰めの甘さから、今ひとつ上手くいかない。ギターの腕前はなかなかのレベル。RB26DETTに換装された辺りから徐々に走りに目覚める。
コージ
本名:渡辺滉ニ
ハジメの気の優しい後輩(学年はハジメと同じ)。ハジメを「先輩」と呼んで慕っており、常にハジメと行動を共にする。ハジメのソアラの助手席に乗り、ナンパに繰り出す…が、上手くいくことはあまり無い。実はハンサムなので、女の子にモテているのだが、本人は気がついていない。
ジュンちゃん
本名:野村純一
愛車:日産・スカイラインGT (KGC10)(ATシリーズでは日産・スカイラインGT-R (KPGC10)
実家の整備工場「野村モータース」にて整備士をしているが、仲間には工賃抜きの部品代のみで修理をしてやるために、全く儲からない。愛車のハコスカGT-RL28ボアアップしたフルチューン仕様。車に強く、喧嘩に強く、女に強い、この街のヒーローである。普段は温厚であるが、自分のハコスカや仲間が傷つけられた場合は容赦なく制裁を加える。ハジメ・アキラ他、登場人物の車はよくクラッシュするが、ジュンちゃんの手によって幾度と無く復活している。夢は富士スピードウェイで自分のハコスカを走らせること。が大の苦手。
『湾岸ミッドナイト』連載中に一度だけ本作が復活した際は、顔の描き分けが『湾岸』の北見寄りになっていた。
アキラ
本名:清水明
愛車:日産・フェアレディZ(S30)
職業はダンプの運転手。愛車のゼットL28ボアアップしたフルチューン仕様。外装はGノーズにワークスオーバーフェンダー、ボンネットやドアの「Yanky Mate!」のロゴの組み合わせで基本的には変わらないが、たびたびオールペンする為か初期は「うんこ色のゼット」と呼ばれていたものが、最終的には青色に落ち着いた模様。改造費は「新車のクラウンが買える(1987年当時)」と言われていることから、400万円を超える金額をつぎ込んでおり、更にその後で全損に近いクラッシュを何度か起こしているため、更に高くついている模様。Zの悪口を言う奴は片っ端から殴りつけ、Zよりも速い・目立つ車には突っかかっていく、とかなり問題のある性格であるが、仲間に対する面倒見は良い。
マリコ
本名:本田まり子
女子高に通う高校2年生。街でハジメとコージに声をかけられて以降、ハジメ・コージ・ユミと4人で行動する事が多くなる。ハジメからは何度となくアプローチをかけられており、本人も徐々にハジメの良さを認めてはいるが、恋愛対象と見ることに抵抗を感じている様子。
ユミ
本名:斉藤由美
マリコのクラスメートの高校2年生。アキラの元彼女。街でハジメとコージに声をかけられて以降、マリコと同じく、4人でよく行動するようになる。コージの事が大好きで(『シャコタン☆ブギ』第6巻特別付録メインキャラクタープロフィールでは、「今はコージ君命!コージ君大好き」とある)、コージもまんざらではない様子。
コマちゃん
本名:駒崎慎一
愛車:トヨタ・クレスタ(GX51) (AT4以降ではトヨタ・アリスト V300 (JZS161)
別名「コマしのコマちゃん」と言われ、ヤッた女の子の数は100人を超えるという(最終的には329人)。そのナンパの手法が「オメコー!!」と叫びながら女の子を追い掛け回すというもののため、警察の厄介になることもしばしば。トシ坊とのナンパ勝負に敗れ、街を去った後、千葉県水族館で働いたり、惚れた修学旅行生を追いかけ、横浜へ行った挙句記憶喪失になり、焼津に流れ着き漁師になったりと、波乱万丈な人生を送っている。ナンパで一回ヤッてしまった女には興味を無くすのだが、かな子に出会ってからは特別な女としてかな子を意識するようになり、同棲・そして未来には結婚することになる。最初はクレスタに乗っていたが、後に金沢の時に仲間から贈られた上記のバイクを愛車とする。無免許。破天荒な人生を送っているが、「嫌だという女とはしない」というプライドを持っている。旅先では渋くかなり惚れられているが、自分の恋をつらぬく男。
タクちゃん
本名:中内卓也
両親が蒸発しているため、寝たきりの祖父の面倒を見ながらガソリンスタンドを経営している。ジュンちゃんとは昔から仲が良い。ジュンちゃんと同じく、仲間には全てツケでガソリンを入れてやるため、全く儲からない。他人の車の屋根を切ったりするような、派手なドレスアップが得意。
トシ坊くん
本名:岡本利雄
愛車:日産・セドリック(430型)日産・ブルーバード(510型) (AT4以降では三菱・スタリオン GSR-VR (A187A)
職業はタクシーの運転手。小学生の頃、風邪で寝込んでいた時にたまたま来た日産セールスマンファンタを買ってきてくれたことがきっかけで、熱烈な日産ファンになった。若い頃は「オトしのトシ坊」と呼ばれる程のナンパ師であったが、現在はすっかり落ち着いて息子の朗恋塁(ローレル)を溺愛する良き父親である。妻は元々コマちゃんの彼女だったのだが、奪ったことからコマとは敵対関係にある。何故か朗恋塁はコマちゃんに瓜二つなのだが、周りの人間は誰もそれを言い出せない模様。
カオリ
本名:坂本かおり
アキラの彼女。パーマをかけた髪とヤンキールックが特徴的。非常に気が強く、腕っ節も強い。アキラを完全に尻に敷いているが、その一方でアキラのことを誰よりも理解し、アキラの将来が開けるようにと様々に気を配っている。マリコやユミと同じ高校に通っているが、アキラの前彼女であるユミとは基本的に仲が悪い。
トモ、ヤス
アキラの後輩2人組。よくアキラと一緒に行動している。
ミチアキ
本名:岡田道秋
愛車:日産・スカイライン GT 4ドア(GC110) (AT4以降では日産・シルビア 240RS (S110)
ハジメの中学時代の同級生。ローンを組んでセドリック(Y31)を買うが、事故で全損、ローンのみが残り、高校の授業の合間を縫ってアルバイトに明け暮れる日々を過ごしている。その後、ネズミ講や車のブローカーなど、新しい商売に手を出しては、その都度失敗に終わるという悲惨な目に遭っている。
セブンのマユミ
愛車:サバンナ・RX-7(FC3S)
地元の峠で負け知らずの「伝説のストリートレーサー」。ジュンちゃんに勝るとも劣らずの作中随一のドライビングテクニックの持ち主である。勝てばヤラせてくれるという噂があったが、かつては「ロータリークーペのマユミ」と呼ばれており、20年以上のキャリアを持つ「おばさん」である。普段は厚化粧で、20代に見られるほどに若作りをしている。職業はスナックのママ。高校生の娘がおり、名前は同じマユミ(字が違う)である。
岡崎くん
愛車:トヨタ・スプリンタートレノ(AE86)いすゞ・ベレットGTスバル・360トヨタ・ハイラックスMG・MGBマツダ・カペラカーゴワゴンシボレー・コルベットスティングレー(C3)
ハジメの小学時代の同級生。登場毎に車、ファッション、嗜好ががらりと変わり流行に流されやすい。女性にモテたい気持ちはハジメ同様に強い。
ADVANCED TUNEシリーズで、岡崎くんのハチロクのみ登場。

湾岸ミッドナイト[編集]

北見チューン[編集]

悪魔のZ」の製作者、地獄のチューナー北見淳にチューニングを依頼した人物について取り上げる。北見の本業は「北見サイクル」という自転車屋。

朝倉 アキオ(あさくら アキオ)
搭乗車種:日産・フェアレディZ (S30)
ボディーカラー…ミッドナイトブルー
仕様・馬力L28改3.1L+TD06ツインターボ使用(後にIHI RHC6RACINGツインターボに変更)原作曰く800馬力(小説版ではブースト圧2.5kg/m²で770馬力)までOKとのこと。しかし、乗り手本人の意思により500馬力程度に抑えられ、フラットなトルク特性を優先している。原作初期は約600馬力、最高速度300km/h以上。炎上後ボディ補強やドライサンプ化などたびたび改造を施され現在のスペックに至る。
ナンバー:横浜33 て 53-68(原作・AT5) 横浜33 て 53-681(アニメ版) 横浜33 つ 53-68(劇場版)
本編の主人公。原作初期は赤いZ31(ナンバー横浜???? ?  83-954)に乗っていた(劇場版ではZ32型に変わる)が、解体所で眠る「悪魔のZ」に偶然遭遇してからはその虜となり、生活のすべてを悪魔のZに注ぎ込むようになる。それ故、高校3年時に留年している(成績自体は悪くないが、アルバイトで出席日数が不足したため)。いわゆるイケメンで非常にモテるが、本人は自覚せず全く意に介していない。アキオにとって大事なのは「悪魔のZ」とそれに関わる人たちだけである。作り手である北見や高木達の夢と情熱の代行人。幼少時代はごく普通の家庭の一人息子で、家でジョンというを飼っていた。後に両親は離婚。父親の再婚を機に中学3年の頃からずっと一人暮らしをしており、普段は深夜までディスコウェイターアルバイトをしている。初期の頃はガソリンスタンドのバイトも兼業していた。城島編以降は高木から学んだボディ加工技術を活かし、他者の車(後述の、事故を起こしたブラックバード等)を触る機会が増えた。
島 達也(しま たつや)
搭乗車種:ポルシェ911ターボ 930ポルシェ911 ターボ3.6 964((AT4まではゲンバラ 3.8rs、AT6まではRUF・BTR/CTR イエローバード、AT7からはポルシェ911カレラ3.0 RS)
ボディーカラー…ブラック
仕様・馬力:KKK社製タービン(タービン不明)ツインターボ、約700馬力(C1ランナーの時点では約600馬力になっている)
ナンバー:品川33 う 22-039(アニメ版)(アニメ版初期PV映像では「品川34 ほ 22-469」だった) 品川320 ひ 22-46(劇場版) 品川360 ば ・930(AT5)(これはアキオ以外全員)
この作品の準主人公で悪魔のZの元オーナー、朝倉晶夫(後述)の友人であり、走り屋仲間であった。漆黒のポルシェ・911(930→後に964。930はエンジンブローの際)を駆り「首都高速湾岸線の黒い怪鳥・ブラックバード・湾岸の帝王」と呼ばれる。当初は前オーナーとの因縁から悪魔のZに関わっていたが、そのうちにアキオ本人と悪魔のZそのものに惹かれるようになる。実家は大病院であるが、現在は大学病院に勤務している(父親はアフリカで医療ボランティアをしている)。過去には腕の立つ消化器外科医としてイシダヨシアキの緊急手術も執刀した。現在は形成外科に所属している。免許を取ってからずっとポルシェ911に乗り続けており、生粋のポルシェ911オーナーである。作中の台詞から、最低限の生活費以外の全てをポルシェにつぎ込んでいることが分かる。劇中、ふとしたことから事故を起こし、それをきっかけにポルシェのモノコックボディを切り刻んでパイプフレーム+カーボン外装の車検取得が不可能な超軽量化仕様に改造。残り1年で廃車にする覚悟と引き換えに、他を圧倒する恐るべき速さを手に入れた。ちなみに、ブラックバードの名前は、超高速偵察機「SR-71」に由来する。一回だけ悪魔のZを運転したことがある。
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』にも登場。ドイツに2年間留学する(かつて父親の留学した病院である)ため、愛車のポルシェを荻島に預けるつもりだったが、その荻島の提案でノブと走った際に何かを感じ取り、ノブにポルシェを託すことに。
北見 淳(きたみ じゅん)
悪魔のZを作り上げたチューナー。かつては一線で活躍していたが、彼の造る車が速過ぎるため、誰も乗りこなせず、乗った人間が次々と事故死したことから「地獄のチューナー」の異名が付いた。そのためチューナーとしての商売は成り立たず、工場も潰し家族も逃げてしまった。現在は自称“自転車操業の自転車屋、北見サイクル”を営業している。自分が認めた人間(アキオ・ブラックバードなど)にだけチューニングを施している。現在は「もうL型は一切(チューニングを)しない」と明言しZのチューンについては他人に任せ、ブラックバードのポルシェ専属のチューナーとなっている(だが時折は、Zや他の車に少しばかり手を入れることもある)。しかしそれは決してZを見放したわけではなくむしろ逆で、「より強い者と戦うことにより生きてくる」というZを終わらせないためである。
小説版によると顔にある傷は、彼自身がレース用に作ったS30Z(悪魔のZとは別のもの)で起こした事故によるもの。
ADVANCED TUNE 5ではプレイヤーと出会ったことからプレイヤーの車をチューニングをしてくれる。
イシダ ヨシアキ
搭乗車種:フェラーリ・テスタロッサ(劇場版ではフェラーリ・F355、AT2ではトヨタ・MR2 GTS (SW20)、4まではポルシェ997型ゲンバラ・アバランシェ、AT6まではRUF・CTR3、AT7からはランボルギーニ・ディアブロVT→ディアブロGTR
ボディーカラー…ホワイト
仕様・馬力:メカチューン 600馬力
ナンバー:品川313 み 41‐215(アニメ版)品川 33 た41‐25:イシダ編(ストーリー序盤)から登場した有名カメラマン。漢字表記は石田義章。愛車はケーニッヒのマフラーを装着し、固定ライト化、サイドフィンを取り外しリアウイングを装着したフェラーリ・テスタロッサ(通称テスタ)。のちにエアロミラー、リアウイングレス仕様となる。悪魔のZに魅せられて、癌に侵されたその身を推してまでもバトルを望んだ。を克服し仕事に復帰、病後の身体は首都高の走りに耐えられぬものであると診断(アニメ版では、初期のガンと診断されている)され、走りの世界からは遠ざかったもののその後も北見の手によりワイドトルクバンド仕様となったテスタロッサを愛車とし、前以上に女たらしといわれている。得意技は六本木通りの二重駐車。PS2版では搭乗車種の関係から出番無し(フェラーリとの版権の問題。PS2のブラウザのセーブデータ画面及びPS3のメモリーカード管理のセーブデータ画面では「やっとでれたヨ…」と自虐的なコメントを残している)。ADVANCED TUNEシリーズでも2になってようやく登場することが出来た。

YM SPEED[編集]

旧社名は「山本自動車」、北見がレイナの32Rを本来の姿に戻したためチューナーとしての魂が戻ってきた。黒木編から店の看板も昔のものに戻している。

秋川 零奈(あきかわ れいな)
搭乗車種:日産・スカイラインGT-R (BNR32)(劇場版ではNISSAN SKYLINE GT-R V-specII(BNR34)
仕様・馬力:NISMO T25タービン(小説版)ツインターボ仕様 約600馬力
ナンバー:品川34 よ 71-023(アニメ版) 品川 313 す ・3 15(劇場版)
この作品のヒロインで売れっ子モデル。通称「レイナ(ごく初期のみ本名の『零奈』で名前がふられていた)」。モデルとしてトントン拍子に有名になってしまったが、自分との意識とのずれに対する不満を走りにぶつけているときに悪魔のZに出会い、アキオを追いかけていくことになる。愛車はスカイラインGT-R(BNR32)。初期のカラーはガングレーメタリックだったが、途中に山本社長の意向(他車からの視認性の向上)でクリスタルホワイトに塗りなおされ、後に「YM(ヤマモトスピード)の白い32R」や「Rのヴィーナス」として有名になる。女性ながら、GT-Rの運転に関して誰より優れた才能を有する「本物のR乗り」。アキオにも同じ領域の人間として認められており、「お前には自分とZの走りを最後まで見ていて欲しい」とまで言われている。同時にアキオ以外で悪魔のZに最も近づいた存在であり、北見曰く「特例のアキオを除けばレイナこそがZの乗り手にふさわしい」とのこと。無駄な力を入れない、車の動きに任せた柔らかな操縦を得意とする。アキオに好意を寄せているが、言い出せずにいる。有名人でありながら素の顔で行動することが多いが、本人曰く地味なため、似ているとは言われてもモデルのレイナ本人であると気づかれることは少ない。実は幼少期からアキオのことを知っていた(ただし、出会って暫くしてからは思い出せなかった)。現在は渡米し、モデル活動に専念している。
山本 和彦(やまもと かずひこ)
搭乗車種:日産・スカイラインGT-R V-spec (BNR34) (ATではスバル・インプレッサ WRX STI (GDB-C型)で、ATDS・AT4のあるシナリオではインプレッサ WRX STI (GRB型)、で、AT5ではスバル・WRX STI (GVB型)で登場している。)
ボディーカラー…ベイサイドブルー(BNR34)、WRブルーマイカ(ADVANCED TUNE'シリーズのインプレッサ)
仕様・馬力:(R34のもの)ブーストアップ仕様 350〜400馬力
ナンバー:横浜3? と87-674
「YM(ヤマモト)SPEED」代表。当初は「山本自動車」として登場しチューニングカーに対し否定的な考えを持ち(走り屋という言葉で暴走行為を正当化することに疑問を感じていた)、レイナのGT-R以外チューンを受け付けていなかったが、ケイのスープラを仕上げたのち本格的にチューニングを再開し、昔の「YM(ヤマモト)SPEED」に看板を戻す(ただし以前同様に整備関係も受け持っている)。温厚そうな外見から「地獄のチューナー」と呼ばれる北見に対し一見水と油のように思われがちであるが、機械をトコトン追い込んでゆく妥協が無い姿勢は共通しており、大田曰く「ちょっとやばい」チューナー。一般道でも容赦無くアクセルを踏み込むことからもその片鱗を窺い知ることができる。チューナーになる以前は某メーカーにて開発をしていたらしい。湾岸線の海底トンネルは昔から得意ではないと言っている。
岸田 ユウジ(きしだ ユウジ)
搭乗車種:ホンダ・S2000 AP2 (AT3 Spec.2・ATDS・AT4まではマツダ・ロードスター (NCEC) (3代目)、AT7からはユーノスロードスター(NA6CE)])
ボディーカラー…サンライトシルバーメタリック(AT3 Spec.2以降)
仕様・馬力:ボルトオンターボ仕様 約300馬力
ユウジ編から登場したアシスタントカメラマン。年歳は離れているが「YM SPEED」山本の異母兄弟である。戦闘機マニアで特に第二次世界大戦時の戦闘機を好む。特別車に興味はなかったが、父親の訃報で訪ねた際、山本に誘われ「地上のメッサーシュミット」ことブラックバードのポルシェ911ターボを追いかけるため、「地上の零戦」を共に作るべくS2000(AP2)で走り始める。本作のキャラにしては珍しく初登場時には車そのものに乗っていなかったが、終わってみればアキオに次いで様々なマシーンに搭乗している。

RGO[編集]

「RGO」とは「Racing Gang Ota」の略で、ロータリー車やGT-Rなどさまざまな車を改造している。マサキや荻島信二も世話になっている。リカコが個人的に作業をする場合は「リカコスピードファクトリー」と名乗り、エイジのEVO.VとアキオのZを作中では担当していた。

大田 和夫(おおた かずお)
登場車種:マツダ・RX-7(FD3S)(RGOデモカー)
ボディーカラー…サンライトシルバー(原作)サンバーストイエロー/ヴィンテージレッド/ピンク(ADVANCED TUNEシリーズ)
チューニング業界の2大ビッグの一角「スピードファクトリー RGO」の代表。元・暴走族でマサキとは古くからの知り合い(マサキが中学生の頃に暴走族(本人はサーキット族と主張)チーム「スペクター」で出会った、とのこと。当時はカリカリにチューンされた真っ赤なマツダ・サバンナに乗っていた)。初登場時には「もう何年もエンジンなんか組んでない」状態で現場は山中にまかせきりにするようになっていたが、それは「何も判っていない客」や「ダサい客」を相手にするうちに車への情熱が失われてしまっていたためである。しかしその腕は健在で、マサキに依頼され久しぶりに組んだFD3Sのエンジンチューンでは若いメカニックを唸らせた。ケイのスープラを仕上げた以降、「昔のように」チューニングを行うようになり、若手チューナーに危機感を覚えさせたりもした。通称「大田マジック」という、ロータリーエンジンがブローする寸前の、最もパワーが出る状態を維持するチューニング(無論意図的ではない)を行う。娘のリカコが登場してからは彼女と絡む形で登場回数が一気に増えた。年齢に関しては本人が「ヤザワと同い年です」と述べている。
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』にも登場する。
大田 リカコ(おおた リカコ)
登場車種:日産・シルビア Spec.R(S15)(ゲーム)
ボディーカラー…ピンク
「スピードファクトリー RGO」代表 大田和夫の娘。大学生。バイト先のファミレスで偶然大阪より上京したエイジと知り合う。子供のころから機械いじりが大好きで、中学生のころガレージにあるエンジンをばらしては大田に怒られていたらしい。エイジのランエボのエンジンを組み直し、ナビシートに乗り込み悪魔のZに挑んだ。その後、ZのL28改ツインターボのオーバーホールを行った。アキオ、北見以外で唯一Zの心臓部に手を入れた人物。Zのメンテナンスをする場合は「リカコスピードファクトリー」を自称している。チューニングのセンスは父譲りで山中にも「自分も何基も組み上げたが、自分ではどう頑張っても手に入れられないセンスを持っている」と太鼓判を押されている。また同じく山中に次期RGO代表にふさわしいと言われているが断っている。レイナからR32を預かっている。
ADVANCED TUNEシリーズで搭乗しているS15は本来RGOの客の車で、彼女が初めて手を入れたマシンになっている。
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』にも父親の和夫と同様登場している。
山中(やまなか)
搭乗車種:NISSAN SKYLINE GT-R V-Spec (BCNR33)(RGOデモカー)(山中製作)
ナンバー:横浜3? こ 48‐579
ボディーカラー…チャンピオンブルー(原作)アクティブレッド(アニメ)ピンク(ADVANCED TUNETシリーズ)
仕様・馬力:F1タービン(APEX'iまたはTRUST RX6タービンツイン仕様) 約800馬力
「スピードファクトリー RGO」のチーフメカニック兼現場責任者で通称ヤマ。まだRGOが大田とマサキの二人だけだった頃、半ば押しかけるように入社した最も古株の一人。理論派で大田曰く、サーキットの走行会ではラインをきっちりなぞって速い。マサキ編で大田がチューンしたFD3Sに同乗し、刺激を受ける。自ら打倒ZのためGT-R BCNR33を800馬力にまでチューニングするが、ブラックバードとのバトルに挑み、大破させてしまう。普段はクールで気の強い面ばかり見せているが、事故後様子を見に来たブラックバードの前では虚勢を張るも、入れ替わり車を引き取りにきた大田に対し、失ってしまった車への思いから思わず涙を見せた。
マサキ
搭乗車種:MAZDA RX-7 Type R (FD3S)[1]
ボディーカラー…サンライトシルバー(原作)サンバーストイエロー(ゲーム)
仕様・馬力:サイドポート加工 馬力などの詳細不明(山中曰く、500馬力以上)
マサキ編から登場した外車のブローカー。35歳。フルネームでの本名は不明。20代の頃はジゴロな生活を送っていたが、大田の誘いで「スピードファクトリー RGO」に所属し、FC3S(マツダ・サバンナRX-7)で谷田部最高速を競っていた。谷田部で事故を起こして以来スピードの世界からは遠ざかっていたが、湾岸線で悪魔のZに遭遇。「本物のチューンド」を求めてカムバック。RGO 大田の組んだFD3S(マツダ・アンフィニRX-7)でZとブラックバードとの三つ巴のC1内回りバトルに挑み、赤坂ストレート300㎞/hに挑戦するが、トンネルを出た途端にエンジンブローを起こし、バランスを崩してクラッシュしそうになったところをアキオに助けられる。ゲームでは初代から登場しているが、アニメでの登場は無い。
マーミ
マサキ編から登場したマサキのパートナー。少々きつ目だが容姿端麗のコンパニオンモデル。売れっ子モデルであるレイナとは仕事上の接点はないが、プライベートでは高校の2個上にあたる先輩で、実家もレイナの実家の近所である。エピローグでマサキにノーマルで乗ることを条件にFD3Sを買い与え、仕事も辞め、マサキの妻として共に生きてゆく決意をする。マサキ同様アニメでの登場は無く、ゲームからの登場となっている。
なおRGOとの直接的な関係はないが、マサキが冗談で彼女を大田に売ろうとしたときツッコミを入れていた。
荻島 信二(おぎしま しんじ)
搭乗車種:MAZDA RX-7 Type R (FD3S)
ボディーカラー…パープルブルーメタリック(原作、京商ダイキャストモデルカー、AT7)[2]、ピュアホワイト(ADVANCED TUNEシリーズ)
仕様・馬力:詳細不明(シーケンシャルシフト化) 約400馬力
荻島編(ストーリー終盤)から登場した、かつて「FDマスター」と呼ばれた腕利きのFD乗りであり、自動車雑誌「GTカーズ」の編集者兼ライターを務めていたが、同誌の廃刊に伴い営業マンに転職していた。その後営業を辞めRGO入りし、400馬力仕様のRX-7 FD3SでZとブラックバードを追う。FDマスターと呼ばれていながらも、大田からはFCに乗って無い事を指摘されFCに乗ったことで、RX-7に対していろいろな知識を覚えていった。
現在連載中の『湾岸ミッドナイト C1ランナー』ではレギュラーキャラに昇格。若手自動車評論家として、月に締め切りを20本も抱える。アキオとの走りの後、WEB上で「オギシマWebGTカーズ」を立ち上げ、「GTカーズ」復活を目指す。荒井の手によって「GTカーズ」は復活したが、本来の仕事に「GTカーズ」の仕事を抱えたため月に20日も「GTカーズ」の編集部にカンヅメになる状態になってしまい、「GTカーズ」を離れることに。その後、岡山に向かいアライズGT-R(R34型)のテストドライバーを務め、C1ランナー終盤に1年に1度C1がクリアーになるに元旦にブラックバードを駆るノブとバトル繰り広げる。
吉井(よしい)
荻島編から登場したRGO大田の旧友。若い頃アメリカに渡り、腕一つでロータリー、V8、ポルシェと渡り歩いてチューニングを極めた腕利きのチューナーでもある。やがて日本に戻り、チューニングからは離れ小さな工場でレストア屋を営んでいたが、大田と荻島に会い、大田の誘いでRGOでもう一度ロータリーのチューニングをすることを決意する。「ロータリーとポルシェは極めた」との評判通り、荻島のFDのエンジンオーバーホールを数時間で完了する腕前をもつ。Z・ブラックバードとのバトル後に自分がかつて作り上げた車のケアをするため、再びアメリカに渡った。

平本夫妻とその関係者[編集]

平本編に登場した夫婦、過去には車にまつわる悲しい話があった。

平本 洸一(ひらもと こういち)
仕様・馬力:マツ特注フルエキゾースト、TRUST TD06SH-20Gツイン仕様 最大馬力不明
搭乗車種:スカイラインGT-R (BNR32)
ボディーカラー…クリスタルホワイト
輸入車ディーラー「グリーンオート」メカニックで、12年ほど勤めている同社の古株。かつてチューニングカーで湾岸を走っていたが、ある出来事をきっかけに自分の車を処分し一時はスピードの世界から遠ざかった。しかし悪魔のZに出会ったことで、そのくすぶっていたスピードに対する想いが再燃するも、妊娠中の妻、恵が居ることで抑えていた。だが北見に心の中を見透かされ、独立用に貯めていた資金を使いスカイラインGT-R(BNR32)を手に入れる。しかしそれが理由で恵に別れを告げられる。自身で仕上げたGT-Rに乗って悪魔のZを追うが、恵とまだ見ぬ子供を想いアクセルを踏み切れず、この世界から降りる決断をする。結果的に悪魔のZを越えることはできなかったがその想いは完全燃焼し、その後妻の恵と子供に再会するため宮崎へ旅立つ。
平本 恵(ひらもと めぐみ)
平本の妻。平本とともに車を持たない生活をして、400万円以上の金を貯めた。しかし平本は悪魔のZを追うためにその貯金を切り崩してGT-Rを強引に購入してしまう。それに耐えられなかった恵は「私は弱虫だからこれ以上ついていけない」と平本に涙ながらに言い残して故郷の宮崎に帰省し、第一子となる3250gの男の子を出産する。なお、一度流産しており、これが平本が一度車から足を洗うきっかけにもなった。
その後悪魔のZとのバトルを終えて完全燃焼した平本と再会を果たす。
沢松(さわまつ・通称マツ)
平本の以前の走り屋仲間。母と共に鉄工所を営んでいる。平本が一度湾岸から去って同じく一線を引いたと思われるが、再び現れた平本と共にスカイラインGT-Rを作り上げる。エキゾースト関係を担当。最後は彼の母親の一言が発端となり、平本と絶縁状態になるがZとのバトル後に彼から手紙をもらっている。

グリーンオートメンバー[編集]

平本編で登場した、平本洸一の勤務先で北見はそこの社長と杉田のじいさんとは面識がある。

平本 洸一(ひらもと こういち)
詳細は#平本 洸一を参照。
原田(はらだ)
搭乗車種:日産・フェアレディZ(Z31)
ボディーカラー…シルバーツートン
仕様・馬力:TRUST TD08-29Bシングルタービン仕様 約500馬力
平本の職場の同僚メカニック。愛車は銀色のZ31型フェアレディZ。愛車にすべてをつぎ込むため、給料の良い運送屋へ転職。その後、湾岸では名前の知れた存在となるが、「とびっきりの速さ」を求め、バランスを考えないチューニングのため、ブラックバードとの湾岸最高速バトルの際ブローさせてしまう。所属するチーム「EXCITING」のリーダーの金儲け主義への反発、平本のチューンの方向性、そして父親の言葉に「チューニングとは何か?」を悟っていく。平本の退職後、間を埋め「グリーンオート」に再就職した。だが原作5巻以降からは登場しない。
グリーンオート社長
「グリーンオート」二代目社長。本名は不明だが、平本編においては重要人物。最初の車はマツダ・サバンナ(ウェーバーダウンドラ+直管)。湾岸を走行中に2T-Gメカチューンのセリカ(話の流れから北見チューンと思われる)にいきなり追い抜かれ、敗北を喫して以来北見の得意客となった。その後、北見チューンのポルシェターボで3か月意識不明になる程の大事故を起こし、(このポルシェターボは高木の手により修復される)意識不明の間に自分の子供が生まれていたこともあり、以降車を運転しなくなった。平本が「グリーンオート」をやめる際に、宮崎県で整備工場を立ち上げる平本のためにスカイラインGT-Rを500万で買い取る。
杉田のじいさん
グリーンオートで働いている老人、社長からは邪魔者扱いされている(平本自身も彼に似ている)が、時折入ってくる古いメルセデス・ベンツ車等は彼でないと扱えない。特に北見とは深い関係があり本人曰く「北見は恐いチューナーだが奴ほど腕の良いチューナーはいない」と平本たちに話していた、平本編の終わりには平本から社長に頼み込み費用の水増しで置いておくと約束してくれた。(社長も「俺もすごいじいさんを持っちまったな」と話していた)。

相沢親子とその関係者[編集]

圭一郎編から登場した人物たち、ちなみに圭一郎には母親がいるが原作でも登場回数は多くはなくアニメ・ゲームは未登場のまま。

相沢 圭一郎(あいざわ けいいちろう)
搭乗車種:トヨタ・スープラ RZ (JZA80)
ボディーカラー…シルバーメタリックグラファイト[3]
仕様・馬力:TRUST TD06(SまたはSH)-20Gツイン 約800馬力
ナンバー:横浜34 を61-980
大学生。愛称はケイ。「幻の最高速ランナー」相沢洸一の息子。最高速に生き、そして死んでいった父の後姿を追い、自らも首都高を走り始める。愛車は自らの手でT78タービンを装備し、スクランブルブーストで最大700馬力を発揮するスープラRZ(JZA80)。後に父の遺志を継ぎ集まったかつての仲間である山本、大田、高木、富永らの「本物の」チューニングによって戦闘力を上げてゆく。チューニング費用は父親と同じく、ホストで稼いでいる。山本と大田がエンジンをチューンした最大800馬力を発揮するモンスタースープラを駆り、Zとブラックバードに挑む。
相沢 洸一(あいざわ こういち)
搭乗車種:トヨタ・セリカXX 2800GT (A60)
故人。ケイの父親で、かつて「幻の最高速ランナー」と呼ばれた走り屋。北見他チューナー達にとって思い入れの深い人物。当時ノウハウも何もなかった「公道300km/h」を本気で手にしようとしていた。愛車は特徴的な銀色のトヨタ・セリカXX。15年前のある日、北見と別れた直後、一般道で飛び出してきた酔っ払いを避けて事故を起こし、急逝した。彼の死がケイを走りに駆り立てた一因となった。なお、彼の妻(ケイの母親)は「いつか彼が消える(死ぬ)」というのを何となく予想していた。
竜也(たつや)
ケイが勤めていたホストクラブのNo.1で同僚。同時に、ケイにとっては父親・相沢洸一の面影の重なる人生の先輩でもある。走りの世界の人間ではないものの、隣に座ってケイに大事なことをいくつも気づかせた重要人物。妻子持ちだが仕事の関係上、職場では内緒にしている。アニメでの登場は一切なく、ストーリーも変更されている(ただしゲームには登場している)。
島本社長(しまもとしゃちょう)
ケイと竜也の勤務先であるホストクラブの社長。また、ケイの母親は旧姓が島本であり、島本社長の実の妹である。これが本業になる前は別の仕事をしていた、洸一の死後息子のケイが現れ洸一の過去を話した。原作でも登場回数は多くはなくアニメやADVANCED TUNEシリーズでの登場もほとんどない。

FLAT RACING[編集]

R200CLUB編に登場したGT-R専門のチューニングショップ、現在は開店休業の上にR200CLUBを脱退。

黒木 隆之(くろき たかゆき)
搭乗車種:日産・スカイラインGT-R V-spec (BCNR33)
ボディーカラー…ホワイト
仕様・馬力:詳細不明 約800馬力
ナンバー:練馬33 き26-649
スカイラインGT-Rにこだわる「スピードファクトリーFLATレーシング」の代表。効率ばかりを優先した仕事に嫌気がさし、現在は一人で得意客だけを見ている。彼もまたZの魔力に惹かれ、10年のノウハウをすべてつぎ込んだスカイラインGT-R(BCNR33型)で挑む。その戦闘力はブラックバードをも凌駕するほど。気鋭のチューナー集団「R200CLUB」に所属していたが、仲間の安彦の夜逃げをきっかけとしてリーダー・元木と決別、脱退した(なお、ADVANCED TUNE 5では安彦は夜逃げしておらず、11号台場線芝浦PAで元木にR200CLUB脱退を表明した)。
またレイナの32Rが原作ではセルシオに当て逃げされ、アニメではベンツのセダンにぶつけられ困り果てて彼女が自走して帰ろうとしたが、32Rの見えないダメージに気づき「すぐにキャリアカーに載せるんだ」と言うくらいGT-Rの本質を見抜くスペシャリストであることをうかがえる。その後レイナの32RがYM SPEEDの車であることに驚き、山本社長からも存在を知られていたことに驚いていた。
村上 ミカ(むらかみ ミカ)
フリーライター。チューニング雑誌のプロダクションで編集をしていた時に知り合った黒木とかつて恋仲であったことがある。その後破局し、車の世界とも距離を置いていたが、本当の自分の気持ちを確かめるために再び黒木に接近する。

R200CLUB[編集]

R200CLUB編に登場した、谷田部で200マイルを叩き出したことがきっかけで元木康郎が発足したクラブ。所属するショップは全て、谷田部でGT-Rで200マイルを叩き出している。しかし最近は経営悪化で各ショップが厳しい生活を送っている上に仲間にも裏切られる。

元木 康郎(もとき やすろう)
搭乗車種:日産 スカイラインGT-R V-Spec (BCNR33) → 日産 スカイラインGT-R V-Spec (BNR34)
仕様・馬力:R33は詳細不明 R34はブーストアップ仕様 約400馬力
ナンバー:不明
ボディーカラー…アクティブレッド(ゲーム初期・ADVANCED TUNEシリーズのBCNR33)、ダークグレーパール(PS3・PSPのBCNR33)、ライトニングイエロー(BNR34,アニメ版)
「SPEED TRIAL R200CLUB」のリーダー。経営するチューニングショップ「CCRファクトリー」のフルチューンである赤い(PS3版ではガンメタ)スカイラインGT-R BCNR33型を駆る。元々は谷田部最高速で名をはせたチューナーの集団であったが、自分達のショップの名を売るべく、首都高の「ハンパな伝説」を潰してゆく。はじめはレイナのGT-Rを「狩り」のターゲットにしていたが、途中ブラックバードと遭遇し、ターゲットを変更、帝塚と挟み込む作戦に出たがベイブリッジ上でクラッシュ(アニメ版では、悪魔のZも標的にしていて、Z、R32、およびブラックバードが3台そろった状態からレースをはじめている。ADVANCED TUNEシリーズではレイナのGT-Rを探している最中プレイヤーと遭遇し、「白いRをオトすリハーサル」と称してプレイヤーを狙っており、原作同様ターゲットをレイナからプレイヤーに変更している)。その後借金をしてBNR34型GT-Rを購入する。
夜逃げした安彦のショップに債権者が押しかける前に、めぼしい物を持ち出そうとした事が黒木と袂を分かつ原因になった。(なお、ADVANCED TUNE 5では安彦は夜逃げしていない)
帝塚 良一(てづか りょういち)
登場車種:日産 スカイラインGT-R V-Spec (BCNR33)
ナンバー:不明
ボディーカラー…ミッドナイトパープルパール(ADVANCED TUNEシリーズ)
R200CLUBのメンバー。経営するチューニングショップ「パワーハウスJAPAN」のフルチューンである藍色のBCNR33型GT-Rを駆る。元木同様にブラックバードをクラッシュに追いこもうとしたが、ブラックバードのあまりのスピードに恐れをなし自分がクラッシュしてしまう(しかし、R狩りが終わったあと、安彦によれば無事だったとのこと)。
園田 順(そのだ じゅん)
登場車種:日産 スカイラインGT-R V-Spec (BCNR33)
ボディーカラー…ホワイト
ナンバー:不明
R200CLUBのメンバー。経営するチューニングショップ「JPPレーシング」のフルチューンである白いスカイラインGT-Rを駆る。ブラックバードを追い込もうとしたが失敗に終わった元木より指令を受け、自滅覚悟のかぶせを行ったが、ブラックバードの華麗なかわしでクラッシュこそ無かったが、R200CLUBの「狩り」は完全失敗に終わった。また、ターゲットではないただ単にナマイキであったからと関係の無いFD3Sをクラッシュさせたり、チーム作戦外行動を起こしてしまうこともしばしば。ゲームでも彼の後ろを走っているとかぶせてくる(自分の前を走って前に出させないようにする)。
三木 安彦(みき やすひこ)
登場車種:スカイラインGT-R V-Spec(BCNR33)
ボディーカラー…ソニックシルバーメタリック(ADVANCED TUNEシリーズ)
R200CLUBのメンバー。チューニングショップ「Night On Racing」のオーナー。免停中で走りからは遠ざかっており、所有のGT-Rはブレーキローターが真っ赤に錆びていた。黒木には免許が戻ったら走り出すと言ったものの、その後、ショップの経営破綻により夜逃げした(なお、ADVANCED TUNE 5では夜逃げしておらず、R200CLUB編の最後まで登場していた)。それでも黒木にとっては尊敬できる先輩に変わりはなく、しばしば彼の声を頭の中に響かせていた。ADVANCED TUNEシリーズでは劇中になかった彼のマシンと走ることが出来る。
黒木 隆之(くろき たかゆき)
詳細は#黒木 隆之を参照。

WORKS-Rと稲田製作所[編集]

エイジ編から登場阪神高速環状最速なにわ(大阪府なにわ市)のエボ兄弟、稲田との関係もあり北見とブラックバードは稲田のマフラー目当てに大阪に行っていた。

神谷 英次(かみや えいじ)
搭乗車種:ランサーエボリューション V RS (CP9A)
ボディーカラー…ランスブルー(原作、ADVANCED TUNEシリーズ)
仕様・馬力:4G63改2.2L仕様 シゲ特注のマフラー+エキマニ、純正改タービン(メタル加工) 450馬力
ナンバー:なにわ33 へ81-265
愛人を作り実家を出て行った父親の後を継ぎ、継母とその連れ子のマキの面倒を見ながら借金だらけの青果店(大阪市東城東区[4])を立て直した。愛車は自身でチューニングしたランサーエボリューション V RS (CP9A)でかけめぐるプライベーター。プライベーターとは言う物の、大阪の環状エリアを制し、遠征してきた島と北見と共に(マキが茶々入れたために激怒したショップの)N1上がりのドライバーが操る看板デモカーを戦意喪失させるなど、実力は非常に高い。その際、ブラックバードを見て、抑えていた東京への想いを募らせる。その後、シゲと父親(アニメ版では亡くなっていることになっている)の後押しで気持ちにけじめをつけるため3か月限定で東京へ。そこでRGOに出入りするようになり、リカコと共にランエボをチューニング。450馬力でも300km/hを出せるクルマに仕上げた。またチューニングショップの経営をすることはできなくなってしまったが、彼の工房を見て北見と島は驚いていた(ツール、溶接器具、フライス盤はおろか、エンジン室まで完備し、自作のFRPパーツまで揃っていると言う本格的なもので、北見曰く「ヘタなチューナーはハダシで逃げちゃうぜ」と言う程)。
神谷 マキ(かみや マキ)
仕様・馬力:純正改タービン(メタル加工)仕様 約400馬力
搭乗車種:日産・シルビア S14(直接の描写なし) → ランサーエボリューション VI RS (CP9A)
ボディーカラー…スコーティアホワイト(ADVANCED TUNEシリーズ)、黄色(PSP版)
ナンバー:大阪33 ?20-552
エイジの異母の弟。エイジを実の兄のように慕っている。S14シルビアからランエボVI(CP9A)に乗り換え環状エリアで名が知れるほどになったが、エイジから見ればまだ未熟。「どんな時でもクルマのサイズを頭に入れて走らせろ」というエイジの言葉を、最初は疎ましく思っていたが、走り込むうちにその意味を理解しはじめる。また、東京からやってきた島と出会い、島が運転する自分のランエボVI走りを見て、走らせ方は違うが最終的な考えはエイジと同じであることを感じ取る。
稲田(いなだ)
マフラー作りの名人。愛称は「シゲさん」。大阪で「稲田製作所」を営んでいる(最近は専ら「近所の単車コゾー」の直管マフラーを作っている)。20年前の青山ゼロヨン全盛期に上京し、性能はそれほどでもないがハイトーンのエキゾーストで乗り手に高揚感を与えるマフラーをつくることで有名になる。そのまま東京に住み着くが、地上げにあい、自堕落な生活を送った結果「あの音」を作り出すことができなくなってしまった。失意のうち大阪へ戻った後、10年の歳月を経て再び「あの音」を取り戻す。エイジのランエボや、ブラックバードの911ターボのマフラーを製作する。

元ZEROのメンバー[編集]

城島編に登場したブーストアップ専門で売り出したチューニングショップ、解散前には富永も関わっていた。

城島 洸一 (きじま こういち)
搭乗車種:RX-7 後期型GT-X (FC3S)
ボディーカラー…クリスタルホワイト
仕様・馬力:詳細不明 450馬力
自動車評論家。かつてはチューニングショップ「ゼロ」に所属していた。「ビッグマウスの一発屋」と呼ばれた過去を否定するような態度を取っていたが、仕事で知り合ったレイナからアキオとZを紹介され、走りへの想いが蘇る。ロータリーエンジンより速いエンジンが他にもあることを認めつつも自分にとって特別な存在である(サバンナRX-7)にこだわり、かつて「ゼロ」で仕上げたその個体を捜し求め、ついには所有していた「伝説のプライベーター」林から譲り受ける。また一時的とはいえ、FCの名義を変更してアキオに所有させ、あらゆる知識を与えた。限られた期間で林と富永の手により最高の状態に仕上がったFCでZとブラックバードを狙う。初代AC版(R、PS2版も含む)ではちょうど連載途中であったために、最終的に付けられたGTウィングがついていない。
漫画ではエイジ編終了後に城島が司会を勤める自動車番組「ドライブGOGO」へレイナが出演することになったのがきっかけで登場し、レイナが走り手であることを城島が知るのはその後になるが、アニメ版ではレイナが登場した時点で既に城島とともに「ドライブGOGO」に出演。城島もレイナが走り手であることを既に知っていて、殆どレギュラーキャラの位置づけになっており、レイナに(漫画では山本が教えた)悪魔のZに対する推測を教えたり、R200CLUBがレイナ(と悪魔のZやブラックバード)を狙っていると忠告したりしている。
初期業務用・PS2・PSPで発せられる「ぷぅー」は笑い声ではなく、深呼吸の音。(この台詞を言う前に悪魔のZに搭乗、燃料をスッカラカンにするまで運転した後の台詞だった)
町田(まちだ)
ブーストアップ専門のチューニングショップ「ZERO」の元チューナー。城島には「どうってコトないブーストアップでもアイツが仕上げるとえらくイイ」「アイツならこのZ(悪魔のZ)以上のモノを作り上げるかもしれない」と絶賛されており、さらにはロータリー嫌いの富永をも虜にしたことから、天才的なセンスを持っていたことが伺える。城島は彼にFCをもう一度走らせようと協力を仰ぐが、「ZERO」が解散して5年、妻子を持ち車とは無関係の仕事に就き、ひとつの家庭を築き上げていた彼は城島の誘いを拒否。FCの行方だけを城島に教えた。
ミッちゃん
町田の妻で、娘もいる元ZEROの経理担当者。当初は町田が住んでいたアパートが無くなったがために、彼女のアパートに転がり込んできたらしく娘の誕生と共に急いで籍を入れたらしい。
松木(まつき)
元ZEROの経営者で現在は本人曰くキャバクラの雇われ店長をしているとのこと。外食系で商売上手。以前は北見との関わりがあってポルシェのチューニングを依頼したことがある。勤務先で北見と城島に再会を果たす、特に北見からは「あの時ポルシェを持ってきてくれたお前に感謝している」といわれるくらい恩義があった。

共同石油[編集]

城島編に登場御殿場の石川自動車へFCを探しに来たら、「伝説のプライベーター林」と出会う。富永と面識があり、北見も存在を知っていた。

林(はやし)
搭乗車種:RX-7 GT-X (FC3S)
ボディーカラー…クリスタルホワイト
ナンバー:沼津55 ?61-725
御殿場でガソリンスタンドを営む傍ら、プライベートでチューニングを行う、人呼んで「伝説のプライベーター」。特にロータリーエンジン車を得意としており、自嘲しながらも思い入れは深いものがある。仕上げた車はプライベーターながらかなりのレベルであり、さまざまなステージで北見チューンのL型エンジン車と競い合っていた。城島の情熱に打たれ、悪魔のZに対抗するためFC3S(サバンナRX-7)をチューニングする。
オキ
搭乗車種:MAZDA RX-7 Type R (FD3S)
ボディーカラー…グリーン(ADVANCED TUNEシリーズ)
御殿場周辺をテリトリーとする箱根最速の走り屋。林が手がけたライトチューンのMAZDA RX-7 Type R (FD3S)は箱根に雑誌取材でやって来るプロをカモる程の速さであったが、アキオとZに完敗。「本物の走り」を知るためにアキオの駆るZEROの MAZDA SAVANNA RX-7 GT-X(FC3S)と首都高で決着をつけるべくさらなるチューニングを施し挑む。しかし、「本物の走り」を間近で見たことで自分の走りのセンスのなさに気付く。

ガレージACE[編集]

ガレージACE編に登場したGT-R専門のチューニングショップ、R殺しのインテRをお仕置きするため34Rのデモカーで追撃し友也を感動させた。また城島編ではアキオとの面識がある。

友也(ともや)
搭乗車種:ホンダ・インテグラタイプR DC2(ADVANCED TUNE 3-4ではトヨタ・セリカ GT-FOUR ST205、AT6ではポルシェ・968ターボS)→スカイラインGT-R(R32)
ボディーカラー:イエロー(AT1)、ホワイト(AT2以降)
仕様・馬力:詳細不明・約200馬力(インテグラ)
専門学校生。DC2型インテグラタイプRを駆り、首都高速都心環状線外回りでGT-Rを追い掛け回す「Rキラー」と呼ばれていたが、ACE 後藤が駆るBNR34型GT-Rに敗れる。後藤にセンスを見込まれACE入りし、後藤が作り上げたデモカーのスカイラインGT-Rを駆るようになるが、ブラックバードとのバトルの際、そのGT-Rをクラッシュさせてしまう。その後、後藤やアキオの協力を得て日産・スカイラインGT-Rの新たなデモカーを製作する。柔軟で素直な性格。自分やその周囲を鳥瞰(俯瞰よりもさらに高い、文字通り鳥の視点)で見る感覚で動くことのできる稀有な才能を持つ。
後藤 元(ごとう げん)
搭乗車種: 日産・スカイラインGT-R V-specII (BNR34) (ACEデモカー)
ボディーカラー:イエロー(AT1)、ホワイト(AT2以降)
「ガレージACE」代表。GT-Rに心酔しており、RB26DETTのチューニングを10年以上続けている。ある日、C1外回りで「Rキラー」と呼ばれていた友也のインテグラタイプRを自らデモカーの日産・スカイライン GT-R V-SpecII (BNR34)で撃墜する。その後転がり込んできた友也の走りの資質に興味を持ち、それ以降弟のようにかわいがる。友也が全損させてしまったGT-Rの保険金破綻気味だったショップ再建資金としたため、新たなデモカー作りをアキオと友也に託した。「金属加工なら何でもできる」ほど手先が器用。
城島編にも端役で登場している。城島の取材のために貸し出したR33のデモカーを走らせるアキオを見て、改造車というものをよく理解しているドライバーだとすぐに見抜いた。
チューナーとしての腕は高く、彼の組むエンジンは富永をして「非常にその気にさせる」と評価させた。
北原 今日子(きたはら きょうこ)
元外資系銀行融資課のエリートで後藤のACEを担当。友也とは同棲していた。登場初期は合コンに出席したり、缶ビール片手に友也の車でドライブしたりと遊んでいる風の人柄だったが、後期には知的でクールな女性になっている。キャリア指向であったが、後藤との出会いで「知ったコトにより見える世界」を知り、そして見えたことによって価値観がかわり、ACEへの転職を決意。銀行の融資引き上げを引き延ばし、さらに企画屋の品川を唸らせるほどの手腕を発揮する。

山下ファクトリー[編集]

マコト編に登場したZ32専門のチューニングショップ、バブル景気の時代にはPMCレーシングのチューナーとして山下は活躍していた。また木村のとっちゃんと富永とは面識がある、木村からは「Z32でもう一度チューニングをやるなら、次は絶対に泣くなよ」と釘を刺されていた。

森下 マコト(もりした マコト)
搭乗車種:スバル・インプレッサ(GC8) → 日産・フェアレディZ 300ZX (Z32)
ボディーカラー…イエローパール(ADVANCED TUNEシリーズ)
彼氏の機嫌をとるために、「カネ掛けまくりの走り屋仕様」のスバル・インプレッサ WRX STi VersionVI (GC8)に乗っていたが、レイナや悪魔のZとの出会いをきっかけに彼氏と決別、インプレッサも売却する。その後、「山下ファクトリー」の山下とともに、Z32型フェアレディZを作り上げ、悪魔のZに挑戦する。 アキオからして、離隔的な者は本物と言った。
山下(やました)
搭乗車種:日産・フェアレディZ 300ZX (Z32)
マコトのフェアレディZ 300ZX (Z32)を組み上げた「山下ファクトリー」代表。人情に厚い性格で、インプレッサの売却に悩んでいたマコトを見かねて声を掛ける。若い頃からZ32チューンで名前を売っていたが、その苦労して作り上げたVG型エンジンを「幻のF1タービン」を組み挑んだ谷田部の最高速トライアルにてブローさせてしまった苦い経験を持つ。周りがZ32から離れる中、それ以降も頑くななこだわりを持ち続けており、チューニング(というよりZ32)に対して独自のポリシーがある。自称「Z32しか速くできない男」。チューニングからの引退を決意し、自分のノウハウをすべてつぎ込んだZ32をマコトに託した。
木村(きむら)のとっちゃん
タービン専門のオーバーホール職人。「幻のF1タービン」とよばれるいわく付きのIHI製RHC6RACINGタービンを隠し持ち、悪魔のZにセットすることを心待ちにしていた。職人気質で、口は悪いが技術力は本物。昔は船舶関係の過給機を扱っていた。
本人曰く、アキオに対し「自分の若いころに似ている」とのことだが、北見からは不評を買った。

相沢洸一の元仲間たち[編集]

高木は悪魔のZ復活編からで、彼以外は圭一郎編からの登場となり、富永とガッちゃんはレギュラーキャラクターに昇格。上田と吉岡はこれ以降登場はなくなった。しかし結局彼らは圭一郎編の終盤で北見に「原因がケイに無事に帰ってきて欲しいことを願い、ケイに走っている内に見えてくるものを伝えてやらなかった」という理由でお叱りを受けることになってしまった。

高木 優一(たかぎ ゆういち)
板金修理工場「ボディショップSUNDAY」社長。のちに「タカギボディワークス」に名称変更。また、相沢洸一のセリカXXのボディーワークをしたときの工場の名前は「タカギ板金」だった。中学卒業後にすぐ板金業界に入り、不器用で要領の悪い仕事振りから「グズいち」とあだ名をつけられていたが、北見にボディー製作を依頼されたことで才能が開花し数々のレーシングボディを製作。そして悪魔のZのボディを作り上げた。天才的なボディワークの技術を持っており、彼が手を入れたボディは他とは全く違った仕上がりを見せる。ガッちゃん曰く、どんなバカやニブいヤツでもわかるらしい。車が好きで好きでたまらない性格をしており、精魂込めて直した車を粗末に扱うオーナーに絶望し、一時は自分では車を扱わないようにしていた。どんなに丁寧に車を走らせても、走らせることによって確実に車にダメージを与えてしまうことに対する感傷的な感情からか、運転免許を一度も取得していない。しかしアキオの情熱に負け、イシダとのバトルで燃えてしまった悪魔のZを蘇らせた。その後はブラックバードなどにも力を貸している。好きな飲み物はウーロン茶
富永 公(とみなが こう)
「トミナガスピード」代表。ECUセッティングのスペシャリスト。エンジンを組ませても一流だが、「超一流ではない上に凝り性」なのでエンジンチューニングから手を引いた。通称「ジェッティングの富永」。まだ燃料コントロールがコンピュータ制御ではなくキャブレターだったころからその世界では有名な人物で、悪魔のZやブラックバードだけでなく、ほかの多くの車両のセッティングも手がけているがためキャブレターを使っていた時代には「燃調の鬼」とも呼ばれていた。かつては城嶋の所属していたショップ「ゼロ」や、山下のZ32のECUも手がけていたようだ。またそういったデジタルな面だけではなく、哲学者然とした人間的な部分も多く見受けることができる。車のパワーよりもそれを操縦する人間の容量(キャパシティ)次第で速さが決まる走り屋の世界では、いなくてはならない重要人物のひとりである。初登場はモンスターマシーン(ケイ)編であり、その時に登場した相沢洸一の昔の仲間の中で山本・太田・ガッちゃん以外でその後唯一レギュラーメンバーに昇格。なお、ユウジが乗ったS2000は元々彼が購入した車である。
佐々木 元(ささき げん)
登場車種:トヨタ・セルシオ (UCF10)
ボディーカラー…ブルー(ゲーム初期、PS3版)、パープル(ADVANCED TUNEシリーズ)
「SS(スピードショップ)マッハ」のオーナー。「ガッちゃん」の愛称で親しまれている。お調子者で涙もろい。妻と子供二人(どちらも女の子)がいる。中学の卒業式さえこないでくれといわれたワルガキで、運転技術(過去に軽く10台は全損させている)やエンジンのチューニングセンスこそなかったが、独学で勉強したエアロパーツのデザインは、今では大手エアロメーカーにも模倣されるほど認められるまでになった。愛車はパープル(ゲーム版初期、PS3版ではブルー)に全塗装されたセルシオ UCF10(かなり大きな修復歴アリと高木に見抜かれる)。なお、ゲームではJPP園田同様にカブせてくる事が多い。
本人曰く、「うちはセルシオのエアロが一番売れる」とのこと、奥さんも同じようなこといわれていてよくイジられている。
ADVANCED TUNEシリーズではプレイヤーの車がセルシオならば彼がチューニングしてくれるが外観も若干変化する(ゴールドエンブレムになる等)。さらにAT5では奥さんもアリストで登場。
上田 義一(うえだ よしかず)
「DRAG レーシング」の代表でガッちゃん曰く「足回りはコイツが一番うるさい」と言われるくらいこだわりを持っている。
吉岡 建一(よしおか けんいち)
「ヨシオカENG(エンジニアリング)」の代表でエキゾーストに関することは一品物の腕前と目利きを持っている、ガッちゃんに「お前のマフラーはいつでも騒音規制オーバーだっただろ」と言われて、「お前も昔は危険なパーツを散々売ってきたくせに」と反論した。

悪魔のZ登場編[編集]

朝倉 えりこ(あさくら えりこ)
悪魔のZの前所有者の妹。再び走り出したZとアキオを見て、亡き兄の姿を重ねてしまう。兄の不幸を断ち切るため、スペアキーで勝手に運転しZを海に沈めようとするが島に阻まれる。Z炎上の後、すべてを忘れるため海外(アニメ版ではイギリス)へ留学する。その後送られた島への手紙には、「(島)達也にも悪魔のZの事を忘れてほしい」旨が書かれていた。それ以降原作・アニメともに登場は無くなる。ブラックバードこと島達也とは恋仲であった。
ADVANCED TUNEシリーズでも悪魔のZを海に沈めようとしたがAT3・DS・4ではプレイヤーがこのレースで勝つと「私も良くやるわ…」と原作・アニメとは違ってやり過ぎたことを恥ずかしがっていた。AT5ではこのレースで勝利した場合、原作同様の展開になる。
朝倉 晶夫(あさくら あきお)
悪魔のZの元オーナーで、如何なる偶然かアキオと同姓同名。えりことは兄妹だったが、血の繋がりはなかったらしい。島とは友人同士であり、走り屋仲間でもあった。悪魔のZを手に入れてからはその魅力に取り付かれ、周囲を引き込むような過激な走りをするようになって首都高速湾岸線で事故を起こし、19歳の若さでこの世を去ってしまった。
コウちゃん(高橋功太)
搭乗車種:RX-7 GT-X (FC3S)(劇場版では、MAZDA RX-7 Type R (FD3S)、AT5ではRUF・BTRにも乗る)
ボディーカラー…ブリリアントブラック(FC3S、ADVANCED TUNEシリーズ)、ベロシティレッドマイカ(BTR、WMMT4)
自動車整備工場「高橋自動車」のオーナー。根っからの車好きでアキオとは気が合う。しかし悪魔のZを手に入れて以降、危険な目に遭いながらものめりこむアキオに危機感を抱き、Zを手放すよう忠告していた。2巻以降からはゲーム版を除き一度も登場しない。愛車はサバンナRX-7(FC3S前期型)。劇場版では仕事用の車として日産バネットトラック(SK型(日産呼称S21型))にも乗る。
ナンバー:横浜 322 う 59-27(劇場版)
マー(高橋正輝)
コウちゃんの弟でアキオの友人。ナンパ好きの軽い青年で、兄やアキオの車趣味にはあまり理解を示していない。高校を卒業後は出番無し。原作・アニメともに登場回数が薄れて行きそれ以来登場はしなくなる。
愛車はスクーター(原作・アニメ 車種不明 劇場版・スズキ・アドレスV125
嶋田 るみ(しまだ るみ)
アキオの高校の担任教師。悪魔のZに入れ込むアキオを一度は止めようとするも、逆に彼に惹かれるようになり、「おびえる心を隠さない」事と「必ず生きて戻る」事だけ念を押し、以後は何も言わずに見守るようになる。京都府生まれで、興奮すると思わず京都弁が出てしまう。アキオ曰く美人。しかし彼氏はいない。アキオが学校に通っている描写があった序盤以降、原作・アニメともに登場しない。

FDマスター編[編集]

新見(にいみ)
雑誌編集者、荻島信二の弟子でお調子者。下記の人物吉崎とも関係がある。『湾岸ミッドナイト C1ランナー』にも登場。
吉崎 良美(よしざき よしみ)
雑誌編集者、荻島信二の元恋人でブランド品の雑誌を製作している雑誌屋の一人、荻島と結婚を前提につき合っていたが二人の進むべき道が違ったがために仕事場が変わると同時に破局する。元走り屋ギャルでもある。
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』にも引き続き登場している。「GTカーズ」での読者モデルからライターとして経験を積み、現在では編集プロダクション「ドゥリー」の社長でもある。

湾岸ミッドナイト C1ランナー[編集]

通称「湾岸ミッドナイトのセカンドステージ」、キャッチコピーは「GTカーズを復刊せよ」。

新GTカーズメンバー[編集]

荻島 信二(おぎしま しんじ)
詳細は#荻島 信二の欄を参照
瀬戸口 ノブ(せとぐち ノブ)
搭乗車種:MAZDA RX-7 後期型Type R (FD3S)
ボディーカラー…ピュアホワイト(原作、京商ダイキャストモデルカー、WMAT5以降)
仕様・馬力:IHI製(HKS)タービン(種類は不明)シングルターボ仕様 約400馬力
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。いまどき風の若者であるが、祖父の薫陶を受け育った為か、特に対人関係について古風な価値観を持っている。学生時代近所の鉄工所で連日愛車をいじっていたキムスクに声をかけたことから車に興味を持ち、免許取得直後からキムスクのアドバイスを受けつつRX-7 FD3Sで首都高を走っていた。偽のRGOワークスステッカーを貼ったことで関係者の注目をあび、荻島に負けたことでRGOのメンバーとも面識を得る。
現在は「GTカーズ」の編集部付きアルバイト。知識もなく行き当たりばったりで走っていたがセンスは周囲に一目置かれるほど。初期の頃は走りのマナーも悪かったが、RGOや「GTカーズ」と関わりを持ったことで、周りに恥をかかさない走りを目指すようになる。
純粋に走ることを楽しむその姿は、知らず知らず周囲の大人たちに影響を与え、大人たちもかつての気持ちを思い出し、ノブに何かを伝えようとする。
彼のFDは事故車上がりだが(車体価格は20万円程度)、随所にキムスクのFCで使っていたパーツが移植されている。のちにリカコや渋川によってチューニングを施される。
のちに島からブラックバードを預かることとなり、その際にFDをキムスクのガレージに封印している(ちょうどFDの車検切れでもあった)。
その後ブラックバードはリカコの手により銀色にラッピングが施された。また、FDの様にアシには使えないため、渋川の改造したバイク[5]にも乗っている。
椎名 エリ(しいな エリ)
搭乗車種:ホンダ・S2000 AP1 (AT5ではRUF・RKクーペ、AT7ではポルシェ・ケイマンGT4
仕様・馬力:給排気系チューニング(詳細不明)約280馬力
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。資産家・椎名耕平の末娘で、父親から限度額無制限のキャッシュカードを与えられている。何をやっても満たされない思いを抱えつつ、チューニングを施したS2000で夜な夜な首都高を走っていたが、荻島やノブとの出会いが少しずつ彼女を変えていく事になる。
現在はノブ同様「GTカーズ」編集部付きアルバイト。自動車に対する興味も薄いため雑用ばかりだが、社会人経験もない彼女には新鮮で楽しいらしい。
彼女のS2000にはMUGENのパーツが使われている。また、レスポンスアップを狙い4連スロットル化されている。
ADVANCED TUNEシリーズで、ホンダ車の版権問題は、ポルシェケイマン系に乗り換える。
大田 和夫(おおた かずお)
詳細は#太田 和夫を参照
大田 リカコ(おおた リカコ)
詳細は#大田 リカコを参照
木村 進(きむら すすむ)
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。木村鉄工所を営む傍ら、エキマニなどを自作するプライベートチューナー。鉄工所のガレージには走り屋仲間が集まっていたため、子供時代のノブは自動車屋と思っていたらしい。走る仲間がひとりまたひとり居なくなる中で黙々と愛車FCをいじっていたが、ノブが事故車上がりのFDを純粋に楽しむのを見て現役を退き、ノブに自分の知っている全てを伝えようと決心する。
ノブいわく「俺のクルマをすっげー速くしてくれた、ちょっとヘンタイ入ってる人」。特技は服の上から女性のボディラインを観察すること。ノブのFDに自作の偽RGOワークスステッカーを貼った張本人で、ノブには理由も意味も説明せず「首都高で早く走れるおフダ」とだけ伝えている。「事故車上がりに寄せ集めのパーツでも、高価なパーツで組んだワークスFDと互角に闘える」とプライベートチューナーとしての矜持を覗かせるが、荻島のセッティングしたFDは「プロの仕事」として認めている。
現役時代には「GTカーズ」誌上で「スーパープライベーター・キムスク」として知られた存在で、「アフロのRYO」と並ぶ別格のFC使いだった。同年代の荒井(=RYO)とも面識があったが「GTカーズ」誌上で自分のアイデアをRYOに剽窃されたと思い、疎遠になっていた(荒井いわく「雑誌向けに面白く修正しただけで盗んだつもりはない」とのこと)。
荒井と「C1外回り6分切り」をしようとしたが、現役時代のあいだは結局失敗に終わり自分のFC3Sを犠牲にしたノブのFDに夢を託している。
吉崎 良美(よしざき よしみ)
詳細は#吉崎 良美を参照
荒井 広志(あらい ひろし)
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。愛媛県出身。複数のペンネームをもつ自動車評論家で、その文章は荻島や椎名に無条件で認められるほど。かつては大田曰く怪しいオイル輸入や中古車ブローカーなど、「車に関して金になる事なら何でもやる男」だったらしい。「GTカーズ」を買い取り再び出版する為、荻島や大田に声をかけ、椎名をスポンサーとして迎えるなど精力的に活動する。大田に「GTカーズ」復刊の真意について問われるが、「チューニングカーがただ好きなだけ」と答えている。
かつては「RYO(リョウ)」と呼ばれた誌上顔出し厳禁の伝説のロータリー乗りの男(キムスク曰く「顔がブサイクで顔出しがダメだった」とのこと)、かつて自分がやった「C1の6分切り」はキムスクも現役時代は失敗に終わったため、荻島に託す狙いがあった。自動車評論家に転向しそうな荻島をその気にさせる当て馬としてノブに目をつけたが、自身もまたノブにさまざまなことを伝えようとする。マイケル・ジャクソンと同い年。
椎名 耕平(しいな こうへい)
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。複数の病院を傘下に収める医療法人の経営者で、エリの父親。新生「GTカーズ」の有力スポンサー。
かつては潤沢な資金を背景にレース活動を行っており、首都高を走る最初期の「首都高族」でもあった。曰く「本当に車に狂っていた」との事で、レースカーを首都高で走らせ大事故を起こし、瀕死の重傷を負った過去も持つ。
昔の自分のように危険な走りにのめりこむエリを留まらせたいと思っており、荒井の提案でエリのエスカレートを止める交換条件で「GTカーズ」のスポンサーになる。
国産車はハコスカGT-RやS800、R32GT-R他、外車はBMWやポルシェなど若いころは何でも乗っていたらしい。自分が買ったS2000は本人曰くすっかりエリのものになってしまったとのこと。
佐藤 公彦(さとう きみひこ)
搭乗車種:NISSAN SKYLINE GT-R (BNR32)
仕様・馬力:T78シングルターボ仕様 馬力不明
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。かつてはその過激な走りから「マッドドッグ(狂犬)」と呼ばれ、C1の6分切りに最も近づいたと言われた、90年代首都高伝説の一人。荒井曰く、「真性のRバカ」であり、「マッドドッグ」は「狂犬」ではなく、C1の6分切りに夢中になった「熱狂の走り」とのこと。
登場時にはRの車検を切らしており、新しく購入したホンダ・インサイトに乗り、新生GTカーズにもさほど興味を示さなかった。しかし、荻島やノブとの出会いにより少しずつ情熱が甦り、ノブのFDと共に再びC1の6分切りに挑む。
渋川 圭介(しぶかわ けいすけ)
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。過去20年で5人程度、気に入った走り屋を無償でサポートするという謎のプライベートチューナー。かつてマツダで勤務していた経験がある。佐藤の32Rの整備歴を調べたリカコがその名に行き着き、整備を引き継ぐ挨拶に向かった頃にはクルマへの情熱を失いかけていたが、センスはあるものの危なげなノブの走りが気になり、FDの無償サポートを申し出る。
現在は高級マンションの自宅で株式投資をする一方、『RX-078』のハンドルネームで自動車評論家顔負けの情報ブログサイトを開設している。
有栖 高彦(ありす たかこひ)
搭乗車種:日産・GT-R(R35)(AT6まではシボレー・カマロ ZL1、AT7からはメルセデスAMGCLK GTR
ボディーカラー…ホワイトパール(AT5-AT6のカマロ)、シルバー(AT7のCLK GTR)
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。チューニングショップ「有栖ガレージ」代表で通称「タカ」。荒井とは同郷であり、荒井は高校の先輩にあたる。かつてRB26系GT-Rのチューニングでそれなりに名を残しており、その中でもコンプリートカーは「アライズGT-R」の通称がある。かつては専門学校を出てから荒井の口利きでポルシェディーラーでメカニックを勤めていた。「チューニングショップには利益を生む後ろ盾がいる」という信念を持ち、タルガオイルの輸入権を手に入れその輸入権料をショップの後ろ盾としている。
カスタムショーに出展していたR35をきっかけに荒井と再会。GTカーズに参画しつつアライズGT-Rの回収を目論んでいる。また、かつて首都高で島のブラックバードに抜かれた経験がある。
ADVANCED TUNEシリーズで、R35の版権問題(ゲームドレスアップ不可)か、有栖の車はカマロZL1に変更(AT7はCLK GTR)。
南雲 ヨシキ(なぐも)
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。岡山のGT-R系チューニングショップ「ヤマトレーシング」代表。暴走族上がりで「瀬戸の暴れん坊」と呼ばれるほどキレやすい。実家は土建屋であり、高校中退後10年実家の家業で働いた後ショップを立ち上げた(ショップは元は実家の土建屋の資材置き場を改装したもの)。
チーフメカニックの岸本の進言でアライズGT-R(R34型)を回収、自身のショップのデモカーとして使用していた。
岸本礼二(きしもと れいじ)
『湾岸ミッドナイト C1ランナー』から登場。「ヤマトレーシング」チーフメカニックでかつて「有栖ガレージ」でチーフメカニックを務めていた。社長の南雲にアライズGT-R(R34型)の回収を進言、さらに自分なりに手を加えていた。R34を求めヤマトレーシングにやってきた有栖と再び組むことに。

脚注[編集]

  1. ^ 彼が搭乗しているFDはRGOのデモカーであり、彼の所有物ではない。
  2. ^ 単行本41巻表紙より。この色はRX-7のカタログ色にはない際、特注色であると思われる
  3. ^ ただし原作においてレイナの「純正より明るいシルバー」というセリフがあるため特注色である可能性が高い
  4. ^ 単行本第19巻223ページでリカコが英次から受け取った名刺を返すシーンで判明。
  5. ^ 見た目はヤマハ・シグナスだがヤマハ・SDRのフルチューンエンジンとミッションを移植している。