前川一男
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前川 一男(まえかわ かずお、1922年11月28日 - 1995年10月22日)は、昭和時代の労働運動家。全日本労働総同盟(同盟)書記長。
経歴
[編集]千葉県生まれ。1939年東京電燈(1942年関東配電)に入社。1940年電機学校高等工業科卒業[1][注 1]。兵役を経て、1946年関東配電従業員組合変電支部執行委員となり、労働運動に入る。1948年日本電気産業労働組合(電産)関東地本常任執行委員。1950年電産を脱退、関東配電(1951年東京電力)労働組合を結成、書記長。1952年東京電力労働組合副委員長、1960年同委員長。1967年全国電力労働組合連合会(電労連)会長(~1973年)[1]。1968年全日本労働総同盟(同盟)副会長[2]。1970年2月から滝田実全繊同盟会長(同盟会長)、宝樹文彦全逓委員長、原口幸隆全鉱委員長、宮田義二鉄鋼労連委員長らと労働戦線統一問題に関する非公式会議を持ち、同年11月に労働戦線統一世話人会を発足させ、そのメンバーとなった[3][4]。1972年同盟書記長。1980年同盟書記長を退任[1]、全国一般労働組合同盟(一般同盟)会長[2]。1987年友愛会議副議長[5]。1989年日本労働組合総連合会(連合)初代副会長[6]。1993年勲二等瑞宝章を受章[7]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『現代人名情報事典』では1939年電機学校卒。『20世紀日本人名事典』では1939年電機学校電気科卒。『諸君』第4~6号148頁では1941年電機学校電気科高等工業科卒業。
出典
[編集]- ^ a b c 高木郁朗監修、教育文化協会編『日本労働運動史事典』明石書店、2015年、324頁
- ^ a b 平凡社教育産業センター編『現代人名情報事典』平凡社、1987年、935頁
- ^ 『日本労働年鑑 第52集 1982年版』 (PDF) 法政大学大原社会問題研究所
- ^ 労戦統一世話人会[労]1970.11.11『社会・労働運動大年表』解説編
- ^ 『日本労働年鑑 第58集 1988年版』 (PDF) 法政大学大原社会問題研究所
- ^ 法政大学大原社会問題研究所編『日本労働年鑑 第60集 1990年版』労働旬報社、1990年
- ^ 20世紀日本人名事典の解説 コトバンク
関連項目
[編集]- 天池清次 - 前川が同盟書記長だったときの同盟会長。
- 民主社会主義研究会議 - 理事を務めた。