コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

前田駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
前田駅
まえだ
Maeda
幌似 (3.0 km)
(3.1 km) 西前田
所在地 北海道岩内郡共和町前田
北緯42度59分28秒 東経140度34分39.2秒 / 北緯42.99111度 東経140.577556度 / 42.99111; 140.577556座標: 北緯42度59分28秒 東経140度34分39.2秒 / 北緯42.99111度 東経140.577556度 / 42.99111; 140.577556
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 岩内線
キロ程 9.0 km(小沢起点)
電報略号 マヘ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1912年大正元年)11月1日[1]
廃止年月日 1985年昭和60年)7月1日[1]
備考 岩内線廃線に伴い廃駅
テンプレートを表示

前田駅(まえだえき)は、北海道岩内郡共和町前田にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)岩内線廃駅)である。電報略号マヘ事務管理コードは▲131803[2]

駅構造

[編集]

廃止時点で、島式ホーム(※片面使用)1面1線を有した地上駅であった。ホームは、線路の南側(岩内方面に向かって左側)に存在した[3]。かつては島式ホーム1面2線を有する、列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった駅舎側の1線は、交換設備運用廃止後に撤去された[3]。そのほか、小沢方から分岐した側線を1線有していた[3]

職員配置駅(業務委託駅)で、駅舎は構内の南側に位置し、ホームとは通路で連絡した[3]

駅名の由来

[編集]

当駅が所在した地名(開業当時の、岩内郡前田村)より。地名は、この地の開拓を計画した旧金沢藩主前田利嗣の姓に由来する[4]

利用状況

[編集]
  • 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は203人[3]

駅周辺

[編集]

歴史

[編集]
1976年の前田駅と周囲約500m範囲。左が岩内方面。島式ホーム1面2線であったが、駅舎側レールが撤去されホームの駅舎側も植栽されて木々が茂っている。駅舎横岩内側の貨物積卸場に貨車が留置されているが、この貨物線は引込線ではなく駅舎前を横切り、小沢側で本線へ接続している。この駅も幌似駅と同様に、かつては農作物の搬出が盛んであった。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅跡

[編集]

1999年(平成11年)時点で駅舎は解体され、当時の駅前への道路が旧構内を貫く形で反対側へと通り抜けており、ホームは分断された形で残存している[7]、2011年(平成23年)時点でも同様であった[8]。貨物ホームも残っている。

隣の駅

[編集]
日本国有鉄道
岩内線
幌似駅 - 前田駅 - 西前田駅

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、845頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、223頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c d e 『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』小学館、1983年7月、60頁。 
  4. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、29頁。NDLJP:1029473 
  5. ^ 『官報』 1912年10月30日 鉄道院告示第33号(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 「岩内線前田駅を業務委託に」『交通新聞』交通協力会、1961年9月27日、1面。
  7. ^ 『鉄道廃線跡を歩くVII』JTBパブリッシング、2000年1月、62頁。 
  8. ^ 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、14-15頁。 

関連項目

[編集]