前野直定
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前野 直定(まえの なおさだ、1911年〈明治44年〉1月21日 - 1971年〈昭和46年〉7月24日)は、日本の銀行家[1]。板垣退助先生顕彰会創立発起人兼顧問 [2]。
来歴
[編集]1911年(明治44年)3月8日、吉本家の男子として、高知県高知市鷹匠町2に生まれる[1]。のち前野家を継いで姓を改む[1]。
高知県立高知城東中学校(現・高知追手前高校)卒業後、旧制高知高等学校を経て、1935年(昭和10年)、東京帝国大学法学部法律学科に学ぶ[1]。東京帝大法学部法律学科在学中に高等試験行政科に合格[3]。
東京帝大法学部法律学科を卒業後、横浜正金銀行に入り、1941年(昭和16年)、大蔵省に入省。為替局属[3]。1944年(昭和19年)4月、総務局。1949年(昭和24年)12月、理財局。1950年(昭和25年)5月、理財局次長。同年7月、大臣官房調査部長兼国立国会図書館支部。1951年(昭和26年)、経済安定本部財政金融局次長となる。1954年(昭和29年)退官し、四国銀行頭取となり17年在職した[1]。
この間、高知県公安委員長、高知県銀行協会会長、高知県共同募金会会長等を歴任[1]。
1968年(昭和43年)、板垣退助先生顕彰会顧問に就任し、東京・品川での「明治百年・板垣退助先生五十回忌墓前祭」の開催に各種協賛[2]。
1971年(昭和46年)7月24日、死去[1]。享年60歳。
補註
[編集]参考文献
[編集]- 『高知県人名事典(補遺)』高知県人名事典編纂委員会編、高知市民図書館、1972年(昭和47年)
- 『板垣精神』一般社団法人 板垣退助先生顕彰会 編纂、2019年、ISBN 978-4-86522-183-1 C0023