コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

大蔵省大臣官房調査部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大蔵省大臣官房調査部(おおくらしょうだいじんかんぼうちょうさぶ)は大蔵省大臣官房に置かれていた部署である。

概要

[編集]

起源は1936年5月4日金融政策を全般的に企画するため、設置された理財局金融課である。金融課は資金統制の強化につれ、「優に一局をなす」規模にまで達していった[1]1940年12月18日に企画課と改称。1941年11月27日大臣官房にも企画課を設置。財政金融に関する企画などを所管した。1942年11月1日、大臣官房企画課が総務局へ移管し、理財局企画課を理財局金融課へ再び改称。1944年11月には理財局証券課となる。戦後になると、総務局は解体され、文書事務は大臣官房文書課、統計調査事務は理財局調査課、資金計画事務は理財局国庫課(後には経済安定本部財政金融局)へと分掌されるようになった。それらのうち、文書事務と統計・調査事務を再び統合して、1949年6月1日に大臣官房調査部が設置されるに至った[1]

調査部長

[編集]
氏名 就任年月日 備考
石田正 1949年6月1日
長郷堅太郎 1949年12月1日 心得
酒井俊彦 1949年12月22日 調査部次長事務取扱[注 1]
前野直定 1950年7月14日
石野信一 1951年5月1日

調査部次長

[編集]
氏名 就任年月日 備考
長郷堅太郎 1949年6月1日 調査部長心得[注 2]
酒井俊彦 1949年12月22日 事務取扱
谷村裕 1950年2月9日

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 〜1950年2月9日。
  2. ^ 1949年12月1日〜。

出典

[編集]
  1. ^ a b 牧原出『内閣政治と「大蔵省支配」:政治主導の条件』中央公論新社、2003年7月発行、48頁