加藤ひさし
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加藤 ひさし | |
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出生名 | 加藤 弥 |
別名 | ヒサシ・ビザール、加藤“ピエール”ひさし |
生誕 | 1960年11月22日(64歳) |
出身地 | 日本,埼玉県大里郡妻沼町(現熊谷市) |
学歴 | 千葉工業大学卒業 |
ジャンル |
ロック ネオGS |
職業 | ミュージシャン、作詞家、作曲家 |
担当楽器 |
ボーカル ギター ベース ピアノ ハーモニカ マラカス タンバリン |
活動期間 | 1979年 - |
共同作業者 |
THE BIKE ザ・コレクターズ(THE COLLECTORS) EEL ALE BREWER KOTARO AND THE BIZARRE MEN CHANGE ENERGY’S 21st Century Stars |
加藤 ひさし(かとう ひさし、本名:加藤 弥、1960年11月22日 - )は、日本のミュージシャン。ザ・コレクターズ(THE COLLECTORS)のリーダー、ボーカル担当。 ザ・コレクターズで楽曲を制作するほか、矢沢永吉の詞を手がけるなど、作詞家・作曲家としての提供作も多数。
概要
[編集]ザ・コレクターズのボーカル兼リーダー。ザ・フーやピンク・フロイドに影響を受けて[1]、1979年にモッズ・バンド「THE BIKE(元エキセントリック・ジャム)」を結成。1985年に解散し、翌年にザ・コレクターズを結成。以来、30年以上に渡って音楽活動を続けている。
ザ・コレクターズの楽曲制作のほか、藤井フミヤや矢沢永吉、小泉今日子などの歌手にも楽曲を提供している。
近年は東日本大震災の原発事故などから、「脱原発」を訴えている。再生可能エネルギーへの転換を目指して、バンド「CHANGE ENERGY’S」を結成し、2013年にはフジロック・フェスティバルに出演した。
来歴
[編集]- 1979年
- 1980年
- ザ・ジャムの来日公演を観に行き、その衝撃から、何もない埼玉県県北部からモッズとなる。
- エキセントリック・ジャムを「THE BIKE」と名を改める。[3]
- 大学卒業後は、サラリーマンをしながらバンド活動を続ける。
- 1985年
- THE BIKEに新たにベーシストを迎え「THE BIKES」と改名、ボーカルに専念するも解散。
- 1986年
- 2月、THE COLLECTORSを結成。バンドの名付け親は加藤自身である。その後バンドにはギタリストの古市コータローらが加入する。
- 1987年
- 11月21日、THE COLLECTORSのアルバム『僕はコレクター』でメジャーデビュー。
- 1991年
- 9月30日、「PATi PATi Rock'n Roll」誌上の連載を一冊にまとめた『アメイジング・ストリート』を出版。
- 1996年
- ROLLYと21st Century Starsを結成、シングル『21世紀のラヴァーズ』をリリース。
- 2008年
- 古市コータロー、オカモト"MOBY"タクヤ(Scoobie Do)、キタシンイチ(The JFK)とテスコの楽器を演奏するエレキバンド、KOTARO AND THE BIZARRE MEN(コータロー・アンド・ザ・ビザールメン)を結成。ボーカルとベースを担当。
- 2009年
- 1月よりBSフジ放送「続・BS☆フジイ」のコーナー「加藤先生のロック塾」に加藤塾長として準レギュラー出演[4]。
- 1月8日、古市コータローとポッドキャスト「池袋交差点24時」配信開始。
- 12月、ポッドキャスト「池袋交差点24時」がiTunes Store「iTunes Rewind 2009」のポッドキャスト部門にて、ベスト25に選ばれる。以降2010年、2013年、2014年、2015年でも同部門に選ばれている。
- 2012年
- 6月19日、古市コータローらと共に、SUNTORY「STONES BAR」のCMに出演。
- 9月7日、ポッドキャスト「池袋交差点24時」が、P-Vine BOOKsにより書籍化。
- 9月12日 、KOTARO AND THE BIZARRE MENの1stアルバム『エレキの若旦那』をリリース。
- 2013年
- 2014年
- 7月、日本コロムビア所属のミュージシャンや歌手をゲストに迎えるUstream配信番組、「加藤ひさしのコロムビア大行進」が開始。ゴーイング・アンダーグラウンドの松本素生と共にMCを務める。。
- 2020年
- 11月3日 - 9日、八木橋百貨店にて加藤ひさし衣装展「I’m only 60 years old」が催される。
- 11月23日、THE COLLECTORSとして加藤ひさし還暦記念バースデーライブが行われる。
人物
[編集]- 身長は183cm。体重は78kg。血液型はA型[1]。
- 好きな映画は、『テオレマ』、『茂みの中の欲望』、『コレクター』など。[1]『コレクター』は、自身のバンド「ザ・コレクターズ」の名前の由来である。
- THE BLUE HEARTSの甲本ヒロト、真島昌利とは、お互い前身バンド時代から友人であった。THE BLUE HEARTS結成のおり、加藤にベーシストとして加入するように打診されていた。しかし、モッズとは正反対のロックバンドとの事でモッズスーツは脱げないとの理由で加入を断っている。[2]
- ベスパのオートバイ「P125X」に26年以上乗っている。[1]
- 好きな食べ物は、グリーンカレー、ベトナムのフエ料理など。[1]
- 影響を受けたアーティストはザ・フー[1]、ピンク・フロイド[1]、シド・バレット[1]、レイ・デイヴィス[1]、ピート・タウンゼント[1]、ビートルズ[5]。
- 2007年頃からは、ロックの学園で加藤ひさし教諭として講義を行っている。様々な事柄をロックにとらえた「ロック物理」や「ロック日本史」、「ロック天文学」などを講義している。
- モッズレーベル「ミステリーサークルズ」のプロデューサー。
主な楽曲提供
[編集]作詞
[編集]- 矢沢永吉「Oh! ラヴシック」「風の中のおまえ」「THE STRANGE WORLD」「フォーチュン・テイラー」「ヘヴンリー・クルーズ」「ロックンロール・バイブル」「寂しくてたまらない」「バーチャル・リアリティ・ドール」「永遠のひとかけら」「金ピカのドレス」「I have no reason.」「THE TRUTH」「リナ」「ラヴ・ファイター」「Brother!」「愛のいたみ〜LOVE HURTS〜」「#9おまえに」「ロンサムシティ」「フリーダムライダー」「ミッドナイトファイティングボーイ」「Oh Yeah」「ロックンロールドラッグ」「ドクター!ドクター!」「ONLY ONE」「トワイライトにひとり」「居場所」「ワニ革のスーツ」「古いカレンダー」「パニック」「Mr.ビビルラッシー」
- 稲垣潤一「SWEET TRAGEDY」「この道の向こうに」
- フラワーズ「3-D HEAVEN」
- 中島卓偉「イミテイションボーイ」
- 旺福「エブリデイ・ワウ・ワウ(日本語バージョン)」「ドレミ(DO RE MI)(日本語バージョン)」「Coffee Love Song(日本語バージョン)」
- Itsco「真冬のひまわり」
- 野宮真貴「私の知らない私」(野宮真貴と共作)
- 藤井尚之「Silly My Love」
作曲
[編集]- 小泉今日子「HEART OF THE HILLS」(THE BIKE「Too Shy Boy」の歌詞違い)「TELL ME…」
- 圭修「かくし味」
- 川村万梨阿「ひとりぼっちのヴィーナス」
- 中山忍「CALL ME A GIRL」
- 沢田研二「PLANET」(THE BIKE「僕はひどいパラノイア」の歌詞違い)「生きてる実感」
- BOYSTYLE「BOYS BE STYLISH!」「正義の恋」
- 及川光博「ベストフレンド」「シャンデリア・ラブ」
- チン☆パラ「君にありがとう」(ザ・コレクターズ「ザ・バラッド・オブ・ロンサム・ジョージ」の歌詞違い)
- 海堂ジャン/ゲキレッド(鈴木裕樹)「進めのススメ」(獣拳戦隊ゲキレンジャー 第39話エンディングテーマ)
作詞・作曲
[編集]- 藤井フミヤ「JOIN TOGETHER」
- 古市コータロー「悲しいのは俺だけかい?」
- AAA「キモノジェットガール」※『21st Century Stars』名義
- 中嶋美智代「夢見る君と僕」※ザ・コレクターズのカバー
- 伊藤銀次「僕は恐竜」※ザ・コレクターズのカバー
- メロン記念日×THE COLLECTORS「青春・オン・ザ・ロード」※メロン記念日とコレクターズによるコラボレーション
- 松たか子「恋のサークルアラウンド」
主なプロデュース作品
[編集]主な参加作品
[編集]- 『ピチカート・ファイヴ』(1998年) - ピチカート・ファイヴのアルバム「眺めのいい部屋 'a room with a view'」
- 「ひとりじゃないよ」(2016年) - TOSHI-LOW(BRAHMAN)、キヨサク(MONGOL800)らによるプロジェクト「THE HUMAN BREATHS」のチャリティソング
- 『MAGICAL MYSTERY COVERS』(2018年) - THE GOGGLESのトリビュートアルバム「I WANNA CALL YOUR NAME(抱きしめてみたい)」(加藤ひさし&1966カルテット)
出演
[編集]テレビ
[編集]ラジオ
[編集]- MIDNIGHT ROCK CITY(1995年4月 - 1996年9月、NACK5)
- ソング・アプローチ(2013年4月 - 2017年4月2日、NHK-FM)
- 池袋交差点24時 ラジオ版(2021年1月 - 2023年9月、ミュージックバード)
CM
[編集]著書
[編集]- アメイジング・ストリート(1991年、ソニーマガジンズ)
- 池袋交差点24時(2012年9月24日、Pヴァイン・ブックス) - 加藤ひさし/古市コータロー名義
脚注・出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j ザ・コレクターズ プロフィール
- ^ a b ザ・コレクターズのDVD『HAPPENINGS 20YEARS TIME AGO AND NOW〜THE STORY OF THE COLLECTORS〜』より。
- ^ 伝説のバンド特集「THE BIKE」
- ^ “続・BS☆フジイ”. BSフジ. 2024年11月24日閲覧。
- ^ 加藤が「音楽もファッションも生き方もビートルズに教えてもらった」と公言している。
- ^ “スネオヘアーがフミヤの前で超極貧エピソード披露”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2009年1月9日). 2024年11月24日閲覧。
- ^ “MA HEADLINES#549:THE COLLECTORS”. ミュージック・エア. アトス・インターナショナル (2024年11月23日). 2024年11月24日閲覧。
- ^ “サントリーストーンズバーCMにChar、ヒロティ、黒猫ら”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2012年6月21日). 2024年11月24日閲覧。
- ^ シーチキン兄弟 [@seachickenkd] (2021年10月1日). "シーチキン兄弟が、若女将の宮﨑あおいさんと箭内道彦監督とともに、シーチキン食堂のCMを卒業しました。とても寂しいです。七年間に渡るご愛顧、誠にありがとうございました!". X(旧Twitter)より2024年11月24日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ザ・コレクターズ公式サイト
- THE BIKE 特集ページ
- コータロー&ザ・ビザールメン公式サイト
- 池袋交差点24時 加藤ひさしと古市コータローによるポッドキャスト
- 加藤ひさし大図鑑 加藤ひさしの提供作に関するmyspace