加藤千麿
表示
加藤 千麿(かとう かずまろ、1938年(昭和13年)1月1日- 2023年(令和5年) 2月25日)は、日本の実業家。元名古屋銀行取締役会長。関東州大連市生まれの引揚者。長女はフリーアナウンサーの加藤千佳。名古屋銀行頭取の藤原一朗は娘婿(次女の夫)。
来歴
[編集]関東州大連市で加藤廣治の子として出生して同地で9歳まで過ごし、1945年の敗戦で引揚者として日本に入国した[1]。
愛知県立旭丘高等学校を経て、1963年に慶應義塾大学法学部卒業後、東海銀行入行。1968年に父が創業した[1]名古屋相互銀行入行。1974年に取締役となり、1975年に代表取締役常務就任、以後43年間にわたり代表取締役を務めた[2]。
1982年に名古屋相互銀行社長就任、1989年に名古屋相互銀行の普通銀行への転換により、名古屋銀行頭取就任。また1997年から1999年まで第二地方銀行協会会長を務めた。
2006年に頭取を簗瀬悠紀夫に譲り、代表取締役会長に就任し、2018年に代表権のない取締役会長となった[2]。
2023年2月25日、死去[4]。85歳没。死没日付をもって正五位に叙された[5]。
脚注
[編集]- ^ a b “著者紹介:加藤千麿”. 中部経済新聞 (2013年3月14日). 2019年5月21日閲覧。
- ^ a b “名古屋銀会長、代表権を返上 43年ぶり”. 日本経済新聞 (2018年5月11日). 2019年5月21日閲覧。
- ^ “平成23年春の叙勲 旭日中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 1 (2011年). 2016年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月10日閲覧。
- ^ “名古屋銀行・加藤千麿会長死去 85歳:ニュース:中日BIZナビ”. 中日BIZナビ. 2023年2月27日閲覧。
- ^ 『官報』第949号9頁令和5年4月3日
参考資料
[編集]- “第100期定時株主総会招集ご通知” (PDF). 名古屋銀行 (2018年6月5日). 2019年5月21日閲覧。
- “名古屋銀行第100期有価証券報告書” (PDF). EDINET (2018年6月25日). 2019年5月21日閲覧。
- “代表取締役の異動に関するお知らせ” (PDF). 名古屋銀行 (2006年5月23日). 2019年5月21日閲覧。
ビジネス | ||
---|---|---|
先代 (普通銀行に転換) |
名古屋銀行頭取 初代:1989年 -2006年 |
次代 簗瀬悠紀夫 |
先代 山本幸助 |
中部経済同友会筆頭代表幹事 第44代:2001年 -2002年 |
次代 磯部克 |