加藤泰建
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加藤 泰建(かとう やすたけ、1946年 - )は、日本の文化人類学者。東京大学教養学部教養学科を経て、東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。埼玉大学名誉教授。専門は、ラテンアメリカ研究・アンデス考古学。
略歴
[編集]- 1971年 東京大学教養学部卒業
- 1973年 東京大学大学院社会学研究科退学
- 1973年 東京大学教養学部助手
- 1977年 埼玉大学教養学部講師
- 1979年 埼玉大学教養学部助教授
- 1989年 埼玉大学教養学部教授
- 1996年 埼玉大学学生部長(1998年まで)
- 1997年 埼玉大学留学生センター長(2000年まで)
- 2000年 埼玉大学副学長
- 2008年 埼玉大学理事
- 2014年 埼玉大学理事を退任、同大学名誉教授
著書
[編集]- 「クントゥル・ワシの墓」(『ラテンアメリカ研究年報』11号、1991年)
- 『ジャガーの足跡』、(共著)、東海大学出版会、1992年
- 『世界を掘る』、(共著)、学生社、1993年
- 「アンデス形成期の祭祀建築」(『民族芸術』VOL.9, 講談社, 1993年)
- 「永遠の物と壊れる物」(『岩波講座文化人類学3 「もの」の人間世界』、岩波書店、1997年)
- 『文明の創造力』、(共編著)、角川書店、1998年
論文
[編集]- 「ラテン・アメリカに関する最近の文化人類学的研究 (Ⅰ) 先史学」(落合一泰・加藤泰建・小泉潤二・増田義郎・小池佑二・長島信弘・藤井竜彦) , 民族學研究 40(1), 62-65, 1975
- 「ラテン・アメリカに関する最近の文化人類学的研究 (Ⅱ) エスノヒストリー」(大貫良夫・小池佑二・小泉潤二・増田義郎・松本亮三・落合一泰・加藤泰建・長島信弘・中林伸二) , 民族學研究 40(3), 227-232, 1975
- 「ペルー,ラ・パンパの土器分類と型式論」 , 民族學研究 41(3), 268-273, 1976
- "The Formative Pottery of the La Pampa Site, Ancash, Peru" (寺田和夫・加藤泰建) , 人類學雜誌 85(2), 131-152, 1977
- 「ペルー国北部山地ラ・パンパ遺跡の形成期土器」(磁田和夫・加藤泰建) , 人類学雑誌 85(2), p131-152, 1977
- 「アンデス形成期の祭祀建築 (南アメリカの先史芸術)」 , 民族芸術 (9), 37-48, 1993
- 「クントゥル・ワシ遺跡の発掘調査」 , 学術月報 52(1), 44-49, 1999
- 「ユネスコ・プロジェクトとしてのクントゥル・ワシ遺跡の修復保存事業」(大貫良夫・加藤泰建) , 古代アメリカ (5), 49-68, 2002
- 「クントゥル・ワシ遺跡と地元住民」 , 季刊民族学 31(3), 30-35, 2007
- 「クントゥル・ワシ神殿とアンデス文明の形成期」 , チャスキ (36), 6-18, 2008
翻訳
[編集]- サラ・ブラファー・ハーディ『女性の進化論』、(松本亮三共訳)、新思索社、1989年
- マイケル・コウ(en:Michael D. Coe)『古代マヤ文明』、(長谷川悦夫共訳)、創元社、2003年